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【映画】3つのラブストーリーで描く恋愛の性質【ラブ・アゲイン】

おはこんばんちは!ちはやふるの推しは真島太一派、らいまるです。

ここ最近、異性との出会いがなく苦しんでいるそこのあなた!恋愛映画でも見て心を整えてみるのはいかがでしょうか。

ということで、最近恋愛映画多めです笑

今回紹介する映画は、スティーヴ・カレル主演の「ラブ・アゲイン」。主演はいちよスティーヴ・カレルなんですけど、映画内で3つの恋愛が繰り広げられていくので見どころ多め。それもちょっとやそっとでは終わらない恋愛ばかりなので、かなりオススメです。

■結婚生活に慣れることの怖さ

まずは簡易型あらすじ。

あらすじ
主人公のキャルは仕事も家庭も順調。何不自由ない暮らしをしているかと思われた。しかし、妻が浮気をし、離婚の話を持ち出してきたから、さぁ大変。家から出ることになってしまったキャルは、妻の愚痴を話しにバーへと通うことになってしまう。そこで出会った一人の男、ジェイコブは女性を扱うのがうまい遊び人だった。ジェイコブは冴えないキャルを見て、新たな人生を歩むための助言を送っていく…。

今回はあらすじでストーリーの本質をすべて捉えることができません。それは何故か。前述したように、この映画には3つの恋愛が存在しているからです。主人公のキャル、その息子のロビー、そしてジェイコブ。3人の男が一人の女性、映画内で言う「魂の伴侶」と、どう結びつくが映画のポイントになります。

まずキャルに関しては、結婚生活に慣れてしまったことによる互いの魅力の損失がテーマ。これはよくある話ですが、何年も一緒にいたら男性と女性という分け方ではなくなってしまう家庭は多いですよね。歳を重ねると互いに一人の男性と女性として変わりない状態を続けることは難しくなる。その結果、違う相手に手を出して不倫してしまう、と。

今作ではそこまで描いた上で「どうやって自分をもう一度、一人の男として見てもらうように変化するか」という点に振っているのが面白い。キャルはジェイコブに出会うことでファッションや喋り方をナンパを使って学んでいくことになるのですが、そういったプロセスの先には奥さんとの復縁が見え隠れしていて可愛さがある。もちろん失敗も経験する中で、改めて妻との関係性に向き合うところは実によく描かれています。

終盤は他の二つの恋愛に絡むことになるキャルですが、最後に何が大事なのかを自分の中で見つける感じが非常にいい。ラストシーンのジェイコブとの会話は特に見てもらいたいポイントです。

■年の差、恋愛遍歴をどう考える

そして、残り二つの恋愛をテーマ化するならば、一つは年の差、もう一つは恋愛遍歴とします。

恋愛映画あるあるの年の差恋愛は、ロビーの好きな女性が自分の父親を好いているというなかなかヘビーな設定。それでもロビーの良いところは自分の愛が間違っていないと貫き、最後まで愛を伝え続けること。若い頃の恋愛は一瞬の燃え上がりだったりしますけど、今の気持ちが大事だと吐き出し続ける強い思いは、清々しさを感じさせます。

また、ジェイコブの恋愛は自身の恋愛遍歴をどう考えるかがテーマ。自分の娘と、遊び人としてそこらへんの女性を道具のように取っ替え引っ替え遊んでいた男の交際を父親は認めないですよね。もし自分の娘が元・遊び人と交際したいと言ってきたときに了承するのは簡単なことではないだろうし、観ている側も選択するのが悩ましい。それにそこまでの展開が抜群にいいだけに、いろいろな思いを持って終盤のシーンを見られるはずです。

この映画は本当に起承転結で言うところの「転」が非常に動きがあって面白い。様々なことが起こって、一人ひとりの考えに変化が起きるので視聴者としては一気に引き込まれます。それに今作を見て、改めて恋愛に対してどう向き合うことが正解なのかを確立できるかもしれません。

個人的にはこの作品を見て素直になることが一番だと感じました。何かを思っていたりしても相手のことを思って隠すことはプラスか、マイナスか。何でも言い合えて、好きなら好きと言える関係性が一番だと教えてくれた気がします。

では、今回はこの辺で。

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らいまる
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