籠・諸国漫遊記21-22(31)(2022/1/9)
気がつけば2月に突入。NPBの各チームがキャンプインして、2022シーズンも始まっていくなぁとしみじみ感じつつ、NPBやBCLなどでエンタメ班の新体制発表を見ながら、籠球シーズン後の野球シーズン、2022年の風景がどんな感じかなぁとワクワクし始めている昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
とりあえずざっくりと発表になった皆さんを見ていて、新しい顔を覚えたいなぁとか、その新しい顔が増えててワヤになりそうだなぁとか、別リーグから移籍して諸事情から名前の読み方が変わったなぁとか、ドキドキとワクワクでいっぱいで。
でも、BCLのエンタメ班で昨年初年度だったチーム(埼玉武蔵ヒートベアーズのBgirlsさんたち)からNPBのエンタメ班に2人輩出(TとGにってのもちょっとフフッとしました)とか、普通に凄いなぁって。
選手だけじゃなく、スタッフやエンタメ班も旅の始まりが待っているBCLの色々を2022シーズンも楽しみにしていきたいと思いました。
■試合情報
第16節 GAME2
富山グラウジーズ 64-80 秋田ノーザンハピネッツ
富山市総合体育館
※詳細スコア
■移動手段
第三セクターに移管してから北陸筋を移動するのは初めて。食パン電車として名を馳せた419系末期の頃以来なので、10年近くぶりの移動でした。
IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道 富山行き
金沢 8:49 -富山 9:47
第三セクターとはいえ、元々は北陸本線。年末年始は純粋に乗り鉄をしながら全国をウロウロしてた頃以来で、久々に見る車窓に昔を思い出していました。
1月9日は試合観戦後、そのまま富山泊。三連休の最終日、青春18きっぷの最終日に最終の一枚分を使ってゆっくり帰ってこようと、そんな計画を立てていました。
当初の計画では青春18きっぷオンリーにするため、高山本線を岐阜まで抜けて、毎度おなじみ東海道本線で神奈川に戻るというルートを頭に描いていたんですけど、予想以上に疲労が溜まっていることと並行在来線にお金を落としたいという思惑もあり、旧北陸本線を東進して糸魚川から青春18きっぷを使用するルートをざっくり決めていました。
あいの風とやま鉄道 泊行き
富山 8:00 - 泊8:50
あいの風とやま鉄道/えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン 新井行き
泊 9:19 - 糸魚川 9:48
富山から泊まではあいの風とやま鉄道の521系で、泊から東の区間は交直流の切り替えと必要両数の都合で気動車での運行になっていて、えちごトキめき鉄道のET122形気動車に揺られて糸魚川まで2時間弱の並行在来線乗車でした。
北陸新幹線の開通後、初めて訪れた糸魚川ですけども、見知った大糸線ホームとそこから見えた風景の変化っぷりにはちょっと驚きました。
糸魚川ジオステーション ジオパルに収蔵されているキハ52 156が現役の頃にお邪魔した頃はレンガ造りの機関庫が印象的な風景だったんですけども、そこには新幹線の高架が。
最後に糸魚川駅に訪れた頃はもう機関庫の解体が始まり、高架が出来始めた時期(10-11年末年始)なんですけど、時の流れをひしひしと感じながら大糸線の発車を待っていました。
大糸線 南小谷行き 428D
糸魚川 10:31 - 南小谷 11:35
大糸線 松本行き 5328M
南小谷12:03-松本14:01
篠ノ井線/中央本線 塩山行き 440M
松本14:17 - 甲府16:17
中央本線 立川行き 550M
甲府16:53 - 八王子 18:47
横浜線/相模線 茅ヶ崎行き 1982F
八王子19:00 - (地元駅着)
以降は大糸線から長野県に入り、JR東日本管内を東京方面にというルート。糸魚川から松本までの大糸線はキハ120とE127系のクロスシートに、松本から地元駅までは連続ロングシートという耐久戦でした。
最終ランナーの八王子からの相模線直通茅ヶ崎行きは3月のダイヤ改正で廃止が決まっているのと置き換えが決まっている205系での運行だったため、その様子を写真に収めている方が多かったです。
相模線ユーザー的には八王子直通あったほうが楽なんスけどね、橋本で乗り換えなくて済みますしね。
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2021冬青春18きっぷの旅
総乗車距離 4101.8km
昨シーズンの実績より400キロぐらい少なくフィニッシュでしたけども、これはもう単純に中国地方まで行かなかったというだけで、しっかりと乗り倒したかなと。
