FF14の戦闘でワンランク上達するために意識すること…

FF14では「相手にダメージを与えて倒す」というわかりやすい目標があります。
相手にダメージを与える為にはスキルオートアタックで攻撃しますが、
ここの意識を少し変えると戦いの見え方が変わってきます。
大体のスキルには「リキャストタイム」というものが設定されており、リキャストが1分のスキルは10分の戦闘で最大10回使えます。
例えばリキャスト1分のスキルの威力が600の場合、10回使えれば合計威力6000ですが、8回しか使えなかった場合は合計威力が4800となり、
威力1200分ロストしてしまうと言えます。
このようにダメージを0点から加算方式で考えるより100点から減算方式で考えた方が良いです
この考え方を踏まえて細かく説明していきます。

■スキルの分類

スキルの中には様々なものがあります。
・ウェポンスキル(WS)
・魔法
・アビリティ

これらを理解しておかないと「回復魔法の威力が20%上昇する」などの説明文を誤解してしまいます。
※回復魔法の威力が上がるだけなので、回復アビリティは変わらない。

また、アビリティ以外はGCDが回るという共通点があります。

WS、魔法、アビリティはスキルの分類として書かれている
固有スキルには、説明欄に固有と書かれている
2.5秒のGCDが発生しつつ、このスキル固有のリキャストタイム180秒があります


■GCD(グローバルクールダウン)とは?

WSや魔法を使用すると、アビリティ以外が使えなくなる待機時間が発生します。これをGCDと呼びます
GCDは、自身のスキルスピードやスペルスピードに応じて変動します。
※スキルスピードやスペルスピードは略してSSと呼ばれる。
自身のGCDを確認したければWSや魔法のリキャストタイムが参考になります。

GCDが何秒か確認したければ、WSや魔法のここを見よう
スキルスピードやスペルスピードはステータス画面で確認できる

以下サイトのGif画像を見ればGCDが回ってる様子がわかりやすい。


■GCDは回し続けよう

基本的にはGCDを回し続けた方がダメージが大きいです。
戦闘時間 ÷ GCD = 最大攻撃回数
※ここでの攻撃回数はアビリティ攻撃を含めない、WS魔法のみの話。

例えば10分の戦闘で、GCDが2.4秒だった場合は最大で250回WS魔法攻撃が出来ます。
600秒 ÷ 2.4 = 250回

もし1回あたりの威力が5000ダメージだった場合、合計で125万ダメージになります。
250回 x 5000 =1,250,000ダメージ

これを最大と考えて、
「ギミック回避で3GCD回せなかった」
「アビリティが噛んでしまいGCDが1秒回せてなかった」
「死んでしまって20GCD分ロスしてしまった」
などを反映していくと…
約24回攻撃出来てないということになりその分ロスが発生してしまったと言えます。

(250回 - 24回) x 5000 = 905,000ダメージ

攻撃するほどダメージを稼いでるという意識より、攻撃してない時間が増えるほど与ダメージが減るという意識を持つと1GCDの大切さが見えてくると思います。
ただし、死ぬ方がGCDロスになるだけでなくヒーラーのGCDやリソースに負担を掛けてしまいます。
ぎりぎりを攻めて死ぬよりは回避を優先してGCDを多少ロスした方が結果オーライになるケースが多いです。
慣れてきたら最小行動で回避できるようになるので、もっとGCDを回せるようになります。

■アビリティが噛むとは?

