と(&)のチカラ
新一万円札の顔、といえば「論語と算盤」で有名な渋沢栄一。
娘の登校渋りに悩んでいたとき、
ちょうどその渋沢栄一の玄孫、渋澤健さん
にお会いする機会のあった、高校教師の友人から、
「と(&)の力」が必要だよ、
と声をかけられました。
「と(&)の力」とは、
論語と算盤のように、
一見すると矛盾しているようなもの同士を組み合わせることにより、
それまで考えつかなかったような新しいものを生み出す力になる、
という考え方、だそうです。
高校生になるまで、学校嫌いだった、わたし。
手先が不器用で、
幼稚園の折り紙の時間、置いていかれることもよくありました。
今は地域によってはフリースクールがあったり、教科書の内容も動画で学べる時代。
ムスメの小学校の先生とその話になり、
「今のご時世、学校は無理に行かせなくてよい、と個人的には思います。お母さんは、子どもさんを学校に行かせたいですか?」 と、問われました。
その問いの答えをずっと探し続けてきました。
学校が「窓ぎわのトットちゃん」に出てくる、トモエ学園のような場所だったらいいのにな。
冬休みに娘と「窓際のトットちゃん」を劇場に観に行きました。
トットちゃんこと、黒柳徹子さんが通った、
トモエ学園では、黒板に1時間目から、最終コマまでの時間割が書かれ、
子どもたちは、そのどこからでも、自由に学んでよい、ことになっていました。
国語ならひらがなを練習したり、
作文を書いてみたり、と自ら課題を見つけて進めます。
現実、自分でイチから場を創るとなると時間もかかります。
さぁ、どうする?
わたしは、「と&のチカラ」で
学校に協力を依頼し、関わらせていただくことをまずは選びました。
娘が過ごす特別支援クラスは
意図したように体を動し、
自分が表現したいことを
スムーズに表現できるようになるためのトレーニング、
いわゆる、「感覚統合」を集中してやる時間を週3回とってもらえます。
ムスメの特性を考えると、有り難い。
自分のやりたいことを表現し、形にしていくには
自分の身体を意図して使えるようになること。
これが、この世を生きることである。
ママと学校でそのサポートをしていきたい。
と子どもでもわかるコトバで説明しました。
あとは、本人の意志も尊重、ですけどね。
今日も最後までお読みくださり、有難うございました。