籠・諸国漫遊記22-23(14)(2022/11/26)
前回も少し書いていますけども、年末年始の大冒険が終わり、そのまま2日間勤労の後に三河と尾張を駆け抜ける(シーホース三河とFE名古屋に中京競馬場)軽い遠足があり、気がついたら1月も後半に差し掛かっている昨今ですけども、皆様いかがお過ごしでしょうか。
旅に出ては宿題をためて、色々と知ってらっしゃる皆さんから「まだですか」と煽られる昨今ですけども、とりあえずは2ヶ月分ぐらいの遅延で進み始めていますので、生暖かく見守っていただければ幸いです。
にしても、急激な大雪のため、予定ではなく突発で在来線が不通になると、上越筋では上越新幹線への振替輸送がかかるというのを今回学び……。予め運休を決めているとそういうことはないんでしょうけど、急な状態だとどうしようもないですもんね、会社も乗客も。
■試合情報
第8節 GAME2
東京ユナイテッドBC 70-58 しながわシティBC
有明アリーナ(サブ)
※詳細スコア
■移動手段
この日の行きはいつもの横浜周りから東横線で渋谷、半蔵門線で永田町、有楽町線で豊洲と乗り継ぎ、豊洲からは都営バスでの移動。これは12月に有明アリーナ近くの有明ガーデンから夜行バスに乗る予定でいたため、横浜からのルートを確認しておきたかったと、そんな考えて動いていました。
当日はちょっと違うルートで移動することになるんですけど、周辺までのルートなどを現地調査出来るのは心の安定に繋がりますし、早着したらイオンで買い物できるなと、そんな確認をしていました。
戻りは大井町でご飯を食べる予定だったので、臨海副都心線の国際展示場駅からりんかい線。大井町からは京浜東北線で横浜という前回お邪魔したときのルートと同じ行程で帰宅していました。
■man of the match(東京ユナイテッドBC)
東京ユナイテッドBCのmonは東宏輝選手を。
東選手は21-22シーズンに豊田合成スコーピオンズ時代にそのプレーを初めてみて、シュッとしてる選手だなぁと思ったのが第一印象なんですけども、TUBCに入ってからの姿はなんといいましょうか「こちら側の選手」と言う記憶が強いです。
NPBの選手とかでそうなんですが、キャラクターたちに優しい選手、かまってくれる選手を愛をこめて「こちら側の選手」と言う認識になるんですけど、東選手は最初の有明アリーナ・メイン開催からユナイトくんにちょっかいを出していて、これはもうこちら側だなと。
そうなってくるとフックに引っかかったも同然というか、通常のプレーもいいシーンを撮りたくなる、カメラを向けている時間が増えていくという循環に入ってきて、どんどんその魅力に気づいていくというと、そんな塩梅でしょうか。
あとはエキシビションの國學院久我山と実践学園の試合で、ずいぶんシュッとしたカメラマンさんだなぁと思ったら東選手という予想外のネタが。
エキシビションを観戦しているという姿はたまにアリーナで見かけますけど、オフィシャルカメラマンさんのカメラを借りて撮っている選手は今回始めてみまして。
そういった意味も含めて「こちら側」だと言う認識になったのがこの日の東選手でした。
■man of the match(しながわシティBC)
しながわシティBCのmonは上松大輝選手。
流しの人で、あっちにふらふらこっちにふらふらと遊ばせていただいている中、しながわシティBCさんの試合を見たのは今回が初めて。所属選手を確認する中で、過去に見た記憶がぱっと思い出されたのは上松選手と、そんな塩梅でした。
東京エクセレンス時代に撮っていて、横浜にフランチャイズを移した昨シーズンに上松選手は鹿児島レブナイズに移籍。鹿児島在籍時は撮る機会がなく、今回久々にという形だったんですけども、比較的若いチームで自身の経験を伝える役割とか、締めていく役割もあるのかなと、そんなふうに見ていました。
しながわシティさんの中では上の世代になる上松選手ですけど、対戦相手の東京ユナイテッドBCには東京エクセレンス時代に同じ釜の飯を食った面々が多く在籍していて、その中には老いてなお盛んな面々がいるということもあり、アップ時や試合終了後なんかは年長者的立ち位置からちょっとだけ開放されているような雰囲気を魅せていたのがなんかいいなぁと。
色々と移籍は多いけど試合ではバチバチ、それ以外は和やかってのが籠球楽しいねって感じたポイントのひとつなので、旧交を温めている姿を残せたのはうれしかったんですよね。
■Character of the Match
この日はサブ開催でしたので、ダンサーズさんがいない、ユナイトくんのみで魅せていくというパターン。
アンバサダーのりなぴー(小貫莉奈さん)やMCの竹本タクシーさんはアリーナにいても、タイムアウト毎の演出で重責を担うのはユナイトくんのみという状態で、どんな感じになるんだろうなーと、サブ開催をちょっと楽しみにしていたんですけども、結果的には問題も何もなくひとりできっちりと担えていたと。
開場後しばらく経ってからのグリや選手とのワチャワチャ、オープニングの応援練習とタイムアウトのタイミングでの何回かのコートインという流れで魅せていたユナイトくん。
このあたりはキャラのワンマンスタイルという流れを考えると出来る演出の最大級を担っているのかな、なんて感じていました。
個人的には開場前後の時間帯でお子さんたちにわーきゃーだった姿を見て、お子さんの対キャラの垣根を下げる動きといいましょうか、ユナイトくん自身のキャッチーが伝わってきていました。
■フックに引っかかった演出曲
チアさんがいらっしゃらない、ユナイトくんオンリーで進行するサブアリーナの色々ではありましたけども、聴こえてくる音、場内演出曲はしっかりとあって、そこにフックを刺激されていました。
