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自己紹介 | かがみの孤城 辻村深月

自己紹介


初めまして、こんにちは。
忘れっぽい自分のために、読んだ本を記録していくために始めます。
パーソナル情報としては、8月の誕生日で30代ラストイヤーになったアラフォー女性。既婚だけど子供はなし。その代わり、かわいいかわいい猫のラグドールを飼ってます。
猫はまだ1.5歳で元気盛り。なぜか私にだけ噛みついてにゃんプロを仕掛けて来るヤンチャ坊主です。

更新頻度は月イチ目標

猫と旦那さんがいるおかげで、毎日楽しく忙しく働いて暮らしています。
そんな私の好きな時間が、寝る時間と本や漫画に触れている時間。
だけれど、悲しいかな、物忘れが激しくて、これ読んだけど内容なんだっけ?がたびたび発生…。
なので、読書記録noteという名の読書感想文を始めます。

フルタイムで勤務しているので、読書にさける時間はそこまでは多くないかも。最低月イチで更新を目指して細く長く続けていきたいです。

辻村深月さんが好きでサイン会へ行った話

ということで、まず、初回は、サイン会にも訪れてしまうほど大好きな辻村深月さんの本です。

出会ったのは20代半ばくらい。
どの作品が初めて手に取ったのかはもう忘れてしまったけれど、辻村深月さんの本を読んで共感が高まり、登場人物には思い入れでき、所々でぎゅっとなる文章もあって。
読み終えた時には気持ちが洗われたり、もっと余韻に浸りたいと思ってしまう感覚がクセになりました。

何冊めかの辻村深月さんの本を読み終わった時に、新刊発売イベントのサイン会の存在をしりました。
いつもだったら、出不精の私はスルーして本を読むのを楽しむだけで、サイン会という言葉に反応も示さないが、この時は何かが違って興味をひきました。
というのも、奇遇にも私の誕生日に職場の近くの大きな書店で開催されるという運命的なものを感じ、サイン会に参加したいと思い行動を移すことになりました。




字が汚くてスタッフの人にびっくりされたけど殴り書きではないのよ…

予約制だったのかは忘れてしまったけれど、私と同じようにサインを求めて並ぶ人が思った以上に多く、階段に沿って長蛇に並ぶ人に混じっていたのを覚えています。
並んでいる間、スタッフの方から、先生へ書いてもらいたいメッセージをこの紙に書いてください。と、いくつかの質問事項が印字してある用紙とボールペンを渡されました。
サイン会に並ぶなんて人生のうち初めてで最後なので、順番が来た時に名前入れてもらおうかな!と軽く考えてだけで、まさかの事前記入制に、びっくりしつつ、流れ作業のようで少しがっかりした記憶があります。
一番は、私の字がものすごく汚いので、人に見せたくない!しかも渡されたボールペンは特に描きにくくてさらに字が汚くなるタイプのぺん!っていうのもあり、字を書きたくないという、気持ちが強いのが本音でもありました。
案の定、用紙回収の際、私の記入内容を見たらスタッフの方が、え?っていうかんじの表情をして、恥ずかしくなって来るんじゃなかったっという気持ちになったことを今だに覚えています。

だけど、誕生日に大好きな作家さんのサインが行きやすい場所で開催されるだなんて、運命としか思えない機会は他にはないと、用紙の文字を作家に見られるなんて恥ずかしいけど図太く行こうと、本当はかえりたかったけど根性で並びました。

ようやく私の順番が来て、作家さんに文字を見られたのが恥ずかしかったけど、用紙を回収したスタッフみたいに表情を出すこともなく、淡々と事務的にサインをしていただけて、感動したことを覚えています。
また同じような運命を感じる機会があったら、文字書くのが恥ずかしいけど、サイン会に参加したいなと思います。

かがみの孤城


前置きが長くなりましたが、そんな思い入れが強い辻村深月さんの「かがみの孤城」の記録です。


かがみの孤城 上下巻セット
(今ならAmazonセールしてるので安く買えますね)

  • 面白かった!
    途中、泣きそうになって電車の中で気を紛らすのが大変だった
    懐かしい感情が蘇ったし、共感のする部分が多かった
    映画の原作だけあってラストが万人受けする

読むに至った経緯

この作品は、映画の原作です。
金ローか何かでやっていて途中から見て途中まで見るという中途半端な見方をしてしまったのもあり、本で自分のペースで読もうと思って手に取ったら、辻村深月さんの話でした。

こんなnoteを始めたからにはたくさん本を読んでいるのかと思うかもだけど、小説を読んだのは本当に久しぶりで、これをきっかけに辻村深月さんの本をまた読もうと思うきっかけになりました。
そのくらい、心震える小説だった。

あらすじ


主人公は女の子。クラスの子とうまくいかなくて学校に行けなくて、その悩みも両親に伝えられなくてもがいている女の子が、ある日、自分の部屋の姿見が光出して触ってみたら向こう側に行けてしまった。
向こう側は、お城。狼の仮面を被った女の子が不親切な案内役でいて、自分の他にも同じような子供たちがいた。
3月までに鍵を探して見つけた人が、願い事をなんでも叶えられるというクエストをオオカミ少女からもらう。
ただし、来ていい時間が決まっていて、その時間以外にお城にいてしまうとお城に潜んでいるオオカミに食べられる。誰か1人でも破ったら連帯責任で全員食べられてしまうというルールがあった。
子供達で鍵を探し始めることになったが、主人公は新しい人間関係が怖くて初めに入ってしまって以降、お城に行けていなかったが、徐々にお互いの人となりや悩みが垣間見れてお城の時間が楽しくなる。
お城にいる子供たちはどんな背景があるのか、共通点はあるのか、現実の不登校はどうなるのか、優しい気持ちになれるお話しです。

感想

面白かった!
主人公の女の子がとても可愛くて意気地無しで大人の私から見るとちっぽけなことが大切で、そんな時代があったなぁと懐かしくきょ思えるお話しでした。

明るい話ではないけれど、繊細で、心の描写が納得しかなくて、あぁ、わたしもこんなふうに思ったからこういう感情になっていたんだ、と自己分析してしまったり。
エンディングは、万人受けというか、子供なら絶対気になる部分がうまくまとまり過ぎてないけどもやることはない綺麗な終わりで、映画向けでしたが、これもこれでありでした!
改めて映画も見たいな〜と思っていますが、原作で十分満足したので見ないかも笑

かがみの孤城 上下巻セット

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