とりあえず、長く普通列車に乗っていても耐えられる人やそもそも移動自体も旅の一部だと思える人じゃない限りは勧められない青春18きっぷの旅ですけども、乗り換えダイヤを組むのが楽しいと思える人にはオススメしていきたいですし、旅費を抑えて長距離を移動できるので、その点はやっぱり推していきたいかなと。
時間をお金で買うか、お金を削って時間を使うか……その選択で使い分けていただくのが一番かなと。
■man of the match(富山グラウジーズ)
富山グラウジーズのmonはドワイト・ラモス選手を。
今シーズン、アジア特別枠で富山グラウジーズに入団したラモス選手ですけども、ウカルちゃんアリーナに初めてお邪魔したときが富山戦でしたので、見るのはその時以来。
アジア特別枠というか、フィリピン出身の外国籍選手のエグさと熱さ、そしてそのプレイヤーを、同郷の選手を見に来るブースターさんの多さというのを三遠ネオフェニックスのサーディ・ラベナ選手で体感していたんですけども、ラモス選手も行き来のお客さんを見ていて、同郷のみなさんがこぞってプレーを見に来ているんだなぁってのが伝わってなんか嬉しかったです。
ラモス選手を撮っていての印象はパッと見のスマートさ、観戦記ではよく「シュッとしている」と書くことが多いですけども、ラモス選手はシュッとしている中にも強さを感じるなぁってのを撮っていて思うんですよね。
monに上げた写真とか、ものすごく激しい当たりでちょっと心配になるようなシーンもあって、後半は出場しなかったんですけども、チャンスが有ればもっと撮っていきたいなっていう、そんな選手でした。
■man of the match(秋田ノーザンハピネッツ)
秋田ノーザンハピネッツのmonは古川孝敏選手を。
今シーズン、秋田ノーザンハピネッツの試合を見るのが三試合目(長岡でのGAME1、GAME2)なんですけども、どの試合でも古川選手の熱さと激しさいうのがファインダー越しに伝わってきていて、見ていて楽しかったんですよね。
この情勢下なので、選手やスタッフ陣、レフリーぐらいしか大きな声をアリーナでは出せない昨今、この情勢下だからこそ大きな声でチームを鼓舞している姿や声というのはものすごく伝わってくるんですけど、古川選手が鼓舞している姿は本当にぐっと来まして。
中堅からヴェテランの域に差し掛かっている古川選手ですけども、その存在感は絶大でしたし、あとはもう単純に撮ってて華のあるプレーが多くて楽しかったです。
■Cheer of the Match
富山グラウジーズのエンタメ班ははエンターテイメントダンスチーム「G.O.W」という皆さん。そのアクトはフォロワーさんの写真で見ていましたけども、生で見るのは初めて。大所帯で魅せるアクトは豪奢だなぁと印象を受けていました。
B1のアリーナではよく行く一回指定席最後方から……というあたりから見ていてのCOMはと、いつもだとピンポイントでお一人をピックアップしていってということをやるんですけど、ピンポイントで撮りきれていないのと、メンバー数多くて、色々と広く撮っていたのでALLというような、そんな雰囲気で。
この日はG.O.WEliteさんたちと小中学生を中心にしているTeamG.O.Wさんたちと登場だったんですけども、G.O.WEliteさんたちがバックステージに行っている間にTeamG.O.Wさんたちが登場したり、補完しあっているんですね。
片方だけとか、キッズさんたちがゲスト、キッズさんたちだけがメインと色々なパターンを見てきましたけど、両方ともがメインとして魅せていくというのはちょっと新鮮でした。
■Character of the Match
今回もはじめましてがあったんですけども、富山グラウジーズのマスコットはグラッキーさん。ベース情報はお友達のライターさんが記事にしているのを見て把握していましたけども、お姿を見るのは今回が初めてでした。
一回だけなのでこれがスタンダードかどうかというのはちょっと見極めがいるかなと思うんですけど、オープニングアクト以降からアリーナに登場、G.O.Wのみなさんとタイムアウトを盛り上げたりと、ある意味でスタンダードなスタイル。
合間で一瞬声をかけることが出来たので、ビシッと決めていただきつつだったんですけど、このご時世なので黒いマスクをつけてらっしゃるんですね。くちばしが黒いので、撮ったあとしばらく気づきませんでした。
そんな標準的な印象があったグラッキーさんですけども、コート内を闊歩しているシーンやタイムアウトで盛り上げたあとの動きなんかを見ていると、端々にちょっとおかしい感じが見受けられまして。
秋田ノーザンハピネッツのスタッフさんにディフェンスをかましたり、応援練習でハードなディフェンスを見せつけたりという開始前。コート内で激しく動いたあとの待機スペースで汗を拭く動きをしたり、熱く盛り上がっていたり等々。
