紅葉の地で降るものは。
赤や黄色に色づいた葉が、ハラハラと降っている。
道も色を変え、シャキシャキと音を鳴らす。
そんな紅葉を私は白川公園(愛知県)で見た。
この公園は、名古屋市科学館と名古屋市美術館を含む都市公園である。
美しい噴水や、季節によって複数の花々を鑑賞することができる公園だ。
ちなみに、紅葉と楽しめるのはツワブキという植物の花だ。
美しい紅葉を前に様々な人がカメラを向けていた。
散歩中のおじいさんや、スーツ姿のサラリーマン。お洒落をした女性たちや、観光中のような人達まで。私ももれなくカメラを向ける。
どんな写真でも、それは、ある一枚の葉が役割を終える瞬間をとらえる写真だ。
そう考えると、今撮った写真は何か重大な意味を持った写真に変わる。
秋の催花雨は、花の開花を急かしたりしない。
我々の中に埋まっている、あらゆる関心の種を芽吹かそうとする。
※名古屋市美術館は改修工事のため休館中 (2020年11月現在)
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