ベストソング 2024

もう1月も半ばに差し掛かってきてしまいましたが、新年あけましておめでとうございます!

私自身、去年は色々なことがあり過ぎて良い意味でも悪い意味でも濃密な一年だったわけですが、その事についてはまた別の機会に話すとして、、、笑


早速本題に入っていくのですが、実は私は大の音楽好きなのです!!!


J-POPからラウドロックまで昔から幅広く聴いているのですが、今回はそんな私が選ぶ個人的に「これは刺さった!」と直感的に感じた2024年にリリースした楽曲を簡単にですが紹介していきたいと思います。


1.YOASOBIーUNDEAD

YOASOBIと言えば2023年にTVアニメ“推しの子”のタイアップ楽曲でもある『アイドル』が世界的にバズったというイメージを持っている方がおそらく多いでしょう。

実際私も最初にアイドルを聴いた時には「Ayaseさんはこんなにも作品を忠実に解釈して高クオリティな楽曲を生み出すことができるのか!」と度肝を抜かれました。

しかしそんなYOASOBIの進化はアイドルだけでは終わりませんでした。

今年リリースされた「〈物語〉シリーズオフ&モンスターシーズン」の主題歌として書き下ろされた『UNDEAD』は、激しいサウンドとは裏腹に、過去と未来に対する姿勢を考えさせられる歌詞が特徴的。そしてなんと言っても一回聴いたら止められないこの中毒性が癖になる!


2.米津玄師ーがらくた

去年の8月23日に劇場公開された映画“アンナチュラル”の主題歌であり、6thアルバム“LOST CORNER”の収録曲でもある『がらくた』ですが、私がこの楽曲に特に感銘を受けたのが、まさしくこの楽曲のタイトルそのものなんです。

楽曲発表当時、この「がらくた」というタイトルを見て、自分の頭の中でどのような音楽になるのかが想像が付かず正直あまりピンと来ませんでした。しかし実際に聴いてみると「やっぱり米津さんの文才と解釈はスゴイな」と改めて実感してしまいました。

“例えばあなたがずっと壊れていても 二度と戻りはしなくても
構わないから 僕のそばで生きていてよ
どこかで失くしたものを探しにいこう どこにもなくっても
どこにもなかったねと 笑う二人はがらくた”

米津玄師/がらくた


「完璧な人間なんていない」「不完全でも大丈夫」


普段必要以上に頑張りすぎて、ボロボロに心が傷つきどこか壊れてしまった人に対しても心広くそっと優しく肯定し受け止めてくれる、どこか温かみがあり、自分の生きる価値を見いだしてくれるような歌詞に思わず涙腺が緩んでしまいました。


3.UVERworldーEye's Sentry

主にライブを中心に活動しており、過去に東京ドームや日産スタジアム公演を成功させ、今年で結成25周年、デビュー20周年を迎えるUVERworld。

唯一彼らの音楽の魅力を挙げるとすれば、「人の心に熱く訴えかける自己啓発のようなメッセージ性の強い歌詞」であろう。

このような歌詞が多くのファンに共感を呼び、現在でもライブバンドとして最前線を走り続けている彼らですが、去年の3月にリリースした『Eye`s Sentry』もUVERworldらしいとても熱量あふれる楽曲となっていました!

“本当の自分を知られることで
離れてく程度の絆ならば
本当の自分を教えて 離れてしまえばいい
本当の自分を閉じ込めてでも 
愛されたいと願う人のため それだけの為に
変わっていければいい”

UVERworld/Eye's Sentry

この楽曲は、自分を偽りながら愛される事への苦痛や愛されたいと願う人の葛藤について歌われています。

一見、背中を撫でるような優しさがこの歌詞からは伝わってきますが、それと同時に自分自身を変えて前に突き進む勇気やバイタリティも貰えます。

そして歌詞だけではなく爽快感のあるサックスのメロディやラップパートを織り交ぜながらのロックナンバーにも注目です!


4.King Gnuーねっこ


2023年11月29日にリリースされたアルバム「THE GREATEST UNKNOWN」から約1年ぶりとなるKing Gnuの新曲“ねっこ”ですが、「カメレオン」「逆夢」に次ぐ王道J-POPに仕上がっており、誰が聴いても胸打たれるようなバラード曲となっています。


ささやかな花でいい
大袈裟でなくていい
ただあなたにとって
価値があればいい

King Gnu/ねっこ


やはり私がこの曲で一番印象的だったのは、何と言ってもこの歌詞です。

どんなに弱く、たとえ人から惨めだと思われても自分だけを信じていけばいいとKing Gnuから優しく背中を押されているようなそんな感覚がこの曲にはありました。

また誰にもあらがうことのできない時の流れを“時計針の音”でつなぎ、音楽に落とし込んでいるのはKing Gnuの秀逸さだなと感じました。

ちなみにMVも時系列は定かではないですが、「カメレオン」→「硝子窓」→「ねっこ」の順番に進行しているのはとても見所があります。

MILLENNIUM PARADEとの同時進行でここまでの大衆的かつキャッチーなナンバーが書けるのは本当にすごいし彼らの才能が恐ろしい、、、


5.ONE OK ROCKーDelusion:All


映画「キングダム」の主題歌にも起用されたこの楽曲ですが、初めて聴いた時に私がふと感じたのは、もしかしたらこの楽曲は現在の日本の現状や政治情勢などを激しいロックで体現しているのではないか、、、という事でした。

Why does it feel
(どうして)
Like they don't feel anything?
(奴らは何も感じないんだろう)

I pray there's a future behind those walls
(これを乗り越えれば未来があるんだ)

(But maybe I'm delusional)
(しかし、ただの幻想なのかもしれない)

Let's make a deal
(賭けよう)

Pretend this bastard democracy
(こんな社会に満足したふりをして)

Is just how we want it and we're not exhausted
(それでいいのか?まだやれるだろう?)

