籠・諸国漫遊記20-21(4)(2020/10/25)
今シーズン初の土日籠球観戦となったこの週末。プロ野球観戦が詰まってという状況もあったので、感覚としては慣れたもの。慣れてはいますけど、観戦から帰宅、そして翌日とあっという間に時間が過ぎていくなぁと。観戦が詰まり、溜まっていく宿題の山に埋もれる……という形にはならないようにしていきたいです(笑)。
さて、20-21シーズン、4試合目は初めて訪れる世田谷区総合運動場体育館でのアースフレンズ東京Z戦。大田区総合体育館、大森スポーツセンターと会社帰りにっていうパターンが多かったんですけど、世田谷はなかなか足を運ぶ機会がなくて、今回が初めての訪問でした。
Bリーグの試合がなければ降りなかった駅とか、歩かなかった街とかが多く、知らない場所に行ってみたい欲がある人として、観戦行脚は私の趣味とか嗜好にあってるのかもしれません。
■試合情報
第4節
アースフレンズ東京Z 57-80 仙台89ERS
世田谷区総合運動場体育館
■移動手段
手段やルートはいくつかあるんですけど、車はこれから活躍してもらうとして、公共交通機関での移動、小田急線の成城学園前経由のルートで。
今回は途中、町田で買い物(いつの間にかなくなるD750の接眼目当て……)を済ませる必要もあったので、小田急線で成城学園前に向かい、そこから徒歩で砧公園方面へ。
成城学園前駅は地元から新宿に抜ける際、幾度となく通過してるんですけど、降りたのは初めて(幼少期にチャレンジしたスタンプラリーは除く(笑))。駅名のセレブ感と同じ感じといいましょうか、駅舎自体はなんかこうハイソな感じがはしばしに。ただ、一歩駅から出るとちょっと高級な下町感があるかなと。
大学近くなら、駅前にアホみたいな盛りの店とかあってもいいと思うんですけど……まぁ、そういうノリのところでは無いみたいですけどね。なお、今後の観戦記ではそういうお店が多くなると思いますので、違う意味でご期待ください(笑)。
昼飯を終えてさぁバスにと思ったのですが、しばらく来なさそうだったので、歩いていってしまえとグーグルマップさんに任せて徒歩での移動。初めての街歩きではあるんですけど、突如出てきたゴジラにびびる私。そのあたりが東宝のスタジオだと検索して分かったんですけど、初めは何事かと思いました。
東宝前を過ぎてから徐々に住宅地に入り込み、さらには世田谷区とは思えない風景、むしろ地元の相模原とか出身の寒川のような風景が広がって相当不安になっていたんですけど、ちゃんと砧公園横に着いていました。
若干の早着だったので、砧公園内を散策していたら、保存蒸気機関車が。普通の保存蒸気だと柵が張りされてってのが多いいんですけど、砧公園のはある意味でフリーダム。お子さんたちのジャングルジム代わりになっていました。これはこれで親しみを増すというか、保存蒸気の静態保存の形の一つとしてはいい形なのかなと思いました。
■man of the match(アースフレンズ東京Z)
アースフレンズ東京Zのmonは岡田優介選手。
お名前は以前から伺っている中、昨シーズンの立飛で京都ハンナリーズ時代の姿を初めて撮れたんです。ただ、そのときはあまりこれだというシーンを見つけられなかったのですが、プレシーズンゲームでプレー自体はもちろんなんですけど、佇まいを含めて見て、ちょっとこれは残したいぞと。
選手と選手の間を抜いてメインの被写体をってよく狙うんですけど、なかなか成功しないのが多い中、この試合ではビシッと抜けたシーンを残すことが出来たんですよね。
あとはバキッとした3ポイントシュートのシーンを残したかったんですよね。岡田選手、開幕戦でBリーグ通算の3ポイントシュート成功が1000本という記録を打ち立てられて、これはどこかでその姿を残したいぞと思っていたんですけど、水戸ではなかなかいいシーンを残せず。今回、ようやっとバキッとしたシーンを残せました。
■man of the match(仙台89ERS)
仙台89ERSのmonは今シーズン、川崎ブレイブサンダースから移籍の鎌田裕也選手。
バスケ観戦が楽しいと思い始めた最初の頃から川崎ブレイブサンダースに所属。コアメンバーがある程度決まっているチームにあって、なかなかプレイタイムがもらえない状態だったんですけども、たまに出てくるとその存在感が気になる……という塩梅。移籍した仙台89ERSでどんなプレーが見られるか、残せるか楽しみだったので、コート上に登場したときはワックワクで撮っていました。
