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籠・諸国漫遊記22-23(7)(2022/10/30)

 さて、カメラのシステム関連も落ち着いて、過去に不動になっていたカメラや使っていない子、カビがびっくりするほど生えてしまったレンズ等々を引き取ってもらい、出来たお金で中古の防湿庫を仕入れてきて、心の安心を確保した昨今ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 今まではドライボックスの中にバスケシーズンなんかでは使っていない超望遠レンズなんかを休ませていたんですけども、しっかりとした防湿庫は前々から欲しかったんですよね。

 今回引き取ってもらった子たちのお値段がそこそこついたので、えいやっと設定して、表示がだめだったデジタルの湿度計をアナログの湿度計に変更、オートで除湿をかけてと。最新版ではないので、光触媒プラスのカビ取りがないため、別途防カビをプラスしていく形にしています。

 自前のシステム的にはもしかするとですけど、もうちょっとレンズが増える(マクロとかオールドニッコールとか)かもしれず、そのときはちょっとギリギリかなって容量の防湿庫なんですけど現状はなんとか。もし入れるものが増えてきたらドライボックスを復活させてって感じかなと想定してますけど、とりあえずは、ですね。

■試合情報

 Wリーグ第二週 2日目
 トヨタ自動車アンテロープス vs プレステージ・インターナショナル アランマーレ
 三菱電機コアラーズ vs 新潟アルビレックスBBラビッツ
 豊橋市総合体育館
 ※詳細スコア(第1試合)
 ※詳細スコア(第2試合)

■交通手段

 今回は車移動。

 ちょうどバスケは天皇杯の週でレギュラーシーズンのゲームはお休み。

 ならばと前日に今シーズンどうしても見ておきたかった名古屋グランパスのホームゲーム、しかもホーム最終戦にお邪魔していて、NPB方面、スポーツエンターテイメントの世界だとちょっと知られている松下先生(中日ドラゴンズのD-STAGEなどで知られ、You Tubeなんかにも姿残ってたりしますね)がちょっと関わってらっしゃるチアグランパスさんのアクトやグランパスくんファミリーの姿などを楽しませていただいていました。

 車は新豊田駅近くのコインパーキングに泊めていたんですけど、観戦後に豊橋まで移動して夕食と宿泊。翌日はゆるゆると豊橋市総合体育館へ向かってみっちり観戦。夕飯も豊橋で済ませ、ぼんやりと神奈川へ戻っていました。

■man of the match(トヨタ自動車アンテロープス)

 トヨタ自動車アンテロープスのmonは梅木千夏選手。

 Wリーグ観戦自体が少なく、現場で色々と撮っていった先に気になった選手をという流れでやってたんですけども、アンテロープスさんでは梅木選手の勢いに惹かれていました。

 ぼんやりとアップ風景から撮っていて、大神HCとこの日は出場がなかった山本麻衣選手とで動きの確認を繰り返ししていたってところからなんかいい勢いの……と、梅木選手の動きを追い始めまして。

 開始直前アップ時に髪を改めて結っている姿、試合に入るぞってスイッチが入った姿を見てこれはちょっと軸に撮っていきたいと。

 ポイントガードを軸にする、攻撃の起点から撮っていくという私の基本と合致するというのもあったんですけど、エグい勢いで攻め込んでいく姿は撮ってて楽しかったです。

■man of the match(プレステージ・インターナショナル アランマーレ)

 プレステージ・インターナショナル アランマーレのmonは嘉陽梨佳子選手。

 座った位置が日程表右側だった今回。リーグ主幹試合でしたけども両試合とも日程表右側はホーム地域までの距離で考えるとビジター側という印象だったんですけど、アップでコートを往復している位置と私が座っていた位置が同じような感じだったので、新しい相棒の習熟も兼ねて色々と撮らせていただいていました。

 アランマーレさんは今回はじめて見るチームだったんですけども、戦力的に半端ないトヨタ自動車さん相手にどう戦っていくのかというのを気にしながら見ていたんですけども、少ない攻撃の糸口を探り探り動いている姿はちょっと格好良かったかなと。

 基本、どこに行っても箱の人なので、眼の前の試合の中で楽しいを探してとか、グッと来るポイントを探してというのがいつもの流れなんですけど、嘉陽選手の目の光ってのはなんか印象に残っています。

■man of the match(三菱電機コアラーズ)

 三菱電機コアラーズのmonは藤田和選手。

 三菱電機コアラーズさんの試合を見るのは3年ぶりで見に行ったシーズンの翌年に加入の藤田選手なので見るのは今回が初めて。連続で試合を見ていたので、結構ぼんやりしてしまっている時間もあったんですけど、藤田選手の動きはちょっと気になるところで。

