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足を骨折したけど痛くないまま治りそうな話

こんにちは。yuriです。人生で初めての骨折。不安な気持ちで未知の世界、私と同じように色々調べまくっている誰かの助けになるように。覚書の記事を書いておきます。私の場合、痛くないし自転車乗りまくってるしこのまま治りそうです。こんな人もいるよ、という例。

もくじ

1 骨折した部分と種類 -失敗した割り箸
2 どうやって骨折したか-自分を責めてはいけない
3 骨折後〜自転車に乗っている現在まで時の流れ
・4 骨折なのに痛くない理由
・5 完治に向けて
・6 役に立ったもの -骨折直後から現在まで
・7 ネットや様々な情報-万人が同じではない
・6 その他
それじゃーいってみよー!

・1 骨折した部分と種類

骨がぽっきり折れたものが骨折だと思いがちですが(私がそうだった)、実は、骨に傷がついたりヒビ入ったりしたらそれはもう骨折なのです。つまり、体はめっちゃビビって反応します。「うわーっこの人骨折したわ」と、脳は痛みから熱から腫れから様々な反応を示しちゃうわけです(はたらく細胞のイメージでお願いします)。この、骨への傷(折れ方)によって骨折の名称があります。

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MSD マニュアルプロフェッショナル版 骨折線の一般的な種類

私は、斜骨折とらせん骨折の間くらい
さあ、例の骨折写真(正しくは骨折1週間後)です。

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右足の小指の真ん中の骨を骨折している、ということで「第五中足骨骨折」となります。webでこの第五中足骨骨折を検索すると、下駄骨折とかJones骨折とか出てきますが、それとは少し違います。そんなかっこいいやつじゃない。私はずっこけただけだ(下駄骨折はもっと下のほう)。斜めにいっちゃってます。写真をみながら割り箸が折れたみたいだなーと思いました。失敗した割り箸骨折。

・2 どうやって骨折したか

2020年は6月から7月まで記録的な長雨でした。どこもかしこも常に湿気に見舞われており、フローリングの床ももれなく湿気。私は稽古場で汗だくで踊っていて、自分の汗と床の湿気で滑りました。情けないです。そう、色々調べていても思いましたが、骨折するとつい自分を責めたくなってしまう場合があるんですよね。真面目な人ならなおさら。骨折すると、だいたいその時予定していたスケジュールなどは延期になることが多いし、骨折と聞くと周囲も心配してくれるので、逆にもうなんだか申し訳ないという気になってくる。なんでこんなことをしてしまったのだろう、と。私が中学生の時、バドミントン部のキャプテンが中総体当日に骨折してしまって、本当にしんどそうだった。骨折した人はできるだけ自分を責めないようにしよう。折れたものは仕方ない。どうにもならん。諦めて完治とよりよい明日に向けての最適解を探そう。

・3 骨折後〜自転車に乗っている現在まで時の流れ

結論から先に書くと、骨折翌日、5日後には自転車に乗ってサイクリングしてました。

・汗で滑って転ぶ→明らかにぶよぶよしてる→駅からタクシー→翌朝病院→ギブス→1週間リモート→サイクリング→出社→1ヶ月後からダンス復帰

・汗で滑って転ぶ→明らかにぶよぶよしてる
稽古中にすっ転んだけど何事もなかったのように振舞わなければと思い、体を動かすんだけど、明らかに足が痛い。痛みが引かないばかりか、足にぷよぷよしたものがまとわりついている。ぷよぷよに足突っ込んだみたい。しかし稽古中なので足をかばうように変な動きになりながら稽古終了。

・駅からタクシー
最寄り駅に着く頃には薬局が閉まっているため、稽古場近くのドラッグストアでフェイダスみたいな鎮痛湿布とテーピングを買いました。第一類医薬品は買えなかったので、とにかく消炎と鎮痛でボルタレン湿布テープとバンテリンEXジェル、テーピングのテープを2種類くらい買って電車に乗り込む。目の前のカップルを無視して、電車の中で靴下脱いで湿布貼り。今思えばここで速攻貼ったのが効いたのかもしれない。ちなみにこの時はまだ骨折したとは思ってませんでした。ちょっとひどい捻挫くらいで翌朝か数日で治ると思ってた。しかし、駅についたあたりであまりの痛みに変な汗が出て全く歩けないということがわかり、素直にタクシー乗り場へ。