アースフレンズ東京Zの選手たちを止める姿を見て残して、日本人ビッグマンはワクワクするなぁと。あと、スリーポイントシュートを決めたシーンを撮れたこと、目の前で躍動するシーンを見られたのは嬉しかったです。
あと、鎌田選手はアップ中もプレイタイムも基本表情が変わらないって印象だったんですけど、最後のご挨拶シーンでお知り合いの方がいらっしゃったのか、昔からのファンの方がいらっしゃったのか、フッと表情が変わったんですよね。こういうオンとオフと言うか、ギャップって素敵だなぁってシャッターを切っていました。
■Cheer of the Match
アースフレンズ東京ZのチアチームはZgirlsさん。自身、籠球を見て撮るのが楽しいと感じてなって3試合目、B2は初めての観戦だったのがアースフレンズ東京Zさん。平日に会社帰りにスッと行ける大田区総合体育館の立地などもあって、気がついたら一番多くホーム演出を見ているチームになっているのですが、試合毎に見るZgirlsさんのアクトはいつ見ても綺麗だし可愛いしカッコいいなーと。
スポーツエンターテイメントな目線から見て、Zgirlsさんのアクトもアリーナに足を運ぶキーと言うか、色々なアリーナの中でチョイスするポイントになっていたりします。
そんな中でのCOMはSeinaさん。動きのあるシーンはアクトの流れを覚えきれていない状態な現状ではギャンブルでしかないので、止めのシーンをいかにバキッと残すかを考えていたんです。オープニング始まる直前の凛とした空気感を切り取れたらいいなーって思い浮かべつつだったんですけども、予想以上に格好良く残せました。
この日はここまで観戦してた位置とは逆方向に座っていたので、いつもと違う画角とかメンバーを撮れるということに気づいたのが開始直前。ギャンブルでしかない動きのあるシーンですけど、楽しいが伝わる絵を引けたのは、基本的に「みんなすごい」で広く撮りたい気持ちをなんとか抑えて、(いい意味で)割り切れたのが良かったのかなと。このコマはホントに好きな絵ですし、好きな瞬間を切り取れました。
でもホント、どこのスポーツでもそうなんですけど、チアのみんなのアクトだったり、チームを盛り上げる力ってのはすごいんですよ。そのすごいを全部残したいと頑張っているんですけど、ザザッと撮りはじめるとどうしても残る絵が荒くになるというか……。改めて考えると、割り切りは大切なのかなって感じたこの日。Game1と2でじっくり見て残せばいいんじゃない? とも思うんですが、流しの人は色々なアリーナで色々なシーンを見たいというのがあり……。
自分の体と頭とカメラが3つ4つ欲しいです(笑)。
■フックに引っかかった演出曲
Humorous Dream of Mrs. Pumkin(Mrs.Pumpkinの滑稽な夢)/hachi(米津玄師)
ハロウィンスペシャルなハーフタイムの曲だったんすけど、なんというか世界観に引き込まれるというか、アクトの構成、内容が一つの物語になってるのかなと。とにかくみんなんの可愛いがバキッと出てて、もう一回ブラッシュアップして撮れたらいいなーって、そんなふうに思える内容で、そのアクトに使われていたのがこの曲でした 。
止めのあとの動きのシーンはきゃりーぱみゅぱみゅさんのCrazy Party Night 〜ぱんぷきんの逆襲〜で。その動きも可愛かったんすよね、みんな。チャンスがあったらもう一回……って、28日もハロウィンなアクトで魅せていくようなので(Zgirlsさんのインスタではハロウィンな姿を見られる最後のチャンスって書いてあったので、見られると思ってるんですけども)、撮りたいを改めてブラッシュアップしていきたいなって思います。
■行き来の飲食
成城学園前ならでは感はまったくなくというか、これだというお店もなく、消去法的な感じで北口の日高屋に。悩みはしたんですけど、価格と移動の手間を考えたら、まぁいいかという感じで。
とりあえず三種盛りとレモンチューハイを。安定のというか、日高屋さんで飲むの好きなんすよ(笑)。
そして餃子。皮はそこそこパリパリ、餡はみちっとというか、ふわっと。結局2枚頼んでしまうのはもう、仕方がないのですよね(笑)。
最終的にはあと二品、おいもと磯辺揚げを頼んで終わり。まー、今日は普通にチェーン店飲みでした。もっとホントは攻めて行きたいんですけども、リサーチ不足といえば不足ですな。
■締めとして。
