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[散財三昧]Switchがやってきた

 言わずと知れた国民的ゲーム機、NINTENDO SWITCH。ニンテンドースイッチ。どのように書くのが正しいのかわからないが以降Switch と書くことにする。そのほかのスイッチは(この記事に出てくるかわからないが出てきたら)カタカナで書くことにする。紛らわしい名前だ。

 さてこのSwitch、小学生はどうやら大部分が持っているようだ。うちの長男は今年6年生だが、持っていない子は彼を含めて学年で3人だそうだ。ものすごい浸透率。僕が小学校に上がるか上がらないかのころにちょうどファミリーコンピュータが発売されてほとんど社会現象になったが、6年生のころでも持ってない子が学年に3人ということはなかったような気がする。ちなみに我が家には無かった。

 そろそろ買わなきゃかな、などと妻と話していた。うちはどちらかというと下の子が欲しがっていて、今年あたり買おうかねぇ、などと悠長に話をしていた。

時は来た

 こういうのを買うという行為にはタイミングが重要だ。生活必需品ではなく、それなりに値段がする。踏み出すのには何らかのきっかけが必要であった。

 ちょうど『ゼルダの伝説』の新作が発売され、それに合わせてゼルダバージョンのSwitchが発売される、という発表があった。妻は『ゼルダの伝説』が大好きであり、さらに、限定仕様に目がない。僕がぼんやりしている間にいろいろ調べてきて、当初、ニンテンドー公式の抽選しか買えるところがない、という話になった。愛用のヨドバシカメラではすでに予約注文を締め切っており、その他のサイトでも予定販売数が終了していた。公式は抽選という形で受付中であった。

 そこでこれに応募したのだが、抽選結果発表の前日、なんとヨドバシカメラの予約販売が再開されていた。こちらは抽選ではなく、予約すれば確実に手に入るのである。なんということだ。抽選に応募したほうはキャンセルできず、当選したら買わなければならない。ここで、最悪二台買うことになっても良い、という覚悟でヨドバシでの購入に踏み切った。

 抽選発表日、落選の通知を見て4割ぐらいホッとし、6割ぐらいがっかりした。がっかりのほうが大きい。

届いた

周囲がきたねぇのでボカした

 ゼルダになんの思い入れもない僕にしてみれば単に「渦巻だな」という感じなのだが、渋めのゴールドはかっこいい。

 これが4月29日に発売されて届き、そのままゴールデンな一週間に突入した。僕らは29日、30日と二日間家でSwitchを楽しみ、3日~5日までは旭川に旅行した。

なんか二台目を買った

 旭川に行ったら、ネットでは軒並み売り切れだったポケモン版のSwitch があった。ので、買った。

ポケモン知らないので何かわからない絵が描いてある

 このようなやつ。スカーレットとバイオレットだそうで、赤と紫だ。赤というかオレンジだが。

 本体を裏返すと裏側はポケモン版のほうが派手である。

ゼルダ版は裏も渦巻
ポケモンは賑やか

 Switchが発売されてから今までまったく興味もなかったのに、ようやく一台買ったと思ったら数日後に二台目を買うという意味不明な行動。人生が全部無計画な僕らしいのであるが散財事情がヤバいのであまり考えないようにしている。

いまさら始めるSwitch事情

 さて、こんな展開になり、世間から何年も遅れていまさらSwitch というゲーム機のあれこれを体感し、正直なところ、これだけ買っても話にならない、ということが判明したのでその話を書こうと思う。おそらくいまさらもう常識であり、そんなことはとっくに知っているという話ばかりだと思うが、過去から現在へやってきた時間渡航者のうわ言だと思って聞いてほしい。

コントローラがヤバい

 Switch のすごいところは、このゲーム機は非常にジャパニーズ的だという点にある。こんなものはおそらく世界中で、日本人しか思いつかないだろう。1台のゲーム機が据え置き機にも携帯機にもなり、携帯機として手に持つときの操作部分が本体から分離し、それを別のアタッチメントに合体させると別体のコントローラみたいになる。

このような携帯ゲーム機になる
左右の操作部を外してアタッチメントにつけるとコントローラになる

 さらに、この左右の部分一つずつが、ぞれぞれコントローラになる。

このように持つと1つだったはずのコントローラが2つになる

 大変なことになっているんである。こういうことを思いつくのは日本人的であるなと思う。コントローラのボタンを眺めていて、「これって二つ分にできるんじゃね?」と思った天才的クレイジーがどこかにいたのだろう。すごい。