 今回ピックアップした選手は全チームともわかりやすく諸々の起点となるPGをという形なんですけども、藤田選手の敵陣に切り込んでいく姿というのが印象に残ったんですよね。

 年齢的に期待の若手という塩梅なのかなって撮っていたんですけども、この日のキオクが後々楽しいことになったらいいな、なんて思います。

■man of the match(新潟アルビレックスBBラビッツ)

 新潟アルビレックスBBラビッツのmonは北川直美選手。

 新潟アルビレックスBBラビッツさんは昨シーズンの長岡で2試合観て、今シーズンも長岡で一試合観る予定になっているんですけども、そういった意味ではちょっと気持ち的には寄せていた感じ。

 昨シーズン見た面々をどう残すのかとやっていて、サインボールの投げ入れのときにボールを頂いて、これはもうしっかり撮らせてもらろうと。

 第1試合同様、試合的には早々に差がついてしまってという流れでしたけど、そこからどうやってというのはアランマーレの嘉陽選手を撮っていたときと同じような感じだったんですけども、劣勢のなかでどう戦っていくのかという、その糸口を探っていく姿はちょっとくるものがありました。

■Cheer of the Match

 Wリーグ主幹大会なので演出面は期待していなかったのですが、トヨタ自動車アンテロープスさんは自前の応援団さんたち、トヨタ自動車応援団さんたちが来場されていました。

 皆さん御存知の通り、トヨタ自動車さんは硬式野球部やソフトボール、ラグビーにと部活動も盛んなのですが、そんな皆さんを応援される皆さんも社業が有りつつのと言う形で応援されていると。アルバルク東京さんへと継がれる前のトヨタ自動車アルバルク時代はそちらでも応援されていた、なんて話が検索して出てきて改めてすごい皆さんだなと。

 都市対抗のシーンで数度、アンテロープスの試合で拝見するのは今回が2回目な皆さんですけども、社業とともにやってらっしゃるとかイメージが出来ないぐらいアリーナで魅せる姿としてはスタンダードなスタイル。ある意味、一競技にとらわれず幅広いシーンで応援活動をされている皆さんなので、ノセ方や見せ方が本当に上手いんですよね。

■フックに引っかかった演出曲

 今回フックに引っかかったのは全試合終了時に流れていた曲がココロのフックに。

ロック★with you/フィロソフィーのダンス

 21-22シーズンの終盤から公式応援ソングに採用された楽曲が第一第二の両試合の終了後に流れてまして、ダンス系の楽曲が多く使われている会場でフィロソフィーのダンスを聞くと、違和感はないけれど誰の楽曲? というフックにはなるよねと。

 フィロソフィーのダンスさんたちの楽曲は多分放送関連やってた頃に何回か流していると思うんですけども、改めて聞くと逆に新鮮というか。放送から離れてしまった今、中々スポーツの現場以外で音を聞く機会がなくなってしまったので、自分の守備範囲にない曲に触れるとちょっと嬉しくなってしまうんですよね。

■行き来の飲食

串笑 二号店

 前回豊橋に泊まった時にしっくり来て、行けるときは必ずお邪魔したいと思っていた店舗。別店舗で旅行支援の1000円クーポンを使って軽く飲んだあとに。今年5月以来の来訪でしたけど、ワンコインセットの充実っぷりとにんにくたっぷりのタレで焼いた豚ホルモン串の味はやっぱり大好きです。

 次回はじっくりたっぷり、他のメニューも楽しみたいところ、ですね。

感動の肉と米 豊橋下地店

 前日に豊田市から豊橋市に移動してきて、国道1号線沿いに気になるお店が。せっかくなので行ってみようとお邪魔したのですが、これが中々いい塩梅のお店でした。

 東海地方を中心に展開しているお店で、イメージはロードサイドにあるなんちゃらステーキ。今回は神奈川と愛知の間にある県のローカルチェーンもと考えていたので、ハンバーグをダブルで。200gのものが2つという形ですね。

 ご飯とお味噌汁、御飯のお供(キムチ、野沢菜、イカの塩辛、肉そぼろ)はおかわり自由、生卵も1個付いてなんて腹ペコにはたまらない仕様だったんですけども、日曜夜のトップタイムに近いところだったため、メインが中々やってこない状態でご飯だけが進んでいくという素敵な状態になっていました。

ハンバーーーーグ!