初めての世田谷区総合運動場体育館だったんですけども、自然光が上から入ってきて、暗転演出時にも若干明るいという状態。感度を多少落としても何とかなるという部分では、スポーツエンターテイメントを撮る向きには楽な部分があるなと。プレー時の光量は問題ない感じで、むしろ座席とコートがむちゃくちゃ近く、2階席でも全然問題ないというか、広く撮るのであれば、二階席の方がやりやすい部分はあるのかな、なんてコートサイドで感じていました。
試合自体は、序盤は均衡した闘いだったものの、徐々に離されていくという形。後半は完全に仙台ペースだったかなぁって撮りながら。離されつつも食らいついていくアースフレンズ東京Zの皆さんの姿を残しつつだったんですけど、高木選手のこのシュートを決めた後の表情を見て、改めてアースフレンズ東京Zの20-21シーズンを見て残したいなって思いました。
若手ちゃんといえば、ケイン・ロバーツ選手を撮るのが凄く楽しかったんです。野球に準えるのは申し訳ないんですが、今シーズン育成から上がってきた千葉ロッテマリーンズの和田康士朗選手の走塁シーンを撮っている時、そのスピードに驚かされたのと同じ感覚……。和田選手を撮っているときと同じ感覚をケイン・ロバーツ選手に感じたんですよね。
ファインダー越しに疾走しているシーンを追っかけているのに、そのスピードに追いつけなくなるレベルと言いましょうか……ハンパないスピード感でケイン・ロバーツ選手がどこまで駆け抜けて行くのか、見続けて行きたいです。
仙台さんは2018-19シーズンに枇杷島スポーツセンターさんで見て以来の。チームのメンバー自体はちがいますけど、東地区1位の実力を見せつけていたというか、守備がむっちゃ堅いなとか、ポンポンシュート決まっていくなとか、そんな感想。前半こそ乗り切れていない部分があったかなとファインダー越しに感じる部分もあったんですけど、後半は一気に突き放していきました。
monにあがらなかった部分で気になった選手と言えば澤邉圭太選手。躍動感溢れる動きを残す事が出来たんですけど、ざざっと撮っていって、気になる選手が出てくると、次にそのチームの試合に当たったときにまた撮ろうと。気がつけば長く見ていたプロ野球と比較して、Bリーグやバスケの色々は記憶とか知識とかがホントに少ないので、場数をとにかく踏んで気になるプレイヤーをピックアップしていきたいんですよね。
Zgirlsさんたちを撮るぞと言う意味では、上にも書きましたけど、今回は観戦仲間と一緒に見ているときとは逆の位置に座っていたので、画角的に残せるメンツが違ったり、雰囲気が違ったりと、試合ごとにちょっと位置を替えてみるのも楽しいんだなということに気づきまして。上の写真のように大田区総合体育館ではないときによくあるピンスポットとの闘いとか、色々なアリーナで観戦して、状況に慣れていかないと慌てちゃうんですよね。
あと、嬉しいのは10/28の水曜バスケもハロウィンなので、もう一回ハーフタイムのハロウィンスペシャルを撮れると言うこと。今度は観戦仲間と同じ方向での観戦でなので、また違った角度で残せたら。とりあえず、皆さんの動きに合わせて縦横の使い分けをもっと追い込みたいです。
あと、個人的にちょっと嬉しかったのは、開始前のアップのアシストに入る中村仁美マネージャーの姿をいい塩梅に残せたことでしょうか。Twitterでオフシーズンに流れてきたダンス動画を思い出して、どうしてもフフッとしてしまうんですけど、こう言うチームスタッフさんの動きもチームを支えてるんだよなーって改めて思いながら、逸れたボールを追いかけてるシーンを撮っていました(笑)。
最後に……これは今回の試合だけじゃなく、どこの試合でもあるんですけど、観客サイドというか観戦環境のお話を。
目の前の熱戦に前のめりになる気持ちはものすっごく分かるんですけど、前屈みになっちゃうと、隣のお客さんの視界がゼロになるんですよ。今回、お隣さんがまさにそれで、申し訳ないんですけどって背ずりに背中を付けて頂けたんですけど、明らかにお声がけ以降、ご機嫌が斜めになっているのが空気で伝わりまして……。
座席の角度とか配置とか、背中を背ずりにビタッと付けて貰えると多分丁度いい感じになっているので、リーグ統一で背中を背ずりに、深く座りましょうってアナウンスをして貰えたらなーって思うこの日の試合でした。
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NEXT GAME
2020/10/28
アースフレンズ東京Z - 青森ワッツ
大田区総合体育館