先ほど説明に出ていた「アビリティが噛む」という用語の説明の前に、アビリティの「差し込み」について説明します。
GCDの説明で「アビリティ以外が使えなくなる待機時間が発生する。これをGCDと呼ぶ」と説明しました。
この説明の通りGCDが回ってる最中でもアビリティは使用可能で、このタイミングでアビリティを使うことをアビリティを差し込むと言います。
GCDを回し続けながらアビリティを差し込んだ方がお得ですね。
なのでGCDを最大限回し続けようとすると、アビリティの差し込みについての理解が必要になります。

実はGCDが回ってる最中に差し込めるアビリティの数には上限があります。
理由はアビリティは約1秒の硬直時間が存在するからです。
GCDが2.4秒のWSに対してアビリティを3枚差し込もうとすると約0.6秒GCDが回らない時間が発生してしまいます。
このアビリティが原因でGCDが回らない時間の事をアビリティが噛むと言います。
なので最大限ダメージを出そうとすると自然とこうなります。
「WS→アビリティ2枚→WS→アビリティ2枚→…」

ただし魔法については詠唱があるので更に複雑になります。
魔法は詠唱開始時からGCDが回り始めます。
詠唱が1秒、リキャストが2.4秒の場合、差し込めるアビリティは1枚が限界です。
更に言うと黒魔道士は詠唱が2.4秒、リキャストが2.4秒という感じでアビリティを1枚も差し込めない魔法がほとんどです。
特定条件下で詠唱時間が半減する「半詠唱魔法」や詠唱時間を無くす「迅速魔」を意識してコンボに組み込む必要があります。
「次にアビリティを2枚差し込みたい」という時に迅速魔1枚を差し込める魔法を唱える事でGCDロスをなくすことが出来ます。
「半詠唱魔法1.5秒→迅速魔→無詠唱魔法→アビリティ2枚」
黒魔道士が難しいと言われるのはこれが原因で、移動を強制されるギミックやスキル回しのタイムラインを事前に計算しておかないとGCDを回し続けることができません…
それに詠唱中に移動してしまうと詠唱がキャンセルされてしまいますが、詠唱が終わる直前(約0.5秒?)は少しだけ動けます。これは「滑り撃ち」という小技で、失敗したらGCD1回分ロスする危険なものですが出来るとGCDが回し続けやすくなるのでDPSが伸びます。

黒魔道士のスキル。なんと詠唱の方が3秒と長いので普通に使うと0.5秒GCDロスが発生します。
迅速魔を使えばこのGCDロスを回避できます。
ギミック回避中のGCDロスを減らすために取っておくか、コンボで使うかは自由!

ここまででアビリティの差し込みについて説明してきましたがもう一点。
実は竜騎士のジャンプ系アビリティについては何故か硬直が長く設定されています。
なのでジャンプ系アビリティを使う時は差し込みを1枚にしないといけません。
このようにアビリティそれぞれに硬直時間があるみたいなので、「あれ?このアビリティ2枚差し込むとGCD噛んでるぞ?」とか気付けば差し込みを1枚にした方がいいかもしれません。
※スキルスピード、スペルスピードを盛りすぎるとアビリティが噛みやすくなります。。

■スキルワークを考えよう

これまでの説明で戦闘で最大ダメージを出す仕組みが見えてきました。
スキル回し(スキルワーク)を少し考えて見ましょう。
このゲームでは、いくつかのコンボルートが存在し運営の理想のスキルワークで回せると全部がしっかり噛み合うようにできています。
・最大火力を出す火力ルート
・自身を強化する強化ルート
・敵にデバフを与えるデバフルート
・1分毎にくるプチバーストタイム
・2分毎にくるバーストタイム

コンボで使う大体のスキルが2分で戻ってくるように設計されているので2分間のスキルワークを考えられればOKです。
ここまでくるとこのサイトに書いてあることが何となく見えるようになると思うので各ジョブ気になる方は調べて見てください。
※紹介したのは開幕スキル回しだけなので、ちゃんと調べた方が良いかも。


ちなみに私が黒魔道士を練習していて参考にしているスキルワークはこちら
ファイジャおばけ様のスキル回しです。

こちらはファイジャおばけ様のスキル回しの1例です。
場面やレベルに応じて様々なパターンを作ってくださっているので非常に参考になります。
また、このスキル回しを暗記して回すと黒魔の難しさも体感できると思います。

開幕スキル回しから火力コンボルート、強化コンボルートとデバフルートを上手いこと組み合わさっています。
このコンボのすごい所はサンダガという30秒間Dotを与えるスキルが丁度25~30秒目辺りでまた撃てるタイミングになるように設計されています。
Dot更新もしつつ最大限の火力を出しつつ、ギミックが来た際の対処法も書かれていて完成されてますね…

話しがそれましたが、こんな感じで各ジョブ理想のスキルワークが存在しています。それを自分で探すのも良し、ネットで先人の知恵を集めるのも良しという感じです。

■バーストとは?

