文化が変わる小さな芽をつくる。
書籍化にあたってイベントをするためにクラウドファンディングを始めて2週間ちょっと。
応援してくれる人が増えていくことはとても心強いし、ありがたい。
今回の連載を企画したのも、書籍化を目指したのも、クラウドファンディングをしてまでイベントをしたいのも、理由はそれによって新しい子育ての文化をつくりたいと思っているから。
じゃあどうしたら新しい文化をつくることができるんだろう?
文化が変わった、というのはいつどうやって確認できるのだろう?
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文化が変わるというのはオセロのようなものだとわたしはイメージしている。
それを実感した出来事がある。
3年前、息子が今の保育園の入園したとき、朝の保育園で見かけるパパは2~3人。夕方のお迎えに来ているのはうちの夫くらいしかいなかった。
それが変わったのは今でも忘れない、去年の4月だ。
突然、朝の保育園はパパだらけになった。夕方にパパのお迎えが増えた。
都内の1つの保育園の話ではある。だけど、わたしはこのとき流れが変わりはじめたと思った。
それまでママほぼ一色だった保育園にパパが増えはじめる。それは1枚の石によって何枚もの石が反対の色に変わっていくオセロのようにわたしには見えた。
わたしは今回のプロジェクトで、そんな風にオセロの色が変わっていく石を置きたい。
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文化が変わる時というのは当たり前が変わっていくこと。
そして、それは社会の雰囲気や会社の制度とかいろんなものが背景になるのだけど、それでも「ひとりのお父さん」が保育園にお迎えに行くという選択はオセロの石を1枚ひっくり返す行動なのだと思う。
その人はきっと家族のために選択をしているけれど、それを見た周りの人にも影響をつくっている。
保育園にパパがいるのが当たり前な雰囲気があったら、パパたちはママばかりの環境でなんとなく肩身が狭い思いをしなくてすむし、もっと送り迎えに参加しやすくなる。
会社の中で保育園の送り迎えをしているパパが増えたら、その会社の中での当たり前は変わる。新しくパパになった人は、送り迎えをするという選択がしやすくなる。
だからなにか小さな変化の芽となるアクションをつくりたい。
今回の連載をWEBで読んでいろんなことを思ったり考えてくれていた人たちが集まって話ができたら、なにか新しい変化が生まれていくんじゃないか。
そんな風に思っている。
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