長野県に移住して丸2年。
さいたま市緑区の妻の実家に2世帯で暮らしていた私たちは、子供が1歳になったら、今よりも自然豊かな場所に移住して子育てをしたいと考えていた。さぁどこに移住するか?私の実家周辺や何かと関わりのある栃木県益子町あたりもと思ったが、福島の原発の問題が解決していないこともあり、子どものことを考えると最初に候補から外した。私自身は、海が好きで、魚も好きで、海釣りにもかなり長く通っていた時期があったので、海のある県…千葉、神奈川、静岡もいいなぁと考えていて、静岡の藤枝に移住体験ツアーに参加もしたが、妻の希望もあり、その他いろいろとあり(笑)、最終的に妻の祖父母が以前暮らしていた上田市真田町の古民家に移り住むことになった。長屋門のある古民家だ。
春は梅、桜、桃、林檎の花が続けざまに咲き、山々の新緑は杉が少ないのもあってとても明るい印象があり、夏はカラッと晴れて湿度は低く日中は暑いが朝晩は涼しく熱帯夜などはない。秋は紅葉が美しいがあっという間に冬がくる感覚の短さで、冬は雪が少ないが本当に寒い。四季の変化がとてもわかりやすく、遠くに見える山々からもその変化が楽しめる。あぁ自然豊かだなぁと感じる反面、やはり今までと違う環境での暮らしに慣れるのに時間がかかっている。それと経済的な生活の基盤がまだまだ出来ていないのだ。
普段の生活の営みの中に、春先からは農作業(野菜の自給率は高い)、初夏に梅を梅干しその他に保存、草刈りはひと月に2度、秋には柿を干し柿に、暖房費を抑えるために薪ストーブを導入したことで1年を通して薪割り。自分たちの空間を作るために、妻の祖父母が住んでいた頃の物を片付ける作業(これが手強い)などが加わり、かなり忙しく動くことになった。
さぁ収入に繋がる仕事を如何に作っていくか…今になってそれか?だが、少しずつ準備を進め、動き出してはきたものの、思っていた以上に状況は厳しい。さぁどうやって経済的な生活の基盤を作っていくのか、3年目の今年がとても重要になってきている。
今後、noteでは、そこらへんを中心に書いていく予定でいる。そもそも我々の仕事って何?からだな。