→翌朝病院
さすがに痛すぎるし一応病院行くか...ということで念の為病院へ。あまり行く気はなかったけど会社をサボるいい口実になるので、のんきに自転車で近所の病院へ。近所に新宿医療専門学校という学校があって、そこに整形外科が併設されているのです。ここすごくおすすめです。

→ギブス→1週間ひきこもりリモート
とりあえずレントゲン写真を撮ってもらうと、わかりやすく折れてるね、とのこと。うん、素人の私が見てもわかりやすく折れている。人生初骨折。ギブスなんだけど、なんと手術して金属入れて固定する手もある、と2つの治療手段を提示されました。昨年一昨年と肩の手術をして皮膚にメスを入れた経験があり、夏場の手術跡は非常に面倒だと知っていたので、一旦手術は見送り。1週間後にまた考えようということに。で、足はギプスというか、半分ギプス(ギプスシーネ?というらしい詳しくはググってください)でかい熱さまシートみたいなのがバリバリバリっと出てきて、足の裏面側に半分だけくっつけて足の形に固まるまで待って、包帯で巻く。包帯を外せば足も洗えるのでシャワーもOK。で、松葉杖を片手にギプスで自転車に乗って帰宅というすごいありさま。夜は家人にめちゃくちゃ笑われた。骨折すると家族や親しい人は笑う。自分を責めがちな自分には笑われた方が気が楽でした。

会社はコロナでリモート経験があったので、とりあえず1週間リモートにさせてもらいました。とにかく一歩も家から出ないことを心がけました。本当に一歩も出なかった。

→サイクリング
日曜夜に骨折して月曜朝に病院行ったんですが、実は痛いのは日曜夜くらいであとはそんなに痛くなくて。日に日に痛みもないし、ていうかびっくりするほど痛くないし、ギプス巻き直すのが面倒で木曜には外してた。そりゃ触って圧迫すれば痛いんだろうけど、痛みが出るまで圧迫するわけにもいかないし、そんなことするわけにもいかないし、痛くないし、ていうかどんなに汗を拭いても蒸れるんだからギプスは汚れるし、痛くないし、ギプス外した。ネットで調べてもあんまり「骨折なのに痛くない」情報がなくて、治ったら絶対自分でブログ書こうと思いました。で、外に出たがりの性格なので、土曜日には我慢できなくなり、体を動かすべく自転車に乗って武蔵小山温泉へ。実は、自転車って足を固定したまま走れるのです。辛かったら途中でやめようと思ったけど全然辛くなくてむしろ爽快で、とても幸せな気持ちで療養して帰宅。骨折1週間経たずにサイクリング(バカ)でも自転車乗って良かった。気持ちが晴れ晴れしました。足を固定できたのが良かった。

→出社→1ヶ月後からダンス復帰
リモートワークは仕事に集中できていいんですが、全く外に出ないのが嫌で、翌週にはもう出勤しました。会社までは自転車通勤なのです。さすがに社内ではできるだけ動かないように心がけましたが、なんせ痛くないもので結局いつもと変わらないことに。1週間後に再診、さらに2週間後に診て、問題ないようなのでこのまま診察も終了。体を動かすOKを頂いたのでダンスも復帰しました。

・4 骨折なのに痛くない理由

処方されたロキソニンも全く飲まないまま。
骨折なのになぜ痛くないか、これはあくまで予想の範囲ですが、
・折れ方が良かった?
・即消炎鎮痛湿布を貼った
・MSM&キャッツクローを飲んでいた
・カイロプラクティックへ行った
・とにかく力をかけなかった
・捻挫だと思っている骨折の人が多いかも

・折れ方が良かった?
これは上から見た図なんですが

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少しずれただけで一応骨のような形は整っているので痛くないとか??
(たまに何も考えずに壁にぶつけてじわーっと痛くなったりはします)

・即、消炎鎮痛湿布を貼った
骨折した帰り道に速攻ドラッグストアに寄ってボルタレンテープとかフェルビナク的な、消炎鎮痛湿布を買って貼りました。そりゃ薬局に移動するまで痛かったですけど、このまま家に帰れないのは嫌だし、人間最悪の時は痛みよりも「今すべきこと」を優先するのではないかと思いました。骨折した夜すぐに湿布貼ったのは正解だった気がします。

・MSM&キャッツクローを飲んでいた
MSM、メチルスルフォニルメタン。以前勉強した時に消炎鎮痛で知っていたので、サプリメントを買って速攻飲みました。あと、キャッツクロー。これはハーブの勉強をしてた時にデビルズクローとキャッツクローのセットで覚えていて、とりあえずMSMとキャッツクローが両方入ってるサプリを探して買って飲みました。今も飲み続けています。確かにキャッツクローは骨折の痛み緩和作用があるようですね。

