関西ひとり旅④大阪・人生初ミナミでご褒美グルメ
前の記事のつづきです
さて、本日1食目の晩ごはん。
前から一度行ってみたかったお店へ、おひとりさまディナー。HSP/エンパスで基本的に繁華街は苦手なんですが、勇気を出して人生初ミナミへ。
地方民にはちょっとした冒険。いい雰囲気の店がある一方で、ホストクラブや、病んでる系のコンカフェがあってビックリ。
怖いよー!
ド田舎にはない業態のお店がゴチャゴチャある。入る建物を間違えたら、とんでもなくヤバい世界に繋がってしまいそう。
さっとご飯だけ食べて、早く帰ろう。と、びびっていたら、足元を何かがチョロチョロ。細くて長いしっぽ・・でた! 大阪でかネズミを20年ぶりに目撃。
京都の聖地から一転、どちゃくそ俗のエリア。
波動の落差がハンパなくて、苦笑。
さて、予約してたお店へ。
清潔感があって落ち着いた店内に、ε-(´`*)ホッ
カウンター席へ案内される。
メニューには値段が書いてない。
仕事の接待や大人デートで使うような中価格帯のお店で、好きなものを金額は分からないけど頼んじゃう、というこれまた人生初の試み。
お店のお姉さんにおすすめを聞いて、オーダー。
普段は食べ盛り中高生男子の子どもたちと、回る寿司とか、お盆にドン!とのったガッツリ定食とかばっか食べているので、職人さんが調理する、繊細な和食の美味しさに目がハート♡
たまにはこういうお店も、いいなぁ。
お酒はまったく飲めないけど、気心知れた人と一緒に会食できればもっと楽しいだろうな。
でも、ひとり旅のいいところ。
普段の生活は、いつも誰かに合わせてるから、ひとりの時間を持ち、何でも自分で決められるのが最高に自由で贅沢。
私は外食と旅行が大好きで、いろんな美味い店を開拓してみたい人だけど、旦那さんは外食も旅行も嫌う。誘って行っても、感覚過敏で嫌なものは嫌だから、不機嫌になる。そこは全然合わない。仕方ない。
仕事の飲み会は週2で行ったりするけど、家族は放置。地方ブラックあるあるかな。
子育て中の母親の世界は狭い。ほぼ家族と近所と身内だけ。特に地方僻地は人間関係も狭い。その狭さに目眩がするときがある。
地元の人にとっては、それが普通で安心することなんだろうけど、転勤族育ちの私はいまだ適応できず、べったり馴染みたいとも永住したいとも思えない。長男の嫁として馴染めない自分を責めていた時期もあったけど、もうやめた。
地方にとりあえず住み、仕事も家庭も大事にしながら、広い世界をたまに味わえばいい。
子どもたちに人並みの外食・旅行・帰省など経験させてあげたいと計画し、稼いで支払うのはいつも私。誰にも文句言われる筋合いはない。
自分の接待は自分でして、『こんな世界もあるんだよ』と、見聞を広げてあげながら、ご褒美をあげればいいのだ。
あと、好奇心旺盛な性格で、人間ウォッチングも好き。知らない街の知らない店で、お客さんや料理人・スタッフさんを観察するのが楽しい。
いかに自分が日頃ズボラ料理してるか、業務用冷蔵庫の扉が開くときチラ見えする、バットの食材の下処理の仕方で思い知る。
うーん、職人技。家庭料理でここまでは出来ないけど、美味しいご飯は明日への活力になるから、私もちゃんと料理しないとな。
ちなみにここの料理人さんと私は同学年で、顔の同じところにほくろがあって、出身地域も同じ。
ネットで数年前から知ってて、ツインとお友達なので、勝手に親しみを感じる。
滅多に旅には出れないし、地震や流行り病・家庭の事情などで、また来られるチャンスはないかも。忙しそうなとこ気が引けるけど、ちょっと挨拶しておこうか。
いつも(アイツが)お世話になってます、いやこちらこそ(あの人が)お世話になってます。と言い合って、なんだこの会話(笑)って可笑しかった。
お会計を終え、私の地元の道の駅で買ったお土産&名刺をお渡ししたら、忙しい時間帯にもかかわらず手を止めて、エレベーターまで見送ってくれた。オリジナルステッカーまでいただいて、思わず笑顔。
どうも、お仕事中すいません。
いつもあの人を支えてくれて、ありがとう。
お体に気をつけて、お仕事頑張って下さい。
といって、バイバイ。
こうやって修行を積んで自分でお店を持って、若い料理人を育てながらレベルアップしていくって凄いなー。
私はずっと雇われ労働者だから、特に何かを極めるっていうことはなく、時代や景気やライフステージの変化に合わせて働いてる。凡庸。
まあ、それはそれで楽しいし気楽だけど、経営者の手足だから、他人軸っちゃ他人軸。
自分にしかできない仕事で、自分の仕事ぶりを好いてくれるお客さんが集まるって、生き方が職人だな。といい刺激を受けました。
さあ、帰ろう。
宿泊先は、一度行ってみたかった芦屋へ。
電車待ちのホームの音声はこちら
芦屋駅前。街並みが落ち着いていて、きれい。
明日は神戸で国際宝飾展。わくわく。
次の記事へ続きます。
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