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相対主義の極み乙女、ついにサヴァイヴを知る――にじよん あにめーしょん2 第12話「仲間でライバル」
こんにちは。かみなりひめです。
土日をお奈々さんで費やしましたので、
やっと最終回にたどり着くことができました。
にじよん あにめーしょん2
第12話「仲間でライバル」
第12話ありがとうございました🌈
— 矢野 妃菜喜 (@yano_hinaki35) June 21, 2024
仲間でライバル。虹ヶ咲のいいところが詰まった回でしたね🥰
Blu-ray特典の新作アニメーション第13話〜第15話も楽しみに待っててくださいね!#にじよんあにめーしょん2 https://t.co/Zm4KjNeQ4d
同好会のみんなに少しずつスポットを当て、
最後には高咲侑その人が話の中心になりましたね。
過去の「にじよん あにめーしょん2」では
既存のキャラの枠組を描き出しただけの回が
あったことは以前にも記事にしております。
ところが、今話においては、
「高咲侑」というキャラクターのなかに
今までとは違うモノが芽生えてのでした。
それこそ、
「サヴァイヴ主義」的な考え方であり、
スタート当初の虹ヶ咲が持っていたものです。
詳しくは、以下の記事に譲りたいと思います。
そちらでも書いた通りですが、
この「高咲侑」というキャラクターは、
そのセリフ「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!」
にあらわれている通りの相対主義者です。
特定のひとりを選ぶための競争から下りてしまい、
ライバル同士によるサヴァイヴを否定します。
もっと踏み込んで言ってしまえば、
初期の虹ヶ咲にあったサヴァイヴの風潮を
減殺させる装置として、高咲侑は導入されたと
いっても過言ではないでしょう。
しかし、そんな高咲侑は、
みんなが切磋琢磨して次のライブに向けて頑張る
同好会メンバーの様子を見たり、イギリスにおいて
スクールアイドルをするアイラちゃんのことを聞き
こう思うようになりました。
なんか、最近変な感じがするんだ。こうやって、みんなが頑張ってる姿が嬉しくて、私も頑張ろうって思うんだけど。でも、それだけじゃなくて。なんかこう、胸の中がムズムズーって、今までと違う感情が増えたっていうか‥‥。
ここでいう「ムズムズ」は、果林さんに
「それって、負けたくない!って気持ち
じゃない?」と数秒後に教えられるわけでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1719152635097-s8UWZnQuE1.png?width=1200)
そこからは、同好会メンバーからの
「立場は違えど侑ちゃんもライバルだ」という
承認合戦がスタートしてゆきます。
最終回だもん、全員喋らないとネ――。
そして、最後にミアから送られた言葉は、
”Friendly Rivalry“
仲間だけど、ライバル。侑もその一人ってことさ。
![](https://assets.st-note.com/img/1719239017767-igtCqkMAeC.png?width=1200)
でありました。
英和辞書などを見ますと、
「友好的なライバル関係」などと説明されるのが
この ”friendly rivalry“ でございます。
これこそまさに、虹ヶ咲がずっと掲げてきた
「仲間だけどライバル」「ライバルだけど仲間」
にほかならないでしょう。
アニガサキの文脈を踏まえるならば、
それを同好会から教えてもらった朝香果林が、
にじよんで高咲侑に教える側に回っているのは
とても胸を打つ話ではありますね。余談でした。
仲間だけどライバル。 ライバルだけど仲間。 そう思える人と巡り会えるのって、本当に奇跡。#虹ヶ咲
— 久保田未夢(i☆Ris) (@iRis_k_miyu) November 28, 2020
さて、こうしてライバル認定された高咲は、
最後に「私も、みんなに負けないよ!」と宣言し、
この回は、いや、「にじよん あにめーしょん2」は
幕を閉じることになったのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1719239653822-i8LDI2YFWW.png?width=1200)
さて、今やメディアミックスが当たり前で、
違った媒体どうしをつなぐのは、キャラの同一性
というところだけになってしまいました。
サヴァイヴ系からの脱出を図るために投入した
はずのキャラクターが、サヴァイヴの海へと入る
というなんとも皮肉な終わり方だったわけですが、
これは劇場版にも引き継がれるのでしょうか。
次に紡がれる虹ヶ咲のストーリーを待望しつつ、
ここまでの「にじよん あにめーしょん2」記事を
終えたいと思います。ありがとうございました!
さ、恒例の過言記事案内です。
(それぞれよろしくです!)