手組みの豆4
今回は受けの重複について
手組みの基本に重複を避ける事があるが今回はそのお話
例1、孤立重複
図1は1向聴でここから何を切るのが良いだろうか?
打牌候補は4p、7p、4s辺りだが受け入れ枚数的に打4por打7pが最大になる。
「4pが塔子になる受け入れ」と「7pが塔子になる受け入れ」に重複があるからだ。
1向聴とできる塔子の強さから打4pが良さそうである。
例2、複合形孤立重複
では次の図2である。
2m、2p、8pの孤立牌比較なので重複は無いように見える。
だが2pと8pには重複の受けがある。
実はこれ萬子の2456は12347受けである。
筒子は2456→12347受け、4568→36789受けで37が受け被りしている。
2por8p切りが受け入れ最大になる。
例3、塔子塔子重複
6ブロック1向聴なのでどこかの塔子を切る形。
4m受けが重複している23か56の塔子のどちらかを外すのが受け入れ最大。
普通は待ちの強さから56mを外すだろうか。
例4、塔子孤立重複
図4は思ったより難しい。
色々勉強すると346って形は下手に触るのは良くないと教わるしそれは間違ってはいないのだがここでは打6mが(多分)普通だと思う。
簡単じゃないの?って思った人もいるだろうけど
「5mが入った連続形が受け入れ広いから打9sとか打4pとか駄目なの?」
って言う人に理由を上手く説明できる?って考えると
ムズくない?って思う。
まとめ
重複を避けることが受け入れの増加につながるというお話である。
重複してるけど他の事情で敢えて重複を持つこともある。
例えば図5は123の三色、赤五萬、重複4mで迷う余地があるかもしれない。
重複を避け打6mとするか、三色と赤を使い切る打5pか、もしかすると三色を見切って打3mなんてのもあるかもしれない。
重複避けるのが常に最善ってわけではないが手組技術向上の一助になれば幸いである。
皆さんは図5から何を切りますか?
私は6m切りそうだなぁ
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