なんというか、スポーツマスコットはどこの子もゆるくない、ハードコアなんだなとその挙動を横目で気にしながら思いました。
■フックに引っかかった演出曲
富山グラウジーズさんの演出仕様曲は洋邦K-POPしっかりと混ぜながら魅せている印象。個人的には吉田兄弟のRisingは和テイスト出すのにつかい安いよねという印象もありましたけど、フックに引っかかったのはこちらの曲。
放送から離れて2年近く経つので、自身の触れたことのない楽曲にふれるチャンスというのがアリーナとか球場というのが多くなってくるんですけども、Adoさんのこの曲はアクトの雰囲気と音がいい塩梅にマッチしていたんですよね。
アクトのイメージ的にはかっこいいを突き詰めているような塩梅で、邦楽を使ってかっこよく魅せるシーンが案外少ない状況なので、このあたりはG.O.Wさんたちの色なんだろうなぁと思いながら見ていました。
■行き来の飲食
試合終了後、さくっとチェックインして街に出た私。ウェブや富山ブースターのお知り合い等々にリサーチして一軒目にお邪魔したのが富山駅前CiCビル地下1F、ダイソー横にあるちょい呑みあらさんでした。
ご予約のお客さんがいらっしゃるということで、一時間のみだったんですけども、お通しとげんげの干物、白エビの唐揚げを肴に翠ジンソーダと地酒の成政を頂きました。
このご時世なのでお一人様だったんですけども、お店の方とお客さんの会話を聞いているってのが実は結構好きなので、珍しくゆっくりした時間を過ごさせてもらっていました。
あらちゃんが一時間一本勝負だったので、もう一軒ぐらい行きたいと思ったんですが、関東でよくある立呑屋さん的かなと思われたお店が駅から離れていたり日曜休みだったりでどうしようかと思ってたところでこちらのお店に。
せっかく富山に来たしと刺身の小盛り、揚げ物を食べたいとカマスのフライ、そしてゲンゲ汁。
刺身は普通に美味しかったですし、カマスのフライもいい塩梅だったんですけども、特筆はやっぱりゲンゲ汁でして。
干物も良かったんですけど、たっぷりの出汁にただただゲンゲが煮込まれていると言うだけのお汁がまたいい塩梅のつまみになるんだなぁと。
お一人様で頼むのにはちょっと多めの量(半分で半額だと丁度いいかもなっていう)だったんですが、ゲンゲは富山再訪時にまた……干物と汁ときたので、今度は唐揚げで食べたいなと思いました。
2件回って締めのつけ麺をとこれも富山駅前ですが、パティオさくら2階のガッツリ! えびすこさんに。
名前の通り二郎インスパイヤ系のガッツリとしたラーメンをメインにしつつ、名物的なブラックなのも追いてあるこちらのお店なんですけども、いわゆるなブタが角煮になっているのが特徴で、その角煮が実にいい塩梅でして。
シメなので並盛にしましたけども、もうちょっと食べたいなと思うしっくり来るつけ麺でした。
・立山そば
最終日の朝ごはんは富山駅にある立山そばでちょっと豪華にしろえび天そばを。
ホーム上にあった時代にお店は見ているはずなんですけど、食べたかどうかはちょっとあやふや。でもこの立山のかまぼこはなんか見た記憶があるんで……と、関西風のお出汁に温かいそばが寒い朝に幸せでした。
■締めとして
前日の石川県野々市市での金沢武士団ホームゲームに引き続いて、富山県富山市の富山グラウジーズホームゲームと久々にはじめましてなアリーナが続くというシチュエーションで、さらに10年以上ぶりの北陸方面行きだった今回。旅程そのものを楽しみながら観戦してきましたけども、アリーナまでの道とかアリーナ自体の見せ方、演出等々色々と新鮮でしたし、現地で見て感じてなんぼだなぁってのは改めて感じておりました。
富山駅から富山市総合体育館までは徒歩で十分にアクセスできるレベルで、前日歩きすぎていたというのがなければ、お散歩がてらきれいなスタバとして名前を聞くスターバックス富山環水公園店なんかに足を伸ばしてもいいかなと思いながらでした。
その富山駅ですけども、北陸新幹線が出来てから初めての下車。10年以上前にただただ乗るだけの青春18きっぷの旅を敢行していた頃、富山ライトレールに移管する直前の富山港線に乗った記憶があるとき以来(2006年始)なので、ほぼ初めて。高架上の在来線・新幹線ホーム下を富山地鉄の富山軌道線、富山港線が突っ切っているという、写真とかでは見た姿が目の前にあったのはちょっとうれしかったです。
会場自体の印象は場内の明るさと天井の白さの印象はとても強くのこりました。野良のカメラがさっくりと撮影するという、そんなシチュエーションで考えるとかなり撮りやすい光の量で、暗転演出もそこまで癖の強いものはなかったため、気楽に出来たっていう印象が強いです。
