てんぐの五輪観戦記:今こそ近代五種をメジャースポーツに!(配信視聴後の追記あり)
前半戦の初老ジャパンの総合馬術団体に引き続き、またひとつ日本代表がベルサイユ宮殿で伝説を作ってくれました。
でも、詳細な内容はテレビではほとんど伝えられてないんですよねえ。キング・オブ・スポーツに新たな伝説が生まれた瞬間だってのに。
NHKも民放も、せめてダイジェストで良いからもっと近代五種の模様を伝えてくれよー。そりゃ確かに、ご本人たちからして「キング・オブ・マイナースポーツ」とか言っちゃったりもしてるけど。
とボヤいていたら、NHKプラスでその近代五種決勝戦の模様が配信されてることに気付きました。
ありがとう、我らが公共放送! 受信料払ってる甲斐があるぜ!
さて、こうしてキング・オブ・マイナースポーツたる近代五種を見てると、「銀英世界でもこういう競技ありそうだなあ」とか、「1920年代を舞台にしたCoCで近代五種オリンピアンを目指す軍人探索者とかできないかな」とか、そんなことを想像したりします。
そもそも、近代五種は「優秀な軍人」の養成を意識して考案された競技だそうです。
若き日のジョージ・パットンも、いだてんでもお馴染みのストックホルム五輪に近代五種の選手として参加していたという話もあります。
またこの時の、特にフェンシングラウンドの影響もあって、独自のサーベルを考案したりもしたそうです。
ちなみにこのパットンサーベル、映画「フルメタル・ジャケット」のハートマン軍曹役でお馴染みだったR・リー・アーメイの実地テストによると騎兵刀としてはあまり使い勝手はよくなさそうです。
詳細は「ガニー軍曹のミリタリー大百科」の第9話「刃物」を参照してください。(下記リンクを参照)
軍曹の裁定はいつだって公正であります、sir。
とまあ、ちょっとした歴史のウンチクを述べたところで、これからてんぐは改めてキング・オブ・スポーツの男子決勝戦を配信視聴いたします。
22:30追記
いま男子決勝戦を配信視聴し終わったところです。
これはマジでキング・オブ・スポーツだ。
あの炎天下のベルサイユ宮殿で、本当に五種目の競技を完遂するんですからね。脱帽ものですよ。
そして佐藤選手の射撃の腕に物を言わせたレーザーランの追走は凄かったなあ。
トルコの無課金おじさん何するものぞ!
我が国には近代五種のサムライシューター佐藤大宗がいるぜ!