 加えて、この小さなコントローラはそのまま握りこむように持って振り回すことで情報を送信できるという機能を持っており、それを活かした操作方法を採用したゲームも出ている。ものすごいことになっているのである。

 ちなみに、このように小さいコントローラ2つ分として使うと、左側にはスクショボタンがあり、右側にはホームボタンがあるという悲惨なすみわけがされる。二つのコントローラとして使用してもどうやらこれらのボタンは機能が共通化されないようで、左のコントローラをもってゲームをしたらしょっちゅう誤爆スクショを撮ってしまう、という現象が起きた。

 これは驚くべき機能性を持ったゲームマシンである。コントローラ周りの設計だけ見ても恐ろしいことになっているのだ。写真を見ればお分かりいただけると思うが、絶望的に操作がやりづらい。

プロコン必須

 本体についているコントローラはJoyCon と呼ばれているらしく、そうではないXBOXのコントローラみたいなやつをProコントローラと呼ぶらしい。それぞれジョイコン、プロコンと略して呼ばれている。Switchでどんなゲームをするかにもよるが、プロコンはほとんど必須と言っていいような気がした。特にSwitch を買って家族や友達と一緒に遊ぼう、と思っている人は、一緒に遊びたいゲームに合わせてコントローラのことを考える必要がある。一応上記のように本体だけ買ってくれば左右二つのコントローラで二人で遊ぶことはできる。しかしこのような遊び方をした場合、二人とも操作がやりにくいだけでなく、片方はスクショを誤爆しまくるという問題が起き、人間関係に亀裂が入ってしまうことだろう。

社外コントローラを買ってみた

 我が家ではまず、GameSir というメーカーのT4 Pro というサードパーティ製のコントローラを2個購入した。これで本体のコントローラと合わせて、家族4人で遊べるだろう、という目算である。

無駄にポートレートモードにしたらボケた

 このコントローラはヨドバシカメラでSwitch用としてSwitchの周辺機器のところに置いてあったのだがSwitch用ではなく「Switchでも使える」という汎用のもので、実は右側のボタンの配置が違う。AとB、XとYがそれぞれSwitchとは反対で、XBOXと同じ並びになっている。なんでこういうところ統一しないんだろうか…。

 ちなみにこのコントローラを選んだのは元の価格が安かったのと、ちょうどヨドバシでキャンペーンの対象になっていたという理由による。

 このコントローラを使ってみた感想は、

  • 〇価格が安い(5千円程度)

  • 〇ワイヤレス

  • 〇ボタンの操作感がカチっとしている

  • 〇光る

  • 〇ホームボタンでのスリープ解除ができる

  • ×ボタン配置が違う

 このコントローラは一つ5千円ぐらいするのだが、それでもワイヤレスのコントローラとしては安いほうなのだ。うちはこれを2個買ったのですでに1万円である。

 この状態で家族4人でマリオカートをやった。子ども二人がこのコントローラ、僕と妻はジョイコン横向きでの操作。

 あまりにもやりづらい。もう一個必要だ、ということで翌日再びヨドバシへ。

純正プロコンも買ってみた

 社外品を2個買ったので、一つ純正も買ってみて試してみたいね、ということで純正品も買ってみた。

スプラトゥーンやらないけどスプラ仕様のコントローラは買う

 これはニンテンドー純正、スプラトゥーン3仕様のプロコンである。僕はスプラトゥーンはやったことがないしやる予定もないのだが、このコントローラは色が派手で好きなのでこれを選択。

 これの感想は

  • 〇純正なのでいろんな機能が仕様通り使える

  • ×高すぎる(8千円超え)

 ボタンの操作感はGameSirのT4Pro のほうがカチカチしている。好みは別れると思うが、良くも悪くもT4のほうがXBOXのコントローラっぽいので僕は好き。

Switch 対応と謳われてないものは多分使えない

 ちなみに、我が家にはXBOXのコントローラはある(Windowsでゲームをするのに使っている)のだが、これはSwitch につないでも認識すらされず、コントローラの電源が入らなかった。

 ここまでで本体2台、社外プロコン2台、純正プロコン1台でおよそ10万円も出費していることに僕も妻も気づいていない。

 ここまでで、子ら二人が社外プロコン、妻がスプラプロコン、僕はジョイコン2つを合体させたコントローラ、というラインナップで家族4人対戦が行われた。これはそれなりにちゃんと勝負になった。合体ジョイコンはプロコンほどのホールド感がないものの、横向きジョイコンよりははるかに持ちやすいのでちゃんと勝負になった。