 待ちに待ったハンバーグはお店の状況的に2つあるうちの1つの形成がぎりぎりになっていたような雰囲気も有りましたが、自分で焼き加減変えられるのでしばらく焼いてと。タレ系と塩コショウとで色々と味を変えながらいただきましたけども、ただただ幸せでした。

 東海エリアと関東エリアでは若干形態が違うようですけども、東海エリアの形態のまま関東でもやってくれたら嬉しいのになぁと思いました……が、車のときはまた行ってしまいそうです。

■締めとして

 どちらかというと興行的な部分も強くなってきているBリーグと比較して、社会人リーグ的な側面もまだ残っているWリーグなので、試合自体を楽しむ分には十二分ながら、スポーツエンターテイメントとしてはちょっと足りない分がというのが正直な感想でしょうか。

 トヨタ自動車の応援団さんが入っていた第1試合はタイムアウト時に魅せるとかチームを後押ししてという部分がありましたけども、そういうベーシックなところに慣れていると、「演出が無い」と言うのはちょっともったいないなぁと思いまして。

 むしろ、そういった余地がたくさんある、可能性の畑が広がっているという風に取っていきたいかなって思うんですけども、逆にプロ化していないからこそ安定している部分、後ろ盾が強いがゆえに戦う色々が安定しているという部分が見えていたりもするので、難しい部分も多いんだろうなぁとなんとなく察していたり。

 このあたり、ちょっとずれた話になってしまうかもしれないんですが、もっとしっかりと見せる事が出来たら、試合の魅力をもっと伝えることができたらまた違った展開もあったんじゃないかなって思う今は亡き女子プロ野球のことを思い出していました。

 競技としては間違いなく楽しかったんですけど、魅せ方や運営の色々はなにかしら大変そうだなぁって感じたことがあったんですよね。Wリーグも実際の試合は面白いですし、プレイヤーのカッコいいところも可愛いところもきれいなところもたくさんあるのに、それが広く知られていないのはちょっともったいないよなと。

 そんなに数多くの試合を見られているわけじゃないですし、諸々間違った印象を持っている部分があるかもしれないんですけど、お値打ちに試合をじっくり見るという部分でありがたいなと思った(2試合見られてコートサイド4000円(一試合2000円))リーグ主幹試合から各チームが運営して演出を魅せていくような方向になったら、それはそれで楽しいと思うんですけどね。

 チームが主催の試合を見たた経験値が圧倒的に足りていない私なので、もうやってるとか、そういった部分がもちろんあると思うんですけど、それが全体的に広がっていって、独自の色が見えて行ったら、各地を行脚して生観戦するのもさらに面白いんじゃないかなって、そんなことを感じていました。


 試合などの色々は各monにも少し書いたんですけども、2試合まとめて見て気づいたというか、結構チームの戦力差が出るんだねぇってのが正直な印象。

 試合自体の点差も付いてましたが、アップ風景で見られたスタッフ陣の数とか動きとかを見ていると、諸々の体力差がチーム差として如実に出てしまっているのかなっていう感想は強かったです。

 ただ、だからといってそれで面白くないかと聞かれると逆というか、ジャイアントキリングがあるんじゃないかなとかそんな時間帯もしっかりありましたし、北川選手の項目でも書きましたけど、劣勢からどう攻めるかっていうのを狙っている姿に魅力を感じたり……と、普通に楽しかったんですよね。

 このあたりは勝敗を越えた何かを楽しめるかどうかなのかなって気もしますが、箱で楽しいポイント探しをしている人的には、試合自体はとてもエンジョイ出来たんですよ。

 スポーツを色々撮ってて感じるんですけども、スポーツ選手は男女関係なくカッコいいし可愛いし綺麗ですから、その辺りをどう残すのか、どう切り取るのかってのを考えながらやっていました。

 実際に現地で見たら男子も女子も関係なくバスケの試合は楽しいし、もっともっとまだリアルに触れていないみなさんに現場へ足を運んでもらいたいところなんですけども、そこへの呼び水じゃないですが、キャラクターやチア、イベント等々のいわゆるなスポーツエンターテイメントがあったらなぁって思ったわけで。

 なんというか、現場への垣根の高さを下げるじゃないですけども、スポーツエンターテイメントがもっと充実していったら……というよりも、やっているところがあるのもちょいちょいは伺うので、そのやっているエンタメをもっともっと伝えていけたらいいのかもね、なんてことを感じていました。

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 Next Game
 第5節 GAME1
 ベルテックス静岡 vs 岩手ビッグブルズ
 静岡市中央体育館

 さて、次回は今シーズン最初の静岡模様、おいものようせいがハッスルしている静岡市中央体育館での様子を。独自のワールドカラーが強いおいものようせい、ベルティさんの動きを多めにアップしながら振り返っていきたいと思います。

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おさないたかお
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