【魔界戦記ディスガイア7】和風の魔界で始まる珍道中【プレイ感想その1】
「悪魔らしく、悪どく行こうぜ!」
【企画概要】
・この記事は『魔界戦記ディスガイア7』のプレイ感想記事となります。基本メインストーリーを主にやりますが、時に寄り道することもあります。後メインストーリークリア後のことは未定です。
・記事主は過去に『4』と『5』と『6』をメインクリアまでしっかりやり、『2』を少々……。いつかは無印もやりたいところですけどね(ちなみにシナリオは全部知っています)。あ、個人的に好きなナンバリングは『5』です。
・そして文中では色々な作品外ネタを口にすることがあるので、それに寛容的であれば暖かく見守ってくれると幸いです。
・更新頻度は申し訳ないですが諸々の事情もあって不定期です。ですがメインストーリー全話分の感想記事は三月末までには掲載する予定です。
・なお、早急にレベル9999をするなどの大きなレベリングはしない方針でいきます。これはメインシナリオが終わってからのお楽しみってことで。
【プロローグ】
さて、はじまりは夕日に照らされた決闘光景。双方の武士が刀を抜いて構えているのでしょうか。互いに見合って風と共に振り下ろす。とても熱いシーンだと思います。
が、カウントの『3』を口にする前に
……ありゃ。
まあ普通考えたら3秒も無防備でいるとこうなるのである。それはそれとして武士道の心得はどうしたと言うのもまあ分かる。
このキャラクターこそ、今作の主人公フジ。見た目的にも明らかな武士道に生きる武士キャラに見えて、その箱を開けば悪魔らしい性格を有しており武士道嫌い。そして仕える御館様も居ないのではぐれ武士ということになります。何か野武士のようにも見えますがまあ気のせいでしょう。
というわけで決闘は決裂。どっかから出てきた子分に囲まれて戦闘開始。ふむ、久しぶりの戦とな……?
でもチュートリアルなのでざっくりと撃退するのであった。そして決闘の報酬もなく無駄骨に終わった。そして彼が口にする『1億ヘル』。なんだか単に金が欲しいだけではないようにも思えます。
今回の舞台である日ノ本魔界群、腐敗した世に戦乱の気配が漂う!!
という感じもあってなかなか熱いですね〜。これは楽しみ。
【第一話 日ノ本オタクとはぐれ武士】
出会いの蹂躙
物語は一人の少女が憧れの日ノ本魔界群に降り立つことから始まります。
このキャラクターは今作のヒロイン(?)であるピリリカ。自分が口にするぐらいの日ノ本オタクであり、更にはこの高額なプチ魔界を真っ先に購入するほどのいち企業の社長というとんでも個性持ち。それにしても彼女の特有な悲鳴や奇声は既視感があってガンに効きますね。(ぇ)
ウッキウキな心持ちをしながら日ノ本を味わう……かと思いきや
響き渡る男の怒号。その理由も……
確かに、『麺屋』と聞けばうどんとかそばとかラーメンが思い浮かびますね。もうこの時点でなにか違うって感じが強くあるような……。
とはいえどこの世界でも同じですが、その店の料理にケチ付けられたんでその飲食店の店主がカンカンに切れているわけです。それをどうにか宥めようとお金で解決しようとして一瞬揺らがせるも言い回しで火に油を注ぐ結果となり。
このままでは落とし前つけられそうなところに……一人のはぐれ武士が現る!
ちなみにステージもプロローグと同じでチュートリアル的な感じなのでさっくりと解決。
助太刀により現れて刀を振るうフジの姿を見て
本物の武士の姿に目を輝かせるピリリカ。これぞ真の武士と褒めるように口にするのですが
どうやら何かがあったようで……確かに麺屋に日ノ本特有の料理も無くなっていますし、しかも街にも武士みたいな悪魔の姿が見当たらない。では一時代気づいていた武士はどこへ? と成り行きにプチ魔界にお邪魔しつつもある場所へと向かいます。
あ、もちろんダウンロードコンテンツ、特に無料でもらえる『序盤お助けセット』は必ずもらっておきましょう。
後はポイントが許せる範囲であればヘル袋を最優先にマナ袋もまあ悪くありませんね。
希望なき者たちの街
フジに案内されながらも訪れた地はきらめきのある世界とは打って変わった光景でした。
目にした光景は一時代を築いた武士達があることをきっかけに仕事を失って『はぐれ武士』として食いつなぐために過酷な労働をする姿がありました。……全く人権ありませんし少々社会風刺を感じますね?
