就職支援の現場で考えていること
私は「就労移行支援事業所」で働いている。語弊を恐れず言えば、障害者が利用できる支援事業所だ。
障害者といっても、適応障害とか、うつ病だとかの人が利用者の中心。
話しても、「普通の人」や「よく気遣いのできる人」という印象を持つ人がほとんど。そういう人がいまを生きる上で困る世の中になっている。気遣いができるけど、自分が損をしてしまうとかね。職場や生活の中で不利益を被ってきて、積もり積もって心や体を壊してしまう人がいるようだ。まぁ、他にもいろんな障害者がいるというのも周知の事実だと思う。
今日はその職場の中で、ちょっと支援がうまく言ってないなーと前から感じていた利用者と話した。話していて、思考回路と支援(の仕組み)があってない、と初めてちゃんと感じたかも。
というか、分析する思考力がないとけっこう自走して就活するのって難しいといえるのかな。
就活って、「働きたい」「お金が欲しい」「キャリアアップしたい」「周りの目が怖いから」とかいろんな願望を叶えるための行動の一つで、願望や課題に対してどのような行動が必要かを考えて行動していく、というのが必要な視点になる。
でも、今の自分の課題を分析することや、客観的にみることや、的確な行動を考えることって、めちゃめちゃ人によって得意不得意が出るよなぁと。
今回話していた人は、得意不得意というか「(分析思考や客観視に対して)それなに?」というくらい、ご自身の中に価値を見いだしていない。もう目の前のことに意識が強く向いているのかなと感じられる。
そのことに良し悪しはない。
ではご自身に合いそうな就活のやり方、生活の仕方はなんだ?という話。
分析をしなくても、客観的に見なくても、ご自身が就活を進めるということを今よりもっとしやすくなるために何が必要かな?そのために我々は何ができるかな?
って考えてる。
ジャーナリングはどうかなぁ。ジャーナリングを通して不安になりづらくなったら、もうちょっと動きやすくなるかな。内省することに慣れたら、客観的に物事をみることにも慣れていくかしら?とか。
求人検索後のアクションを見直してみるかな?とか。いろんな求人の検索の仕方に慣れていくのもいいのかもなとか。
そんなこんな。