A Day
以前の記事でも紹介しましたが、最近よく聞く曲を紹介します。
Adoさんがここ最近自分の中で流行ってます。
Adoさんといえばうっせえわが世間的大ブームとなったことが印象的かと思います。
もちろんそれもありますが、個人的には楽曲を通しての引き出しの多さに魅力があると思います。
Adoさんはバンドに所属しているわけでもなく、自分で作詞作曲をおこなっているわけでもありません。純粋な"歌い手"です。
歌い手に対してネガティブなイメージがあったわけではありませんが、個人的には曲を作れて、楽器を弾けてこそ音楽をやる人の至高だと思っていました。
でもAdoさんを見ていると必ずしもそうではないことが実感できました。
もちろん本人の技量も一定以上は必要です。肩書きとしてはプロの歌手ですから。
じゃあそこで曲が作れる・詞が書ける・楽器を弾けるが加わるとどうなるか?勿論アドバンテージです。あと少し嫌な話ですが曲を作る経費的な意味でもその方がコストカットできます。
ではデメリットは何か?これは半分いいことですが、どう頑張ってもその人の色がつきます。声とかどう頑張っても変えられない部分は前提として一旦置いておいて、作曲していると"耳あたりがいい進行"・"自分が作りやすい曲の構成"・”使いやすい言葉選び”など、十八番的表現が完成します。
正直これは人によって違うので、どうともいえませんが、ある程度ファン層を固定する(刺さりやすい層がわかる)要因となると同時に、(アーティスト側の)新規開拓の妨げになることもあります。
ここで本題に話を戻してAdoさんはどうかというと、まずご本人の声質が色々な声を使うことができる引き出しの多いタイプなので、うっせえわ的な激しい曲から今回のような透明感満載の曲まで、扱うことができる範囲がとても広いです。あと音域も3オクターブくらいあるので、作曲者的にはめっちゃ自由に表現できると思います。書いてて思ったけどボカロとできること変わらんのでは・・・?
そして、バンドを組むわけでもなく、最近流行りのユニット+サポート固定みたいなこともしていないので、毎度全く表情が違う曲を楽しむことができます。あと当たり前と言えばそうですが、作曲者も超実力者ばかりです。
でも、毎度ガラッと変わるわけではなく、Adoさんが歌ってるなと思える要素があります。そう、ボーカルが固定なんです。
そりゃ当たり前なんですけど、逆の場合どうでしょう?作曲固定でボーカルが毎度変わっていたら一貫した印象って与えにくいですよね。
音楽がわかる人なら"いやーこの人の作曲のこの進行好きだなー!"ってなるけど、大半はそんなのわからない素人なわけで、”あれ?ボーカル違うくね?別のアーティスト?”ってなるわけです。
そういう意味もあって、Adoさんって最近の音楽シーンで結構無双できるなと思いました。
曲の紹介といいつつ1000文字くらい自分の考え書いてしまいましたが曲の紹介に移ります。
この曲が好きな理由は勿論、"愛してる"の連呼が最高だからです。
Adoさんと言えばBPM上げまくってビート出しまくる最初から前回で行く近接ゴリ押しキャラみたいな曲が多い(そしておそらく世間もそのイメージが強い)中でのこの曲はすごく好きです。
いや勿論いつもの感じもすごく好きなんですけど、こう、言葉が浸透して歌い方が映える感じの曲もすごくいいなと思っています。
ギターがかっこいい・ベースの低音がいい・ドラムのリズムがいい
じゃない純粋な歌を届ける感じの曲なのがとてもいいです。
ワンピースREDで多少はイメージ変わったかもしれないけど、それでも私は最強と新時代がメインだからこういうバラードってあんまり印象ないと思っています。
歌詞考察はそこまで深くできなくて別の方の考察を見て、そういうことか〜って解釈したので、それを見る前の解釈を書こうとおいます。
辛い時があればいいことがその先で待っているから大丈夫だよっていう表現の新しい言い回しだなと思いまいした。とても素敵。
一目惚れしたけどそれを伝えることができない感じがすごく伝わってきます。めっちゃいい。好きな人から”好きな人いるの?”って言われた時に素直に言えなかった中学生時代を思い出しました。
正しいことばっかで世の中回っていかないんだよね・・・と改めて考えさせられました。今の自分としては"人として間違えちゃいけないところは押さえないと"と思って生活していますが、それが正しいわけではない。そうじゃない人にもその人なりの事情があることは忘れちゃいけないし、こっちの正しさを押し付けたところで何も解決しないいだよなと考えさせられました。
これは感想というか"確かにな・・・"と率直に受け取りました。多分もうボロボロの服のように使い古されているけど、万国共通で通じる価値観のひとつで、歴史を動かす中にその感情も含まれていたりするので、いつの時代も変わらんのかもしれないと思いました。でも実際はボロボロどころか一個しか存在しないのに同じタイミングでみんな使うしいつでも新品だし、物に例えると不思議な感じになりますね。
たくさん書いてきましたが兎にも角にも素敵な曲なので皆さんも是非聴いてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。