そのきっかけは魔界外から来航してきた魔提督オープナーが制定した『日ノ本デストロイ法度』によって武士道に生きることを禁じられたのです。これに関してはHPのストーリーを見てくれたらわかりやすいかもしれません。
ペリーデス、カイコクシテクダサ~イ
この物語の元となった『黒船来航と江戸幕府の滅亡』の話は必要な時が出てきた時にその都度お話します。とはいえ、たしかに大雑把ながらそこから開国と外交の話が出てきて対立が強くなった末に滅んだけどもまさかのこちらでは魔提督オープナーの支配下に置かれるなんて……。
ちなみに……こちらは分かりやすく話すと『銀座魔界で胸の良い姉ちゃんと寿司食べに行く』となります。んー!!! 労働者には金を与えず自分だけいい思いをする光景、なんだか地味に風刺が利いてますね!
そんな残酷な光景を見てられないピリリカはある行動に出る! それは……
軽く説明すると『あなたは自分のためにひもじい想いをした父と母に美味しいお肉を食べさせるために働いたのに、気づけば両親がベジタリアンに覚醒してしまった。悲しい肉に悲劇、悪の道に進むのも仕方ない。大丈夫です、私がその悲しみを受け止めます!』といった内容ですが……
効果なし!!!!
……いや、明らかに強引!!!
そもそも性善説を語るにあたりしっかりその者を読み取った上で揺れている部分を言葉で突きつけるものではありますが……実際根っからブレない相手には効きません。
というわけで結果的に火に油を注ぐことになってしまい怒りゲージが最高潮に達し、戦闘。
ここではいつものディスガイアのど定番となるブロックの出現です。こちらはフジとピリリカだけでなく、ピリリカが雇った汎用キャラ3人(ヒーラー、レディファイター、プリニー)を駆使できればミッションも含めてさほど苦労するステージではないと思います。
改めて絶滅危惧種と化した武士に失意を抱くピリリカ。ここは諦めて日ノ本グルメを楽しむことを考えるのですが
『日ノ本デストロイ法度』により失ったのは武士道だけではない、日ノ本独自と文化と伝統さえも全て失ってしまった。世はまさに世紀末!!!
そこで熱意に対するフジによる提案により、日ノ本文化を取り戻したいと直談判しに大穢戸魔界の城へと出向く。
フジはフジでなにか企んでいるみたいだけど……。
大穢戸城前の攻防
う~ん、これはまさに夢見る少女の姿(
警戒度高めな魔界の城前を案内してくれたフジに感謝の言葉を述べた直後……吐血!?
人情アレルギー? んー……そうなのだろうか。これも何かがあってのような気もするのは気の所為でしょうか。真の人情嫌いであればそもそもピリリカですら助けないとは思うので、おそらく何かがある!
感謝の追撃!!
