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ピッコマノベルズ大賞に応募して、とっても嬉しくて素晴らしい審査レポートをいただきました。


ピッコマノベルズ大賞に応募しました。

 noteは創作大賞2024に応募するために利用を始めたので、ほとんどの方が初めましてと思います。
 主にホラー小説を書いておりますラグトと申します。
 漫画やノベルが読めるアプリ「ピッコマ」はみなさんご存じだと思いますが、私は先日そのピッコマのノベルコンテスト「第2回ピッコマノベルス大賞」に応募したんです。

 私が応募したのは第4シーズン男性向け「現代ドラマ×ドン底主人公のサクセスストーリー」。

 結果としては、一次審査落選でした。

ピッコマノベルズ大賞って?

 私は比較的ライトな雰囲気のホラー作品を書いていて、ホラージャンルのコンテストに応募しています。
 そんなときに「ピッコマノベルス大賞」を知りました。

 ピッコマノベルズ大賞は受賞者だけでなく、一次審査を通過したらピッコマで連載できるというすごい賞です。

 そこで「ドン底主人公のサクセスストーリー」ジャンルで未来を視ることのできる元トップアイドルの天野硝子が霊感の強い後輩アイドルの赤音エマと芸能界の心霊案件に対峙していくお話、「ダムドアイドル~呪われ追放アイドルは異才霊能力で成り上がる~」というホラー作品を応募しました。

応募形式は連載したい作品の20話分

 初めての応募形式だったので、ピッコマ運営さんが出している解説記事やSMARTOONに詳しい作者様のエッセイも読んでみました。

 そこでは導入の掴みと展開のスピード感が大事、1話ごとに盛り上がりと引きを意識、異世界でもハーレム的な要素はあまりよくない等々のことが書かれていました。

 今回、第3回に向けてのこんな作品が欲しいというnoteをピッコマ運営さんがあげていますので、そこに詳細が書かれています。

こんな作品求む!「ピッコマノベルズ大賞」運営事務局 座談会|ピッコマノベルズ大賞 運営事務局

 しかし、その第3回に向けての記事には衝撃の指摘があったのです。

 >男性向け作品については「女の子が主人公の作品」についても最後に触れておきたいです。例えば女の子が冒険する、女の子だけの世界観がベースなど。そういったものは、男性向けSMARTOONではまず求められていない。読者が主人公に自己投影できるような作品をイメージして書いてほしいです。

 ぎゃああ、私の応募した『ダムドアイドル』はまさにそんなお話、つまり明確なカテゴリーエラーだったということです。
 おまけにホラー作品ですしね。

 あとで説明する審査レポートでも書かれていましたが、ホラーはピッコマでも好みがすごく分かれるというご指摘もいただきました。

ピッコマをよく利用する読者さんが審査員

 ピッコマノベルズ大賞は審査員がピッコマをよく利用する読者から選ばれるようです。

 だから、これから応募される作者様は規定されているメインテーマといっしょに載せられている参考作品と同じジャンルのお話に寄せる方がいいと思います。

 そうじゃないと、作品の面白さに関係なく、読者審査員に「私が読みたいのはこれじゃない」と感じられて読了率が下がってしまう恐れがあるからです。

 もちろん、思っていたジャンルと違うけれど、読んでみたら面白かったという作品もあると思います。
 そこを狙う場合はタイトルとあらすじでどんなお話かよく分かるようにしておくのも手かもしれませんね。

とんでもないボリュームの作品審査レポート

 さて、ここまではピッコマ運営様のあげられている第3回についてのnoteの記事でも読みとれます。

 私が今回応募してよかったと心の底から思うことができたのは落選通知といっしょに送られてきた作品審査レポートです。

 なんと、タイトルやあらすじ、各話ごとの評価点数(100点満点)と読了率(お話を読み進めた人の割合。審査員が興味を失った場合、途中で読みやめる事もできるようです)、さらに読者審査委員の皆さんが作品を読んだ感想をレポートにまとめてくれていました。

 そのボリュームと熱量がすごいんです。

 私はあまりに衝撃すぎて、いつでも活用できるようそのレポートをすぐ紙にプリントアウトしました。

 レポートには審査員ごとの作品の良いところと悪いところが何枚にもわたって記載されていました。

 カテゴリーエラーだったこともあり、私のお話は点数が全話70点を超えず、読了率も1話の86%から2話にはいきなり56%に下がり、最終20話には30%になりました。

 それなのにすごい熱量の感想レポートが何枚も……低評価の私でこれなら受賞された作者様はいったいどれだけのレポートが送られてきているんだろうと感じてしまいます。

 ある一次選考を通過された作者様がブログでこのレポートがあるからピッコマノベルズ大賞に何作も応募してしまうと書かれていました。

 その気持ち、私もよくわかります。

 ちなみに、良かった点には主にこんな事が書かれていました。(複数あった意見を簡略化してまとめています)

・芸能界の心霊案件という複雑なシチュエーションだけど、文章がすっきりとして読みやすかった。
・硝子とエマというバディーの信頼関係が楽しいし、未来視と霊感というお互いの能力で補い合えている展開が気持ちいい。
・エピソードがバラエティーに富んでいる。チーズと心霊を絡めたお話は新鮮だった。
・話のテンポが良くてサクサク読めた。
・今後の展開が気になる。続きを読みたい。

また悪かった点は、
・タイトルの「ダムド」という単語があまり一般的ではない。
・主人公の天野硝子に感情移入できない。
・ホラーは好みが分かれるので人を選びそう。
・麻雀のパートがルールを知らないのでよく分からない。
・要素を盛り込みすぎ、もう少し軸となる要素を絞った方が分かりやすい。

 などなど。
 上記の感想は本当に端的にまとめています。
 結構な分量のコメントを書かれている審査員が何名もいました。
 また誤字脱字表現のおかしなところを細かく指摘していただいたりもしました。

 私は普段ほとんど作品に対しての反応をいただくことがないので、今回の審査員の皆様の感想や意見は本当に刺激を受けました。
 中には作中の表現の仕方や展開をこういう風に変えてみたらどうですかという意見を書いてくださる方も数名いらっしゃいました。
 その指摘も素晴らしく的確なものが多くて、すぐに改稿できるものはさせていただきました。

 さらに『ダムドアイドル』というタイトルが分かりにくいというご指摘をされた審査員の中にタイトル案として『今度はインチキと呼ばれた予知能力で呪われアイドルと霊能事件を解決します♡』とご提案いただき、すごくわかりやすくていいタイトルだったので、そのまま変えさせていただきました。

 私は今noteをメインで使っていないので、この記事をもって感想を書いてくれた全ピッコマノベルズ大賞審査員の方々にお礼を申したいと思います。

 本当にありがとうございました。

 また、最後に審査員の方々がこの記事を目にすることがあれば、続きを読みたいと言ってくださる方がたくさんいらっしゃいましたので、カクヨムとエブリスタへの作品リンクを張っておきます。

『芸能界を追放された元トップアイドルの私、今度はインチキと呼ばれた予知能力で呪われアイドルと霊能事件を解決します♡』のリンク

〇 カクヨム

(目次ページにリンクしています)

〇 エブリスタ
芸能界を追放された元トップアイドルの私、今度はインチキと呼ばれた予知能力で呪われアイドルと霊能事件を解決します♡ - 小説投稿エブリスタ


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