子どもを授かる権利がない
ぼくは30歳、独身男性。
彼女を作れるスペックじゃないと言えばそれまでだが、仮に彼女がいたとしても、ぼくには子どもを授かる権利がないと考えている。
考えてみてほしい。
・死ぬのが怖い。
・怪我や風邪をひくと痛みや辛い。
・大切な人が死ぬのが辛い。
・生きるために努力しなければならない。
これは誰もが感じる嫌なこと。きっと産まれたら可愛いであろう我が子に、こんな辛い試練を与えたくはない。可愛くてぼくの人生が華やかになるのは間違いない。それでも辛さを与えてしまうことになるから産んであげない方が幸せだと感じるようになった。
長らく底辺生活を続けていたから思考が歪んていることも自覚している。とはいえ、底辺生活は誰しもがなり得るもので、もしかすると我が子もなるかもしれない。そう思うと「誰しもが産んで良い」とは思えないのだ。
もし仮にぼくが我が子を産むとすれば、
・資産1億円を超えていること。
・それとは別に子どもが20歳の頃に2000万円以上入った口座を与えられるか。(具体的な理由はないがチャレンジする資金を提供してあげたい。)
・十分な教育、十分な経験をさせてあげられるか。
を満たせた場合だけだろう。
今子どもを育てている人は「可愛いよ」と言うだろう。それは知っている。じゃあ、その子どもが25歳になり、とんでもない借金や大病になったら救ってあげられますか?
お前が産んで教育した子どもの失敗を補填してあげられるだけの力が無ければ産むべきではない。ぼくはそう考えている。
本当はキャッキャッ言いながら成長を見届け、土日くたくたになりながら家族サービスをする人生にも憧れるけど、それ以外の負の部分を想像するととてもじゃないが無理すぎる。
いま子どもを「かわいい」と幸せな人たちが、子どもが30歳を超えた後も幸せだと胸を張って言える人が何人いるかが知りたいよ。