見出し画像

高齢者が詐欺にあわないようにするためには?(情報格差問題)

半年前にアップされたyoutubeを見ているとイケハヤさんがパソコンの選び方という動画をアップされていました。方やこれも半年前ですが、ホリエモンさんがスマホ人生戦略、お金・教養・フォロワー35の行動スキルという本を出版されました。またキングコング西野さんが情報格差の危険性を指摘しているのも耳にしました。

確かにスマホというものが若者の必須アイテムとなっているのも事実、また最近のコロナの影響でパソコンを使用したズーム会議がもてはやされています。

スマホとパソコン、そしてそれらがもたらす情報格差というのが自分でも気になりましたので少し調べてみました。

総務省がまとめた2018の情報通信白書によると世界人口72億人のうちインターネットを使う人が40%で使わない人が60%とのこと。また日本の世代別のネット利用率は13~49歳で97~99%に達するのに対し、70代以降は50%を下回っているとか。デジタルな情報にアクセスできない事は、それが全てではないにしても、教育的・社会的・経済的な格差を生む一因になっているようです。

情報格差を英訳すると『デジタルデバイド』と言うそうです。
日本の若者の主たる情報ツールはスマホですが、海外ではスマホよりPCに接する時間が増えていて、とりわけ10代の若者が増加しているとのことです。
特にアメリカ、中国、ドイツではスマホよりPCのほうが優位な傾向だそうです。

情報の収集・発信なら大画面の方が効率的で欲しい情報により早くたどり着けるのがスマホよりPCというのがどうも事実のようです。
また複数のアプリケーションを連動させることも、複数のメンバーでの共同作業もスマホよりPCの方が楽に作業がこなせます。

私も会社の業務はPCですし、オフィスではPCの方に軍配が上がるのではないでしょうか?

総じて言えるのは、私はスマホ、僕はタブレット、彼はPCという時代からスマホもタブレットもPCもの時代へ、各々一つのツールに全てを任せるのではなく、いくつかの危機をTPOで使いこなす時代がすでに到来していると言えます。

また会社員はテレワーク、学生さんはオンライン授業の実施・推進が取りざたされています。もしかするとこれを機会に社会人よりもPCを使いこなす小学生の方が情報に強くなるかも知れませんね。

さて話を日本の若者に戻したいと思います。
最近、大学生を中心とした若者のPC離れが進んでいるそうです。
スマホの使用が中心のためPCに触ったことのない学生が増えているためです。
スマホでwordもexcelもダウンロードできるためレポートをスマホで作る人もいるようです。話の冒頭に述べたホリエモンさんもスマホ派ですね。

2010年以降、フリマアプリ、IC乗車券、お財布ケータイなどPCにはない画期的サービスが登場しました。小型で軽量、いつも一緒となれば若者たちがスマホ信者になるのは当然という気がします。

さて高齢者の事情はどうでしょうか。
これも冒頭で話しましたが世界の70代以上のネット利用率が50%以下だと述べました。年齢的な情報格差という切り口で言えば、シニアの方々が若者に比べて情報収集能力に劣るという状況にあると言えます。
PCがない、あっても使えないという問題です。

そこで話を、高齢者と情報格差という点に絞って話したいと思います。
今は身近な場面でお得になる情報が溢れています。
先日私も切符を買いに駅へ行きました。駅へいく事自体情報格差に陥っているのかもしれませんが(笑)

娘も同行してくれたのですが、50代以上で割引になるアプリがあると教えてくれました。初耳でしたが早速教えてもらったアプリをダウンロードし登録して切符を割安で買う事ができました。切符を買ってランチを一緒にと地元のラーメンチェーン店に入ると8の付く日は8%割引だというアプリがテーブルの上に書いてあったので娘に勧められてダウンロードし登録して割引価格で食事をすることができました。そのほか、航空券や宿泊料はネット予約すると割引があったり、特典が付いたりとお得なことがあります。

また高額医療や介護保険の申請など知らなければ受けられないようなサービスは社会保障にも多く見られるようになりました。10万円の給付金もネットで申請した方が早く受け取れるというのが最近の事例ですね。
こういった、情報を知っている方がメリットがあるといったものが、今の世の中に溢れています。

たとえば高額商品を買う場合に、価値と価格が見合っているか、しっかりと調べて選んだことがありますか?情報を自分で更新していない人は、特にシニア世代は、慣れ親しんだ店や店員、ふとしたときに見たテレビの通販番組から商品を買う事が少なくありません。もちろん信頼できる販売店はありますが、中には、より良質の商品が安く買えるにも関わらず、言われるままの値段で買ってしまう事も起こっているのです。