そこまでして人情に対する拒絶反応が出ているのか理由を話す(すぐに分かるとか言いながら反らされた)前に江穢城の警備兵に見つかって戦闘へ。
この戦闘もディスガイア名物のジオパネル。一応工夫次第では全消しは可能ではあるのですが……どうやって消したっけな……。というより、レベルが上がりすぎると攻撃の反撃で死んでしまうので全消しは難しいかもしれません。
……あ、褒め称えるのは別に大丈夫なんですね。フジの持つ人情アレルギーの基準として戦闘前の会話にあった『友情・愛情・同情』を感じるとダメそうで、褒めるのはOK。そして何時の時もお金を目的にすることでどうにかアレルギー反応から回避したのかなって感じもしない。
まああの後もお金のことで同情されて吐血していましたが。
……と、ここまでの助太刀料と案内諸々の料金を要求してきます。もちろんピリリカもそれ以後助太刀をお願いしたいなと思いつつも、そこで出てくるのが1億ヘル。驚愕を隠せないよそに遠くから現れる鋼色の鋼鉄を纏う守護神が。
魔界一の守護神だと!? なんだかクライマックス感が出てますね。
嘲笑う武士たち
明らかに目の前の瓦礫をもろともせず払い除けて突き進むその姿はこの魔界を束ねる守護者そのものといっても良いでしょう。そんなハイレベルなほどの能力を誇った相手がビッグブルをあわせて十三人もいるなんて……円卓の騎士でしょうか。
でも立場としては幕府の右腕にして側近。ビッグブルに話を通せば通してくれるはずとの思いで説得を試みるも、無論断固拒否。
魔提督オープナーの件もそうだが、この日ノ本も他の魔界に遅れを取らないための発展が必要なための犠牲という主張でもあるのでしょう。いやいやいや……
それでも自分の抱いた武士と武士道に対する気持ちを吐き出し、そんな夢あふれる世界と相反する現状に胸を傷んでいる様子にフジの口から「……ガキが」と漏れ出します。ピリリカに対し、『そんな幻想で夢物語を抱きやがって』というマイナスの情なのか、それとも『俺たちだけの問題なのに外のお前が突っかかりやがって』という何とも言えない複雑な気持ちなのか。それはまた後の話で明らかになるでしょう。
もちろん、そんなピリリカのヒロイン的な主張に対し
ちゃんと政策の後処理はしてある。と言わんばかりの返しをします。ただその扱いはもうプリニーと相違ないんですが。全く変わる気のない姿勢に限界が来たのか
腹をくくり、フジと助太刀の契約を交わすことに。その前金としてあるものをお渡しする……ところで戦闘へ
マップはあまり特記するところがないのでスルーですが、ミッション全制覇を考えるなら二手に分かれるほうが良いでしょう。
では話の続き
ピリリカから前金代わりに渡されたそのアイテムは魔改神器、しかもその中でも特級品ともあたる武器を渡されて驚愕を隠せないフジ。デザインを見る限り明らかに並の立場で持ち運べるものではないといったところでしょう。今まで行方不明になっていた剣を彼女が持っていることのほうが大きいかもしれない。
これには彼女の正体に気になってしまうよね♪
疑問になりながらも前金代わりとして完斬無止を受け取った瞬間。
フフフフ、汝の素質、見抜いたり。我が神剣の刃を与ろうぞ。
とか聞こえるような気がしましたが気の所為ですね。魂の宿った武具ということは、過去に因縁があったりその武具や中にある魂に対してのなにかの繋がり(血統であったり魂レベルの何かが)が持っているとこういったことが発生しやすいのが他の作品でもあったような通例ですが、フジのつぶやきからして明らかに例外ではありませんね。その過去の因縁ごと、ぶった切ってやる。そう心で覚悟決まったようです。
対決・防衛奉行
もちろんこの魔改神器や完斬無止の話はおそらくですが日ノ本中に広がっていて、これは兵でも驚きが隠せないほど。だが、彼だけは怖気づくことはなく。
さすが守護神ビッグブル。怖気づく中で決して引くことの無いこの自信は肉体の強さから来る現れでしょう。彼岸絶勝斎……はて、誰のことやら。(すっとぼけ)
とはいえこの肉体に絶対斬られることはないとは言うが、大丈夫? フラグ立ってない?
もう引き返すことのできない最後の分かれ道。その選択を前にしても最後の最後で変えず選択。ここで十三奉行の一角を討ち取りにかかる!
ここで神討モードが解禁。第一話最終ステージはその体験ステージに近い形になっていますが、紐解けば生半可なステータスではモード発動の完斬神威一発で倒すことは厳しい。なので事前にフジのレベルを5以上にしてみたり、武器をアイテム屋にいっていいものを購入すると攻略は楽になるかもしれません。
ステージ内のさらなるアドバイスとして青いジオエフェクトと呼ばれる三角形の物体を割って緑→青に変え、更にビッグブルの後ろにある消滅ジオエフェクトを割って全消去ボーナスである程度削る策もあります。
やはりジオパネル全消去は気持ちいい。
そして神討モードでの攻撃はもちろんバックアタック+周囲の連携も忘れなく。これでステータスが足りていれば勝てるかなと思います。
実際プレイした際、まさかのフジのレベルが一つ足りなくて倒しきれず、後でボコられる羽目になりましたが、大金注ぎ込んで雇った烈闘者のお陰でどうにかなりました。こわいこわい……。てか気持ちよく特殊技フィニッシュしたかったら武具完備でレベル上げておきましょうね!
