[映画]ポリスストーリー/香港国際警察
今夜のU-NEXTは『ポリスストーリー/香港国際警察』。1985年の作品。
言わずと知れたジャッキー・チェンの人気シリーズ。その一作目だ。ジャッキー・チェン。好きだったなあ。幼いころにおそらくテレビで見て、大好きだった。恐ろしく身軽で、尋常じゃない速さで動く。アクションシーンじゃなくても、例えば電話をとる動き一つでも素早さを感じさせる。その身体能力を惜しみなく駆使してコミカルなシーンも演じる。
この映画も、おそらく初見ではない。でも前回見たのは小学生の頃だろう。ストーリーはもうほとんど初めて見るような感覚だった。ただ、クライマックスの、デパートでのアクションシーンは断片的に覚えていた。ああ、このシーンはこの映画だったのか、と。
ジャッキー・チェンの映画は、幼いころに吹き替えで見ていたせいか、吹き替えで見たほうがしっくりくる。U-NEXTは吹き替えも選択できるのが嬉しい。ただ、吹き替えはすべての作品で対応しているわけではなく、これまで見てきた印象では吹き替え版を選択できる作品のほうが少ない。ジャッキー・チェンであっても、たとえば「キャノンボール」は吹き替えが選択できなかった。(あの作品はジャッキー・チェン作品ではなく、ジャッキーも出演している、ぐらいの感覚だから致し方ないような気もする。でも「キャノンボール」の吹き替えもとても良いのでぜひ対応してほしいところではある)
この作品はジャッキーの代表作でもあって、その名に恥じない面白さではあると思う。ただ、物語のクライマックスを牽引するエピソードにおける、チェン刑事(ジャッキーが演じている役)の行動は、それまでの彼の印象からすると無理があるように感じる。ストーリーの都合でキャラクターを動かしてしまっているように、見える。そしてそこから後での署長の行動(言動)も、そういう風になるならもう少し手前で叩いておいてほしい、と感じた。
逆に言えば、そういう部分に強引さがあったとしても、それを全部まとめてしまえるだけの力がこの当時のジャッキー・チェンにはあったということだろう。ポリスストーリーはその後シリーズ化し、比較的最近になってもまだ新作が登場したりした。文字通り、ジャッキーのライフワーク化した作品と言える。
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