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要らなくても誰かが大切してくれる-307

前回より、2019年に描いた4枚のイラストを1枚ずつ紹介しています。

4枚に共通するテーマは「オランダのサーキュラーエコノミー」


2.「Goedzak」

不要なモノを街に出すだけで、誰かの手に渡る新しいリサイクル。

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路上版「ジモティー」というと分かりやすいと思う。

メルカリやヤフオクなどは価格をつけて出品するフリマアプリ。

その点、ジモティーではただでモノをあげることが可能です。
(送料などがかかるため、手渡しになることが多い)

しかしメルカリやジモティーも共通しているのは「商品を登録しないといけない煩わしさ」。

ジモティーでタダであげるモノを掲載するために写真を撮り、文章や引き渡し場所を指定したり、受け取りてとのスケジュールを合わせたりと時間的コストが随分かかってしまう。

しかしオランダのWAARMARKSというところが開発した「Goedzak」は、不用品を↑イラストのような袋にいれ、ゴミを捨てる時と同じ要領で路上に置いておくだけで、道行く人の中で中に入っているものが欲しいと思ったとき、自由に持ち帰ってもよい、というもの。

よく断捨離したおうちの前などで、不用品を並べて「ご自由にお持ち帰りください」という看板を立てているところなどがありますよね。そんな光景をもっとパブリックにした新しいリサイクル。

袋に詰めて路上に出し、仮にその中のものを誰も持ち帰らなかったとしても、最終的には中古業者が引き取ってくれるのでゴミとして収集されるようなことはない。

袋のデザインもイラストのように、原色カラーと透明のビニールで視認性も高く、ビニール素材なので雨の日も安心。

実際こういったものに手を出すのに抵抗がある方は多いことと、今はウイルスのこともあるので日本では流行らないかもしれないけれど、とてもスマートでシンプル。オランダらしいアイデアでリサイクルがもっと身近に感じられる取り組みだと感じました。

実際のプロモーション動画がとても素敵なので、ぜひご覧になってみてください。



そんなこんなで

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