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むかしむかしのお話【18禁】

むかしむかし、おじいさんと、昔おばあさんだったお母さんがなかよく暮らしていました。
なぜお母さんが若いのかというと、むかし乙姫さまにもらった逆玉手箱というものを開けてしまったからです。
なので、おばあさんはおじいさんの娘という設定で暮らしていました。

お母さんが若かったおかげで、ふたりは子どもをもうける事ができました。

ふたりは赤ちゃんに、桃からうまれたわけでもないのに、桃太郎という名前をつけました。

桃太郎はすくすくと大きくなり、やがてウソをつくようになりました。
野犬がきているわけでもないのに、

「野犬がきたぞー!」

と叫んで村じゅうをかけまわるのです。

最初のうちは、おじいさんもお母さんも村のひとたちも桃太郎を信じて村から逃げていました。
しかし、あまりにも桃太郎がウソをつくので、そのうち桃太郎は誰にもしんじてもらえなくなりました。

ある日、桃太郎がはまべを歩いていると、大きなウミガメが子どもたちにいじめられていました。
桃太郎はなんとなくウミガメがきになって、助けてあげる事にしました。

ウミガメはたいへん桃太郎にお礼をいいました。

一方、そのころ。
ウミガメがいない竜宮城では、たいへんな事がおこっていました。

乙姫をはじめ、タイやヒラメ達がもてなしていた男が暴走しはじめたのです。
その魔の手は、乙姫にむけられました。

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