あ、ちなみにこれは今回のみであり、周回でやる際はだいぶ弱体化されているのでミッションで稼ぐ場合は初回の後のほうがいいでしょう。
さて、無事にビッグブルは真っ二つで沈黙。ここで一段落し、助太刀料の支払いを要求。
ピーちゃんによる誘導で契約書を書くフジ。だが、その契約書の内容は……
おや、戦闘前までもう後戻りできない道をピリリカが入り……続いてフジも
後戻りできない道を歩むことになってしまったようですよ! ピリリカは単なる観光客ではなく、ちゃんとした目的を持って訪れていました。『遺された』……ということは、すでに父がお亡くなりに。たしかにこれは父の無念を晴らす戦いでもあるわけですね。
無論、『悪魔』としてちゃんと言い張っているので、交わした契約はきちんと守らなければいけません。まあすべて解決すれば1億ヘルもらえるし頑張ってくれって手を振りそうではあります。というわけで無事に契約は成立。日ノ本オタクの少女とはぐれ武士の青年による物語が始まるのでした。
断ろうにも断れませんものね。
というわけで改めて、神杖をぶんどるために大穢戸城へ殴り込みにかけようとした。のですが……
大きな地響きが起きたかと思えば
大 穢 戸 城 崩 壊
あの……大将が一体どうなる……。
そんな瓦礫になってしまった城から出てきたのは
どこからかそよ風とは言い難い程の吹雪と共に出てきたのはのは、雪ん子アオ。フジのことを自分の子供であることを口にする彼女の正体はいかに!
次回予告で気になったものと元をいくつか。
ディスガイア6の天元突破したレベルやないか!!!
確かこれはラーメン三銃士だっけ
日曜ビックバラエティやん!!! 家庭崩壊すんな!!!
というわけでフジがアオの父である衝撃真実に驚くピリリカ。まあ食っていける職のない武士だもんね……。どうしてここまできて破壊活動するんだとアオに注意するのですが、
んー……これは実にブレない。なんだかフジとアオで実の子ではないとはいえ深い関係性を持ってそうな気がしますね。ちなみに破壊活動をやめてほしい理由は『自分の子供であることをアピールするせいでこちらに請求書や取り立てに来て逃亡ウンザリ』だそうです。自分が迷惑だったからかい! それはそれで悪魔らしいですね!
以上、第一話でした。武士同士の決闘から入る導入や出会い、そして謎が深まる……特にフジ周りがきになる内容でした。バランスも割と塩梅であり、まだ解禁されていない要素が沢山あるので今後楽しみではありますね。
プロローグも含まれているので結構長い内容となってしまいましたが、今後の話と長さを考慮しながら調整していきたいと思いますので、今後ともお付き合いをよろしくお願いします。
【おまけコーナー】
プリニーにも天職に恵まれることがある
罪を犯した人間の魂が入っていることを知られ、色々こき使われながらも精算されて転生の時を待つことで有名なプリニーなんですが……個体によっては主に可愛がられて上の地位を手にしたプリニーも存在するようです。このようなプリニーはここに満足してしまってずっと残りそうな気がしますね。
ところで、いつの間にか気づいたんですが……プリニー専門の公式サイトができたみたいですね。日本一ソフトウェアのマスコットキャラクターとはいえすごいや!!!
ユニセックス
ピリリカが社長を務めるアパレル会社。元はおそらく『ユニクロ』……?
今作の主人公の種族元
頭の角であったり尻尾、そして固有特殊技に『龍焔牙』から『竜族』で間違いなさそうです。
今回の珍プレー
根性発動してる!!!
といった感じでプチ魔界での雇った汎用キャラを除いた住民とメインキャラを話してみると面白い話が聞けると思うのでぜひ声をかけてみてください! 話ごとに内容が変わるので要注意ですよ!
おまけコーナーはそんな気になった話とプレイ中他にふと思った話を取り上げます。
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