ChatGPTで小論文の採点をした結果が凄かった。
日本の学校教育では、小論文と感想文の違いについて詳しく教えられることが少ないため、多くの生徒がこの違いを理解せずに大学受験やレポート作成に臨むことがあります。これは最も大きな減点ポイントとなります。この問題を解決するために、ChatGPTを活用した文の構造判定ツールを作成してみました。このツールでは、書かれた文を分析し、その文が感想文なのか小論文なのかを判定することができます。
感想文と小論文の違い
感想文:個人の意見や感情を表現する主観的な文章です。
小論文:事実や証拠に基づいて論理的に構成された客観的な文章です。
この違いを理解することは、大学受験や学術的なレポート作成において非常に重要です。
文の構造判定ツールの紹介
小論文の減点評価ツールでは、文の構成要素や表現方法を分析し、それが感想文に近いのか、小論文に近いのかを判断します。このツールを使うことで、生徒や学生は自分の書いた文がどのような特徴を持っているのかを客観的に理解することができ、より効果的な文章作成が可能になります。
ツールへのアクセスリンク:小論文減点ポイントGPT
ChatGPTでの分析結果
課題:「環境問題への対策とその重要性を述べなさい。」
同じ課題で2人の生徒が文を書きそれぞれの文をカスタマイズされたChatGPTで判定させます。
生徒1の文章
生徒2の文章
生徒1の文章(感想文形式):個人の感情や意見が中心で、対策に関する具体的な内容が不足しています。
生徒2の文章(小論文形式):事実やデータに基づいた客観的な分析や提案が中心で、環境問題への対策とその重要性について適切に論じています。
詳細分析
このChatGPTでは判定理由も出力できるようになっています。以下が出力内容です。A(優良)ー F(不足)減点ゲージで評価しています。
(生徒1)採点基準に基づいた分析と評価
生徒1の文は「感想文形式」です。
問題文の指示に従っているか確認する:
本文は環境問題への対策とその重要性について語っていますが、対策に関する具体的な内容が不足しているため、指示に完全に従っているとは言えません。
減点ゲージ:D
具体的な例の有無をチェックする:
海洋生物がプラスチックごみに苦しんでいる例や森林破壊の影響に言及していますが、対策に関する具体例が不足しています。
減点ゲージ:C
課題文に基づいた内容か確認する:
環境問題の認識については述べていますが、課題文で求められている「対策とその重要性」についての説明が不十分です。
減点ゲージ:D
無駄な言葉がないかチェックする:
本文は比較的簡潔に書かれていますが、対策に関する詳細が不足しているため、議論が深まっていない。
減点ゲージ:C
主旨の一貫性を確認する:
環境問題の認識は一貫していますが、対策に関する具体的な内容が不足しているため、全体の主旨が明確ではありません。
減点ゲージ:C
文全体の流れを評価する:
文は読みやすく、一定の流れがありますが、対策とその重要性について深く掘り下げられていないため、論文としての完成度は低いです。
減点ゲージ:C
説得力を評価する:
環境問題に対する認識は示されていますが、対策に関する説得力ある展開が欠けています。
減点ゲージ:D
非常に低い評価です。どの項目もCとDですね。
次に生徒2の方も評価してみます。
(生徒2)採点基準に基づいた分析と評価
生徒2の文は「小論文形式」です。
問題文の指示に従っているか確認する:
本文は環境問題への対策とその重要性について適切に論じており、問題文の指示に沿った内容になっています。
減点ゲージ:A
具体的な例の有無をチェックする:
再生可能エネルギーの利用拡大、プラスチックごみの削減、森林保護など、具体的な対策例が示されています。
減点ゲージ:A
課題文に基づいた内容か確認する:
課題文に基づいて、環境問題とその対策、重要性について論じており、適切な内容になっています。
減点ゲージ:A
無駄な言葉がないかチェックする:
本文は無駄な言葉を省き、簡潔に対策とその重要性を述べています。
減点ゲージ:A
主旨の一貫性を確認する:
環境問題への対策とその重要性について、一貫した主旨で論じられています。
減点ゲージ:A
文全体の流れを評価する:
各段落が論理的につながり、全体の構成が明確でわかりやすいです。
減点ゲージ:A
説得力を評価する:
具体的な対策例とその必要性に基づいた説得力のある内容になっています。
減点ゲージ:A
このように、ChatGPTを活用した小論文の減点評価ツールは、小論文の書き方を学ぶ上で非常に有効なツールです。生徒や学生はこのツールを使うことで、自分の書いた文がどのような特徴を持っているのかを客観的に理解し、より効果的な文章作成が可能になります。また、繰り返しの添削によって、小論文の質を効果的に向上させることができます。ぜひ、このツールを活用して、小論文のスキルを磨いてみてください。
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