携帯を契約した際に必要のないサービスをたくさん契約させられたという事も実際に起こっています。
携帯ショップの店員さんは非常に丁寧に説明してくれますが、聞いたことのない言葉がマシンガンのように襲ってくるので、結局、分からないからあなたにお任せします。という具合になってしますのでしょうね。私も携帯の後進の時は娘に付き添ってもらって助かったことが多いです。

ではシニア層はネットの使用率は若者に比べて低い傾向にはありますが、全く使っていないわけではないと述べました。

シニア層がネットを使用する目的は、ホームページの閲覧やメールの送受信、ネットショップの利用については年代別の差は殆どないようです。
若者たちがメッセージアプリや動画投稿サイトの閲覧、ゲームでの使用が多いのに対して、シニア層では金融取引や地図の閲覧が多いという結果が出ています。

シニア層がネットを使う上で課題となっているのが情報リテラシーの問題です。情報リテラシーとは情報を使いこなす力とも呼ばれます。

膨大な情報の中から必要なものや信頼性の高いものを取捨選択することが必要です。しかし今のデジタル機器の便利さはシニア層でも簡単に使えるようになっています。情報を簡単に得られてもそれを使いこなす力が少ないと、詐欺や犯罪に巻き込まれてしまうとか、医学的根拠の乏しい健康法や健康食品を信じてしまう、そして不当な高額商品を買ってしまうといったリスクを含んでいるのです。

得られた情報をどのように判断するのかは、現状では利用者の判断にゆだねられている所が多いので私も含めシニア層の皆さんは注意して欲しいと思います。分からなかったら恥ずかしがらず子供たちに聞きましょう。損をしてからでは遅いですよ。後悔先に立たずです。

さらに情報格差によって引き起こされる格差について少し述べます。

① 金銭的・経済的格差
貧困により必要な情報機器が買えなかったり、継続的保持が困難であることによって生じるものです。

② 活用性格差
シニア層の場合は若者たちのように友人などから学ぶ等、デジタル機器の操作を学ぶ機会がなく、十分に活用できない場合があります。そのために、何ができるか、何をしたいかという目的意識も乏しくなりがちです。
これらを改善するのはどうすべき?

先ほど少し述べましたが、周りにネットの得意な人がいるはずです。
そういった身近な人に相談するとか地域の公民館で定期的に開催されている生涯学習講座に積極的に参加するのがよいと思います。

住んでいる市や地域の広報誌にそのようなセミナーの案内が必ず掲載されていると思います。私の場合は幸い会社にネットに強い若手社員が多数いますので遠慮なく質問して教えてもらっています。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥ですからね。

最後にシニア層が忘れてはならない情報格差問題ですが、それは災害や人災に関わる情報格差です。災害発生時に携帯にアラームが鳴りますよね。災害時に停電が起きると電源が必要な機器からは情報が得られなくなります。携帯やスマホがあれば知りたい情報が得られやすいです。人災の中で特に注意すべきは詐欺です。最近詐欺師の手口が巧妙になっているので日頃から情報を得ているかどうかも被害の大小に大きく関係してきます。

以上が本日の主要な部分です。
世代別に何か気づきが得られたらうれしい限りです。
特に私を含めたシニア世代はこのデジタル時代に情報格差の被害者にならないように自分の行動によって自分の生活を守っていかねばなりません。

スマホ?PC?アプリ?ムリムリと一方的に拒絶せず、親しい友人や家族に恥ずかしがらずに積極的に聞きましょう。結局はそれが自分を守り、ひいては家族を守ることにつながると思います。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。いくつになってもね。

そんじゃまた!

<iframe src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?o=9&p=48&l=ur1&category=kindleunlimited&banner=020QD8Q3CDAS50JJRD02&f=ifr&linkID=a79a97172b8721ba6731abaa25af4662&t=tateyamasan8-22&tracking_id=tateyamasan8-22" width="728" height="90" scrolling="no" border="0" marginwidth="0" style="border:none;" frameborder="0"></iframe>
<iframe src="https://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?o=9&p=13&l=ur1&category=audible&banner=07J5KH0DSN7BCRWR0F82&f=ifr&linkID=f7d2a12fa66cc5fce1e3a5a31daf34c1&t=tateyamasan8-22&tracking_id=tateyamasan8-22" width="468" height="60" scrolling="no" border="0" marginwidth="0" style="border:none;" frameborder="0"></iframe>



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?