【映画】クリスマスに想いを寄せて【ラスト・クリスマス】
おはこんばんちわ!らいまるです!
9月に入ってもまだまだ暑さが残る今日この頃。皆さんはどんな日々をお過ごしでしょうか。
自分はどちらかというと夏より冬が好きなタイプで、早く涼しくならないかな〜なんて思いながら過ごしています。
さて、こんな暑い時にその題名はどうしたんだと思った方もいるでしょう。自分もそう思います(笑)。ただ、この暑い夏に鑑賞して、早く冬がこないかなとウキウキする映画と出会いました。
ストーリー性もさることながら、俳優陣の演技にも惚れ惚れ。加えて、あの名曲を使った演出の仕方にも非常に楽しませていただきました。
そんな作品を今回は紹介します。ちなみに今回はこれまでの紹介の仕方とは少し志向を変え、3つのおすすめポイントを挙げて紹介していきます。
あらすじ
ロンドンのクリスマスショップで働いているケイト(エミリア・クラーク)は、親との関係も悪く、お店でも仕事に身が入らず失敗ばかり。家を出て友人の家に飛び込むが、生活の乱れによって愛想をつかれ始めていた。そんなある日、エルフに扮して客引きをするケイトは、不思議な青年トム(ヘンリー・ゴールディング)と出会う。様々な悩み、問題を的確に見抜くトムにケイトは恋心を抱くが、なかなか二人の距離は縮まらず。そしてトムのことをもっと知ろうとしたケイトは、彼の隠された真実を知ることになるのだった。
★オススメ1 「ラブコメ」にとどまらないストーリーの深さ
劇場ポスターを見ると、普通のラブコメかなと思ってしまったところがあるが、そうは問屋が卸さなかった。むしろ「ラブコメっぽいからパスかな」と思っていたそこのあなたは、是非一度見ることをお勧めする。
この映画には序盤にいくつかの伏線が散りばめられている。
ロンドンを舞台にしながら、何故スタートがユーゴスラビアの教会から始まるのか。お店の店長が序盤に言い放つ「あの時から変わった」の言葉。そして、不思議な青年トムの存在。
列記した以外にもいろいろと気になる場面があり、簡単にラブコメと考えて緩い感じで見ていると終盤にあれ?となってしまうかもしれない。
加えて、この映画には意外にもいくつものメッセージが隠されている。ユーゴスラビアという言葉からわかるように差別や偏見といった問題定義もあれば、LGBT問題にも触れている。そういった現代テーマを扱っているところにも、この映画の深さを知ることができる。
また、伏線で言えば、最後にわかる事実を知ることで、あの時、この時はそうだったのか!と思うことになるので、緩い気持ちで見るのはもったいないと言えるだろう。
終盤の伏線の回収、そしてエンドへの持っていき方が素晴らしく、最後はうるっとくること間違いなし。夏に見てもすごく楽しめる作品だ。
★オススメ2 ワム!の名曲「ラストクリスマス」が物語を際立たせる
タイトルの「ラスト・クリスマス」は、あのワム!の名曲である「ラスト・クリスマス」を使っている。それもそのはず。今作はクリスマスの定番曲となった名曲を原案にして作られた映画なのである。
今作の中では「ラスト・クリスマス」だけでなく、数々の名曲が物語を色付けする。場面場面に合わせて素晴らしい曲が流れるため、そっちに気を引かれてしまう人もいるかもしれないが(笑)、そういった名曲がさらに視聴者を映画にのめり込ませる。
その上で、ケイトがミュージシャンを目指しているというバックボーンがあるので、音楽がさらに映画の中に浸透している印象を受けた。
映画全体を見ても、80年代のミュージックが好きな方、そしてロンドンが好きな方にとっては、数々の名曲が流れるロンドンの街並みを見るだけでも気分が上がってくるのではないだろうか。
余談だが、自分もかつてロンドンに住んでいたことがあり、街並みを思い出しながらクリスマスの雰囲気を思い出すきっかけにもなった。(ちなみにクリスマス当日や翌日のボクシング・デーはほとんど店がやっていない。クリスマスは家族で過ごすという文化があるため)
今はコロナ渦でなかなか海外にいけないところもあるので、向こうの雰囲気を味わう意味でも楽しめるかもしれない。
★オススメ3 エミリア・クラークの可愛さが国宝級!
これはかなり私情が入っているが(笑)、何にしても主演を務めたエミリア・クラークが可愛すぎる!
ケイトが天真爛漫キャラゆえ、喜怒哀楽の感情表現がかなり求められた今作。
それをエミリア・クラークが見事に熱演。
物語が進むにつれてケイト自身が成長していくのだが、それに合わせて表情や仕草を変化させるのは流石としか言えない。
終盤にはエルフの格好で歌う場面があるのだが、その場面が国宝級の可愛さなので見逃さないで欲しい!(笑)。
また、トムを演じたヘンリー・ゴールディングとのバランスも絶妙で、二人の恋愛模様を見ているだけで幸せな気持ちになる方も多いのではないだろうか。
とりあえず、最後にもう一度だけ言うが、エミリア・クラークが異様に可愛いので見て欲しい!(笑)
■編集後記
全部読んでくれた方ならわかったでしょう。そうです。ただ、エミリア・クラークが可愛いと言いたかった!だから書いた!(笑)
もちろん、映画の内容自体もすごく楽しめる作品なので、この時期に見るもよし、クリスマスが近づいてきたら見るもよし。そこは皆さんのタイミングで見ていただけたらと思います。
それでは、今回はこの辺で。