ONE OK ROCK/Delusion:All

スマートフォンが普及した事によるSNSでの誹謗中傷やジェンダー平等、人種差別など現在日本が抱えている問題はたくさんあります。

そしてこれらの問題がいつか全て改善される未来が来るかもしれないが、もしかしたらそれはただの幻想・妄想なのかもしれない。

しかしそんな中で“じゃあお前はどのように生きたいのか!”とONE OK ROCKというアーティストに強く問われている気がしました。

6.トゲナシトゲアリー視界の隅 朽ちる音

2024年の日本の音楽はアニソンも熱かった❗️

特に私が去年一番注目したアニソンアーティストはアニメ「ガールズバンドクライ」の劇中バンドであるトゲナシトゲアリです。

最初に私がトゲナシトゲアリの音楽を聴いた感想としては、一言で言えば“プロ思考”です。

今まで「けいおん!」や「BanG Dream!」など他のガールズバンドアニメもたくさん観てきましたが、正直どれも良い意味でも悪い意味でも最終的には「THE アニソンバンド!」って感じがありました。

しかしトゲナシトゲアリの音楽には、一度聴いたら耳に残る特徴的なサウンドや繰り返される転調・純文学漂うリリックなど、従来のアニソンには無かった独特さがあります。正直トゲナシトゲアリの音楽はアニソンを域を越えていると過言ではありません!

そんな彼女らの音楽の中でオススメする一曲は“視界の隅ー朽ちる音”です。トゲナシトゲアリの音楽は、アニメのストーリーの都合上、少し暗めの歌詞がやや多めですが、そんな中でもこの曲は軽快なロックミュージックとなっており、初めて聴く方でもとても聴きやすい楽曲となっています。

7.藤井風ー満ちてゆく

「何なんw」「死ぬのがいいわ」「きらり」など若手ながら多彩な作品を連発し続けている藤井風さんですが、去年リリースしたこの『満ちていく』も彼の音楽らしいピアノとボーカルを駆使した“愛”を題材とした作品になっています。

手を放す、軽くなる、満ちてゆく

藤井風/満ちてゆく


特に私が一番感銘を受けたのはこの歌詞ですね!


過去にあったツラい記憶や現在抱えているストレスを自分の元から放す事により心が軽くなり、自分のこれからの日常・人生が満ち足りたモノになっていくという意味がもしかしたらこの歌詞には込められているのかもしれません。

これはあくまでも考察にすぎませんが、たった一文で生きる意味や喜びについてこれだけの表現ができるのは本当にスゴいですよね!

この楽曲は全体的には“愛”を題材とした作品となっていますが、もしかしたらこれからを生きる人たちに向けてのメッセージソングになっているのかもしれません。

8.MY FIRST STORYーBREAK IT DOWN

「I'm a mess」、「不可逆リプレイス」「REVIVER」などJ-POPからラウドロックまで幅広い音楽性でファンを魅了し続けているマイファス。

去年リリースされたアルバム「The Crown」は彼らの特徴でもある王道ラウドロックを少し抑え、J-POPを一番主張している従来のアルバムには無かった、いわば「新しいMY FIRST STORY」の幕開けとなった作品ではないだろうか。

「The Crown」リリース後の新曲となる今作は、エレキギターを中心とした壮大なロックサウンドやVo.Hiroの激しい歌声が持ち味となっています。

先程も説明しましたが、ここ数年はバラードやポップスに音楽の軸を置いていた彼らだが、ここでマイファスの原点といえるラウドロック寄りの楽曲となっているのは、過去の音楽性を重視しつつ、また一歩新しい新境地へ歩んで行こうという彼ら自身の心境の変化がもしかしたらあるのかもしれませんね。



9.Official髭男dismーSame Blue

最後に紹介する楽曲はOffcial髭男dismの“Same Blue”です。

ちなみに先に言っておきますと、2024年の中で一番どハマりしたしたのはまさしくこの楽曲です!!


Offcial髭男dismは去年の7月にアルバム“Rejoice”をリリースしており、そのアルバムツアーの真っ最中にこのSame Blueがリリースされた。

またこのシングルはTVアニメ「アオのハコ」のOP主題歌にも起用されており、原作に忠実な髭男の楽曲と物語の軸でもある“青春”を美しい映像で表現しているアニメーションにも注目です。


この楽曲で一番衝撃だったのは、目紛しいほどの変拍子が楽曲に取り入れてられている事です!

最初のイントロは三拍子から始まり、Aメロに入るに連れ徐々に六拍子に変化していきます。Bメロに入ってからは一定のリズムを保ったまま四拍子へと変化。そしてサビになると、五拍子と六拍子が交代し合うという驚愕のメロディになっていきます。

このような感じにリズムが変化し続け聴いていて全く「飽き」を感じさせず、髭男らしさも存分に取り入れており魅力溢れる楽曲に仕上がっています。




如何でしたでしょうか。

今回は2024年に自分がハマった楽曲をめちゃくちゃ簡単でしたが、ざっくりと紹介させて頂きました。

もっと語りたかった楽曲もたくさんあったのですが、流石に時間の関係上書けませんでした笑

実はnoteを書くのはこれが初めてで、拙い文章ばかりで少し読みづらかったでしょうが、ここまで御愛読いただきありがとうございました!


これからも超マイペースにですが、好きな小説や漫画、最近身に起きた出来事だったりをどんどん発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

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