・1分毎にくるプチバーストタイム
・2分毎にくるバーストタイム
スキルワークの説明でこんなことを言いましたが、バーストタイムとは最も高いダメージを出せるタイミングの事を指します。
大体のジョブでは、高威力の技や全体バフがクールタイム1~2分に設定されています。
そしてこのバーストをチームメンバー全員合わせる事を「バースト合わせ」と言います。

■バースト合わせって必要なの?

結論から言うと必要です。
味方のバフがあった時に高威力のスキルを撃った方がダメージの伸びが良いからですね。
更に言うと「10%バフ+20%バフは32%バフ」になります。
つまり全員のバフタイミングはしっかり合わせた方がより威力が高まる、バースト合わせをしっかりやる方が良いということになります。
※これは与ダメージ上昇のバフやデバフの話です。ダメージ軽減は、「10%軽減+10%軽減=19%軽減」と重ねれば重ねるほど軽減率が落ちます。

■開幕バーストは3GCD目以降が定石

竜騎士やモンクなど強化ルートが存在してるジョブでは、大体強化が2GCDに終わり高火力が出せるタイミングが3GCD以降になります。
この為、大体のバースト開始タイミングは3GCD以降が多いです。
シナジースキル(チームのステータスを強化するスキル)については、このサイトに一通り書かれています。

ここも減算方式で考えると良いです。
1~3GCDで10万ダメージをあたえる最大火力コンボやアビリティをしていた場合、それを3GCD目以降にするだけで13万になったりします。
つまり開幕に打つと3万ダメージ分ロストしてると言えます。
勿論それだけスキルが戻ってくるのが早いので、1戦闘中に使える回数は増えるかもしれませんが、重要なのは開幕以降の2分毎のバーストも全部ずれてしまうというところです。
1回あたり3万ダメージ分ロスとを1戦闘9分で4回やったとしたら、12万ダメージ分ロストしていることになります。
なので開幕はしっかり3GCD目以降に合わせた方が色々と噛み合うのでおすすめです。

ここまで3GCD以降をおすすめしましたが、これは実際はチーム編成によっては異なるみたいです。

■マクロについて

ゲーム内でマクロという事前に作った処理やメッセージを行ってくれる機能があります。
このゲームは操作が複雑なので人を蘇生するだけでもかなりの手順が必要ですよね。
①迅速魔を使用
②蘇生対象を選択
③蘇生スキルを押す(対象が復活する)
④ボスにターゲットを移す
蘇生するだけでもこれだけの操作が必要になります。
GCDを回し続けようとすると一瞬でやらないといけません。
マクロではこれをワンボタンで全部済むようにすることも可能ですし、更に「/p <t>さんを蘇生します<se.3>」みたいなメッセージを作っておけばパーティメンバー全員に誰を蘇生するか知らせることも出来ます。
非常に便利なので使うのはありですが、私はあまりおすすめしていません。
実際蘇生マクロを組んでいましたが、零式を何度もやっていく中で不便を感じて消しました。
マクロは先行入力ができないのですよね。。
普段からスキルやアビリティを使う時は先行入力する癖をつけていて、先行入力しておけばGCDロスは発生しないのでお得ですが、マクロについては先行入力が出来ないので「マクロのメッセージだけ出てスキルが出ない」「マクロをしっかり出すためにGCDが止まったのを確認してから押す(GCDロス発生)」が頻発します。

