シェア
静岡県大瀬崎から見た裾野南西側は雄大だ。訪問日は川状の雲が飛竜の如く天をダイナミックに流れていた(静止画なのが残念)。この美しい裾野は全て頂上から噴出した途方もない量の溶岩流が固まって形成されたのだから、さぞ恐ろしい光景だったろう。眼前の駿河湾の海面上を火砕流の高温ガスが走ってきて撮影地点はポンペイ状態だったのではないか。 大瀬神社の背後に宝永火口(1707年噴火)がぱっくり口を開けているのが見える。特急富士2号の3枚目は、頂上の北側から逆に大瀬崎を遠望したものだ。 夕闇