親の人生と自分の人生を比較する。
62歳になって親の人生を考えるようになった。
父は満60歳で亡くなった。母は現在87歳で入院中。
父は自転車店を経営し母は経理役で祖父・祖母の面倒を見ながら私と姉を育ててくれた。3世代同居であった。
自転車店をやりながら夏は氷の卸売りもやっていた。
当時はクーラーなど普及しておらず、顧客は近くの競輪場の売店や観客席や車券り場、また浜茶屋である。
よって私が小学生から大学生の夏休みは父の氷運びの手伝いをした。
なので私の夏休みの記憶は苦しい、つらいというものでしかない。
商売人はお客さんがいるから飯が食えるのだ。常に笑顔で接しろというのが父の口ぐせだった。
父は生真面目で頑固な商売人であり、朝早くから夕食が終わってからも自転車の修理をしていた。飲みにも旅行にも行かず趣味といえば日曜の山菜採りだけであった。採ってきた山菜を近所に分けては、嬉しそうにしていた。
60歳という若さで亡くなったのも、仕事をムリしたせいだと思っている。
母は父を支え、嫁の立場でも祖父・祖母を甲斐甲斐しく世話をした。
認知症で10年間、入退院を繰り返した祖父を病院で看取り、祖母を最後まで自宅で介護し、看取った。
62歳になって親の人生を改めて考えるようになった。
自分が親の年齢になって初めてわかる親の人生。
若い頃は分からなかったことが今ようやく分かることがある。
そして自分の人生についても考えてみた。
親たちの老後と、自分のこれからの老後では、時代は大きく変わってしまった。
昔は3世代同居の家庭が多く、長男や嫁が親の面倒を見ていたので、老人が安心して年をとれた時代であった。余生は家で静かに過ごせた。
しかし今の60代は、おじいちゃん、おばあちゃんにはなかなかなれない。
自分でもその実感がわかない。
80代、90代になった親がまだまだ元気だという人は少なくないでしょうね。
親たちが生きた時代と今の時代は大きく変わっている。
62歳になった今、まだまだ元気で働いて老け込まないように、そして今の時代に合った生き方を見つけて行かねばと思うこの頃である。
また、父の亡くなった歳を超えた自分。
これから自分の第二の人生が始まるのだと考えたい。
親の人生は苦労の連続だったのであろうか?
幸せだったのだろうか?
自分が若い頃、父に聞いたような気がするが忘れてしまった。
母はどうなのか?
入院している母に一度聞いてみようという気になった。
そうすれば、母との関係も何か変わるような気がする。
自分の思い込みだけで両親の人生を決めつけるべきではないと思った。
皆さんはご両親との関係はうまくいってますか?
まだ元気でおられるうちにご両親の歩まれた人生についてどう思っておられるのかを聞いて見られるのはいかがですか?
自分がこれからの人生を生きていく上での助言が得られるかもしれませんね。
親を大切に、そしてこれかの自分の人生も大切に。
そんじゃまたね!
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