そしてゼルダが発売された

 5月12日、満を持して『ゼルダの伝説』の新作ゲームが発売された。世間はこの話題で持ち切りだったので皆さんも耳や目や鼻にしたであろう。ほとんど忘れていたが、僕らはそもそもこのゼルダの発売がきっかけでSwitchを買ったのであった。

 そしてゲームと同日に、プロコンのゼルダ版も発売された。これも事前の予約販売であっという間に売り切れ、僕らは注文することができなかったのであきらめていた。

 が。

 なんと札幌のツクモが在庫あるというツイートをしたのである。12日のこのツイートは見逃しており、僕は翌朝のリツイートで発見した。前日のツイートをリツイートする形でツクモがこれを投稿したのが13日の昼頃。見た瞬間いろいろな理性がどこかにいなくなり、「買いに行く」という話になった。

やはり渦巻

 これだけを買うためにはるばるツクモまで出向き、まっすぐこれだけお買い上げ。これを購入したので、子ども二人が社外プロコン、妻はこのゼルダプロコン、そして僕がスプラプロコンを使うことになった。

 これまた9千円弱のお値段。他にゲームソフトもあれこれ買っている。4月29日からの二週間で購入したのは

  • マリオカート全部入り

  • ヒューマンフォールフラット

  • マインクラフト

  • 大乱闘スマッシュブラザーズ

  • ドラゴンクエスト11s

  • グラディウスアーケード版

  • 星のカービィデラックス

 散財しまくりである。

Switch 気になるポイント

 最後に、ここまで二週間ほどSwitch を触ってみて気になったところを書いておく。この気になりポイントもとっくに話題になり、すでに周辺機器で対策が取られているものばかりだと思うが、あえてまだそういうものを用意していない状況で標準仕様での困りポイントをまとめてみる。

ジョイコンの充電問題

 本体に付属しているジョイコンは、本体(画面がついている部分)の左右にドッキングさせた状態で、ドック(HDMI端子などが装備されたSwitchを設置する台みたいなやつ)に乗せておくか、本体にUSBケーブルを接続して給電しておかないと充電されない。つまり本体の充電とコントローラの充電が同時に行われるような仕組みになっている。

 これは何を意味するかというと、本体からコントローラを外し、2つのジョイコンを1つに合体させて使っている場合、いちいち本体に戻さないと充電できない、ということを意味する。

 これについては合体させた状態でUSB経由での充電ができるような充電グリップなる商品が販売されている。

 なぜこれを最初から同梱しないのだ。これどう考えてもあったほうが良いだろうと思うのだが、まぁプロコンメインで使うようになればジョイコンは本体につけっぱなし放置になるため、これも必要ない。ということはメーカーは暗黙的に「どうせプロコン使うでしょ」と思っているのだろうか。有機EL版にだけでもこれを同梱すればいいのに、と思う。

ドックモードで本体操作できない問題

 ジョイコンを本体に取り付けた状態(モバイル形態)でドックに設置すると、本体に合体しているジョイコンからの操作ができない。例えばちょっとした操作をしたい(本体の更新とか)際に、ドックモードでTVに映像を出し、本体の横についているコントローラを操作してメニューを動かそうとしてもできないのである。これをやるには本体からコントローラを外すか、もしくは別のワイヤレスコントローラを使用する必要がある。モード切替の都合上そういう制限があるのだろうけれど、メニュー操作ぐらいはドック状態でもできるとありがたい。

ヘッドホン端子ノイズ問題

 Swicth にはヘッドホン端子がついている。これはおそらくモバイルで持ち歩く際に音をスピーカーからではなくヘッドホンで聴きたい、というニーズのために用意されているのだろう。HDMIケーブルで接続する場合、音もHDMI経由で出されるので一般に音声出力は必要ない。

 が、僕はスピーカーを持たないモニタを使用しているため、HDMIで外部モニタに出しても音は出せないので、別途ヘッドホン端子からアナログで出した音を聞いている。

 このヘッドホン端子からのアナログオーディオ出力にノイズが乗りまくる。常時ノイズが乗っている状態で、さらにゲームがローディングに入るとそのローディング動作に合わせてブリブリとノイズが乗る。これがちょっと許容しがたいレベルなので、HDMIから音声を分離するコンバータを挟むことを検討している。 

今後

 そんな具合にいまさら我が家にSwitchがやってきて、いきなり二台体制になったため、僕もこれから好きなゲームを進めたり、何らかのプレイ動画を作ったりなどしようかと思っている。

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