ただ、ちょっと気になったところもちょいちょいありまして。私が観戦するときは基本コートサイドで、他の方に迷惑がかかりにくい後方で撮ることが多いんですけども、富山市総合体育館さんは弱冠ですけど座席角度が緩やかなのと、(この日たまたまとか、いわゆる座席ガチャに外れたようなパターンだとは思いますども)浅く座ったり前のめりになったり背中に荷物を入れてらっしゃったりという方が多くて、視界を遮られるシーンがちらほらと……。
これは富山さんに限らず、背中を背あてにピッタリ付けましょうってのと背中に荷物を入れないようにしましょうってのをどこのアリーナ、どこの球場でも一律に啓蒙してもらいたいんですよね。
レンズとカメラの全長だ、シャッターを押す右手の位置(実際に縦グリじゃない場合だとちょっと考えたほうがいい気もしますけども)だと野良カメラの風当たりが厳しい昨今、浅く座る、立ち上がる、視界を遮るタオルやメガホン、ハリセンなんかも同じ様に等々……。
というか、撮る人も周りを気にしたほうがいいよねってのと同じ用に撮らない人も周りを気にする余裕があったらみんなが幸せになるんじゃないかな、なんて思いました。
あとは、自由時間といえば自由時間ですけども、ハーフタイムのショーを見ない人が結構多いんだなっていうのが気になりまして。
私を含めた野良カメラの皆さんはそこも楽しみに来ているというのもあって、G.O.WEliteさんたちのアクトもTeamG.O.Wさんのアクトもしっかりと見て撮っていましたけど、そうでない、飲食やトイレに等々、中座されている人が結構多いんですよね。
アクト自体は全体的に大所帯で魅せるスタイルで、また見たい、もっと残したいというシーンも一杯だったんですけど、皆さんのアクトが楽しいことに気づいている人が少ないのはもったいない、もっと皆さんのアクトの素敵さが知られてもいいのにと。
G.O.WEliteさんたちのアクトのキレは見事でしたし、TeamG.O.Wさんのアクト、ハーフタイムに魅せていたShape of you(箏/koto cover/Ed Sheeran - TRiECHOES feat. DJ SHOTAにのせた、傘を使うアクトの印象が素敵でして。
※違うセクションの曲と間違えてて、ブースターさんにご指摘いただきました。ありがとうございます!(2022/2/6 訂正)
その楽しいをもっともっと確固たるものというか、気づいていない人に気づいてもらえたら嬉しいんですけどね。
前日の濃密なキャラ体験の翌日で見ると、グラッキーさんの登場はちょっと少ないかなというのがどうしても。
ただまぁ箱とか規模的な問題でやれることやれれないことがあるのは理解できているので、仕方ないとわかってはいるんですけど、それでもまだまだグラッキーさんが出られるスペースってのがあるんじゃないかなぁ、なんてことを思いながら、若干おかしい挙動を魅せる雷鳥がもっと全開になってきたら楽しいんだろうなぁと思う私でした。
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というわけで、新年早々の試験に出るBリーグどうでしょう 石川県・富山県の様子だったんですけども、いかがでしたでしょうか。
その昔、東海道筋ではなく北陸筋を青春18きっぷの旅で行き来していた以来、ほんと10年ぶり近くで石川・富山を移動、スポーツ観戦、スポーツエンターテイメント観戦でお邪魔してきましたけども、初めてお邪魔する会場や初めて見る風景が本当に楽しかったです。
青春18きっぷとBリーグ観戦の旅はレギュラーの近畿圏・中部圏という組み合わせ、日程が合致しなかったので春を予定している東北圏を軸にしていく形だと思うんですが、プラスアルファを出せば北陸方面も問題なく行けることが今回体感できたんですよね。
それを踏まえた22-23以降も行程に連続性を見いだせられたら、金沢武士団さんのホームゲームと富山グラウジーズさんのホームゲームにはお邪魔していきたいと思います……っと、G.O.Wさんのジャンプとライゾウさんのジャンプにデジャブを感じた二枚で試験に出るBリーグどうでしょう 石川県・富山県を締めくくろうと思います。
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Next Game
第16節 GAME2
さいたまブロンコス - 山口ペイトリオッツ
所沢市民体育館
さて次回はクラッシュアンドクラッシュの御仁がそっといなくなった今シーズン、成績自体は昨シーズンと比べ物にならないレベルで上向いている状態をふまえ、あの魅せ方がどうなっているのかというのを見るため、一年ぶりに新所沢へ、さいたまブロンコスさんのホームゲームにお邪魔してきた様子を書いていきたいと思います。