GCDロスをなくすために色々と便利にしているのに、マクロが原因でGCDロスが発生すると本末転倒ですよね。。
私はこれをオートマチック車とマニュアル車くらいの差を感じてます。
GCDをしっかり意識して細かく詰めていこうとするならマニュアル操作に慣れた方が良くて、多少GCDをロスしても良いから簡単な操作で済ませたいならオートマチック操作に慣れた方が良いと思います。
ここはその人の方向性で違ってくるところなので一概にどっちが正解だとは言えないところですね。
実際、GCD0.1秒のロスも許さないみたいなコンテンツは最高難易度の絶でもないと思うのでやりやすい方を選びましょう。

■AAを意識しよう(物理職限定)

AAとはオートアタックの略で、スキルとは別にキャラクターが対象を武器で殴る攻撃の事です。
実は「ボス戦でスキル別与えたダメージランキング」を作るとオートアタックは必ず上位5位以内に入ってくるほどダメージが高いです。
1位のスキルが90万ダメージだったとしたら、オートアタックは80万ダメージくらいでてることもあるくらい高い火力を誇っています。
なのでAAをしっかり相手に当てる事を意識することは大切です。

AAが有効になってると左側のように、頭上にグルグルアイコンが付く

AAを有効にするためには3種類のやり方があります。
・敵に単体物理攻撃をする
・敵を右クリックする
・敵をターゲットしてる状態で決定操作を行う
つまり”範囲攻撃ではAAは有効にならない”のでまとめ狩りをするときはしっかり1体をAA対象にする操作をした方が良いですね。

私はFキーに設定しています

魔法職はAAは意識しなくてOKです。
Lv90占星術師でAAしても1回あたり2ダメージとかしかでないので。
しかし、序盤は敵の防御力が低いので学者Lv40くらいでルインガという単体攻撃が160~200くらいですが、AAの本で殴る攻撃は30~50くらいダメージが出ました。

ルインという半詠唱単体攻撃魔法(威力150)を唱えるより、ルインラという無詠唱攻撃魔法(威力140)を唱えてAAの手数を増やした方がダメージが高くなります。。

■Dotにバフ効果は乗る

Dotを付与した時点での威力がそのまま継続で入り続けます。
自身のバフが残り1秒で切れるというタイミングで30秒持続するDotを付与した場合、ちゃんとバフ効果の乗ったDotが効果時間が終わるまで継続します。
なので開幕にDotを付与するよりも、3GCD以降のバーストタイミングで付与した方が威力が高まります。
もし開幕にDot付与してる場合は、バフ効果が切れるギリギリにDotを更新しなおすのもありです。

■さいごに…

最新ではない零式程度ならこれらを理解しておく必要はありません。
これらが必要なのは絶や最新の零式といった本当にDPSがぎりぎりで全員ちゃんとダメージを出さないとクリア出来ないようなコンテンツのみだと思います。
ちなみにそれら高難易度コンテンツでも100点満点を出す必要はなく、90点以上が合格点のような意識で良いと思います。
あとはレベルシンク有りの木人を割ろうとする時は必要ですね。
ですのでここに書いた内容は上達しようとする人に教えるのは良いですが、そうでない人に押し付けるのはやめた方が良いです
例えばGCDの言葉を理解してない人に、「GCDロスしてるよ」とか「開幕バーストは3GCD以降にした方が良いよ」とかそういったのは知ろうとしてる人以外にはただの押しつけでしかないので…
「教えたがり」にはならず「聞かれたら教えてあげる」とか、「上達しようとしてて試行錯誤してる人に教えてあげる」とかそういうレベルで接してあげた方が良い距離感だと思います。
この記事を開いてここまで読んでる人は既にこれらを理解しているか、上達しようと思って見てくださってる人だと思うので心配はしてませんが。。
私も言動には気を付けてFFをのんびり楽しもうと思います!

ちなみに本記事は2022年に身内向けに書いた記事でした。


以下記事も投稿したので良ければどうぞ!



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