【実家の介護未満】ホラー的な現実2018.12.15
妹が山に行ってるので、ご高齢夫婦の様子を見に実家に行くところ。第二回目のお泊まりである。ドキドキ。電車の中で書いてる。練馬区(実家)は寒いのだ‼️東京とはいえ‼️厚着してきた😅
最近の親の話はあまりにもカオスなので、覚悟して行ってくる。
例えば先日、いつも無言の父が珍しく妹に、「今日デイサービスで秋祭りがあって、とてもよかった」と感激して話した。「特別なご馳走が出て、懐かしい歌をみんなで歌って涙が出た」という。
妹が秋祭りのごちそうのメニューを見せてもらったらそこには「クリスマスパーティー」と書いてあった、とか🤣
母は物忘れのキレがよくなりつつも、体も元気で普通に暮らしているのだが、時々起こる妄想はいつも真に迫っている。
今のヒットはこれ。
父の元の部下が毎年一回挨拶に来てくれていたのだが、ここのところ来ていない。(事実はもう何十年も来てない。)
「ってことはさぁ、きっと亡くなったに違いないと思うのよ。」
「ってことはさぁ、お香典を準備しないと!」💦
って、繰り返し繰り返し何度も言うので、妹は頭がおかしくなりそうになり、仕方なくその元部下本人に電話をかけて確認してみることになった。
母は生きてるその人に電話をかけ、ひとしきり楽しく話をした。
「なーんだ、よかった生きてたわー」めでたしめでたし❣️
ってなると思うでしょう???
ところが、次に母に会ったとき私が「○○さん、生きててよかったね。」と言うと、
「あの人、亡くなったんじゃないかと思うのよ、、、」って、、、ぐるぐーる
「え、こないだ電話で話したでしょう?」と言うと
「なによ、話してないわよ。」
「電話したじゃない?」
「だれが電話かけたって言うの?」
って、たいそう不機嫌になる。変なこと言わないでよ!って感じ。
あれ?電話で話したと言うのは、もしかして私が夢の中で聞いた話なのかな?なんて思ってくる。
そんな話をいろいろ聞いてると、現実というのは脆く儚く、本人の頭のなかで作られるものなんだなー。
自分の現実と他人の現実ってのは、全然違うんだなー。事実と違う現実もあるんだなー。って思えてくる。
だからいろんなことの整合性がなくても、あんまり気にしなくていいんだなー
っと、こちらが洗脳されてくるのでした🤣
ホラー的な話。
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2022.9月 追記
記憶が欠けてしまったりすると、脳は今置かれている状態の整合性をつけるために、勝手にストーリーを紡ぎ出すのだそうだ。それが妄想になるようだ。何とクリエイティブなのだろう。
この絵は母がiPadで描いた花瓶。
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