・カイロプラクティックへ行った
骨折翌々週、お世話になっているbjカイロプラクティックへ。やはり、変な体の使い方をしているせいか、体のバランスがいつもと違ってた。この前、1ヶ月後にまた行きました。カイロは直接骨折には関係しないかもしれないけど、骨折は体全体のバランスに影響を与えていると思うので行っています。

・とにかく力をかけなかった
私の場合、骨折した場所が小指側だったっていうのは運が良かったと思います。小指に力をかけないようにすることはできるから。例えばバレエでは爪先立ちをする時は足の親指側に力をかけるので小指はあんまり関係ないんですよね。あと、腹筋。足に力をかけない為には、姿勢と上半身が重要。しかし、これが足首や親指側の骨折だったらまた違った気がします。人間って絶妙な体のバランスで生きてるんですよね。

・捻挫だと思っている骨折の人が多いかも
一般的に「骨折」ってもうわかりやすく痛くてしっかりぽきっと折れてという大病の印象があるので、「骨折と言えばとても痛い」イメージが浸透しているのかも。あと、ちょっとした捻挫なら病院に行かぬままの人も多いから、自分では捻挫だと思っていても実は骨折だったという人も多いかもしれない。実際、私も最初の週で痛みが軽減されているし、もし病院に行ってなかったら、捻挫だと思ってたかも。

・5 完治に向けて
自転車乗ったりいつもの日常を過ごしてますが、もちろん3ヶ月はいつもとは違う行動をとります。踊る時も力はかけられないし、まだ爪先立ちはこわいからバレエは迷ってる。無理はしないようにします

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上は骨折1週間後、下は5週間後。ちょっと足の方向が違うのでわかりにくいのですが、折れた部分のまわりにわさわさーっと小さい骨のかけらが出ているのがわかりますでしょうか?例えるなら、うーん、ねるねるねるねの粉かけたみたいな。この大きくずれた位置はもうどうにもならないので、このまま固まってくっつくだろうって先生は仰ってました。今よく見たら、薬指が微妙に疲労骨折気味なので、もしかしたら足に負担がかかってたのかも。もう少し足をいたわるようにしよう。

6 役に立ったもの -骨折直後から現在まで

・消炎鎮痛の湿布とテーピング
上記しましたが、消炎鎮痛の湿布とテーピング。ギプスを外した後はテーピングしています。やっぱり貼った方が楽です。テープなのにすごい。

・スケジュール延期の電話とメール
予約していた美容室から友人との約束、1ヶ月間に想定されるあらゆるスケジュールを延期もしくは再連絡しますとお伝えしまくりました。骨折すると何もできなくなることが多いのでこれ結構重要。

・冷凍の宅配弁当(noshとか)やuber eats
私は同居人がいるので買いませんでしたが、一人暮らしの場合は便利だと思います。uber eatsは運ぶ人が好きではないので利用しませんでしたが使える人は使ってもいいかと。

・処方箋の宅配サイト(とどくすりとか)
薬を処方されたはいいものの、薬局が遠くて諦めて宅配処方を活用しました。でもこれ、原本を郵送するんだね。厳密に引きこもりは無理かなあ。

・amazon
日用品など引きこもり中の買い物は全部amazonで。ありがたかったです。

・周囲の人の骨折話
骨折のことを周囲に話すと、みんな自分の骨折体験談を話してくれて面白かったです。骨折したことがないという人より、骨折した経験のある人のほうが優しかった印象があります。やはり人間は一度苦労すると人の痛みがわかるのですね...

・7 ネットや様々な情報-万人が同じではない
私は骨折が初めてだったのでwebで調べまくりましたが、調べれば調べるほど、素人判断はよくないなと思いました。今回の痛みの件も先生によく相談しています。webは情報が沢山あって便利だけど、それを自分に当てはめて勝手に判断せず、ちゃんとお医者様に相談することが大事。そして、一人の先生を100%信じ切って自分の感覚を無視するのではなく、自分の体の声をちゃんとよく聞くこと。万人が同じ症状であるとは限らない。今回はそんなことをよく考えました。

・6 その他

と、ばばばーっと駆け足で書き連ねてきましたが、骨折しても痛くない人はいるということを知って欲しかったのです。確かに骨折直後は痛かったけど。人間の体って不思議だなと思いました。

コメント、ご意見、あなたの骨折話、お気軽にお寄せください。
最後までお読みくださりありがとうございました。


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