一般的な赤レンガによる水質の変化
目的
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の飼育でレンガを使用したい場面があったため,水質に与える影響を調べた.
結論
pHはアルカリに傾き,gHは減少した.
詳細
実験設定
実験の初期条件は以下の通りである:
レンガ:ホームセンターの赤レンガを使用.具体的な組成は不明だがだいたいどれも同じだと思う.サイズは65*58*120mm.
水道水:6L使用.pHは6.5,gHは11°dGHであった.
実験期間:16日と10時間35分.この間レンガを入れた容器に蓋はしていないため水の蒸発の影響もあると思われるが実験屋ではないので気にしない(普通の水槽でも蓋しないし).
測定に用いた試薬:sera社の液体試薬
結果
pH:6.5から8.0
gH:11°dGHから8°dGH
考察
水量がかなり少ないうえに16日間もの間水替えを行わないという通常の飼育環境ではありえない条件下での結果であることを踏まえると,少なくとも大型の水槽や飼育ケースに用いる分には大きな問題にはならないと思われる.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?