ある意味コテコテのと言うBorn This Wayですけども、来場しているお客さんの年齢層をぼんやり想像しながら見て聞いていて、流行った世代の来場が多そうだなぁという印象もあり、そのあたりに照準を合わているのかなと。
個人的には海の近くの野球場でマー様ナイトというイベント名で、メインマスコットが攻めに攻め立てるアフターゲームショーで見たときの印象、リンクしているPVを再現していった姿の印象が強く、イントロでその姿が頭に浮かんでしまって(いい意味で)複雑な表情になってしまいました。
そんな懐かしい話とのシンクロはさておき、Born This Wayだけではなく、他にも試合開始前にMr.BIGのTake Coverが流れていたり、わかりやすさを重視した選曲はベタだけどいいよねって、そんなふうに思いながら聞いていました。
■行き来の飲食
・牛八
帰りは大井町に出ての食事だったんですけども、ディープタウン大井町は色々と面白いお店でいっぱい。お昼をすっ飛ばしているので、しっかりと食べておこうと界隈では有名な牛八さんに。
今は閉めてしまった大森店にお邪魔して以来、本店は初めてだったんですが、今回はスタミナカレーの大を辛口で。さらさら系のカレーに豚丼の具が乗ってというもので、味的には大変わかりやすいもの。さっと頼んでさっと食べてというスタンドカレーらしさを堪能しつつ、炭水化物をお腹に入れていました。
・豊後屋
続いて向かったのは飲み屋さん街。どうしようかねぇと検索しながら決めたのは豊後屋さんという立ち飲み屋(キャッシュオンデリバリー)さんでした。
いりこみょうが和え(自分で醤油垂らして調味)とか、ピリネギ(長ネギのラー油和えかな)を肴にホッピーを頂いていたんですけども、メインとして楽しみにしていたのはレバーフライでした。
400円でこの盛り、ハーフサイズで半額というのもあったんですけど、とにかくレバーフライが食べたくてとフルサイズで。ソースが事前にかかっていて、辛子をつけたり七味をちらしたりと心ゆくまで堪能させていただきました。
■締めとして
今回は初めて有明アリーナ(サブ)開催にお邪魔したんですけども、これがいい塩梅といいましょうか、選手やお客さんの熱量を感じるのにはちょうどいい感じかなと思ったんですよね。
箱の大きさは確かにメインと比較すると狭いですし、お邪魔したホームアリーナを思い出していっても狭い部類に入るかなと思うんですが、コートサイドやエンド(プレミアムと付いている席)からの近さはメイン開催と変わらず、そのままベンチ側と向かいにひな壇が四段程度あるという席数だったんですけども、レギュラー開催としてはしっくりくる規模感でした。
なのでお祭りのときや将来的なB2B1戦線に打って出る時はメイン開催、それ以外はサブや有明スポーツセンター開催と使い分けできるTUBCは強いなと。ある程度の座席数がある中でこの日と同じぐらいの集客(この日は481名)というチームもザラですけども、同じ人数でも見た目の印象が違うんだなというのを感じていました。
何故か唐揚げの香りがずーっと漂っていて、見る前後に食べない人としては食欲が刺激されて大変辛かった(悪くはないです(笑))のと、メインアリーナの入り口と比較してサブアリーナの入り口はちょっとわかりにくいため、入るのに難儀したのは記憶に残ります。
唐揚げの香りはさておき、入り口表示がもうちょっと分かりやすいとありがたいなぁってのをそっと書いておきたいと思います。
試合自体は入りの1Qの差がそのまま結果にという形でしたけども、この試合まで勝ち星に恵まれていなかったしながわシティさんの戦前の印象と比較して、2Q以降の攻めとか「なんとかしたい」という思いはしっかりと伝わってきていたかなと。
monは上松選手をピックアップしましたけど、アドネシー・ジョシュア・ブラマー選手の身体能力の高さとかプレーのエグさがものすごく記憶に残っていて、B3のポイントリーダー争いをするレベルはたしかなものがあるんだなぁと、撮りながらぐっと来ていました。
なので、この試合の先、1/7の八王子戦で白星がようやくと言った塩梅でしたけども、開けない夜はきっとないと思いながら見守っていくのがいいのかなと、そんな風に思いました。
一方のTUBCは開幕の頃のフワッとした感じから、徐々にチームとして完成し始めているのかなと思ったのが前節の静岡市中央体育館での試合。その翌週の印象として、さらにその完成度が高くなってきているのかなという雰囲気を全体から感じていたり。
全体的にといいましょうか、ベテラン中堅若手外国籍といいチームになってきてるんだろうなぁってのが撮りながらの印象なんですけども、TUBCの色々は全体的に「このチームをまた撮りたい」と感じさせてくれるチームの雰囲気で、そうなると必然的にホームにお邪魔する数も増えますよねっていうのが分かりやすい流れだったりします。
チアさんが常設ではいらっしゃらない、メイン開催のみと言う流れを聞いていて、たしかにサブアリーナだと導線確保だとかキャパ的に難しそうだなぁと思ったんですが、それでも演出に対しての満足度が低いわけではなくて。
竹本タクシーさんの声の盛り上げ、オープニングやハーフタイムに登場していたりなぴーのお客さんを盛り上げる動き、ユナイトくんの開始前から終了までの頑張り等々見どころがしっかりあったというのもポイントかと思うんですが、箱の狭さがいい意味で功を奏しているのかなぁと。
選手に加えてキャラやMC、アンバサダーの姿がどこからでも近く大きく見える、何をやっているのかしっかり伝わるというのがあって、そのお客さんの伝わりが選手や演者に伝播してるのかなと感じたんですよね。
あとはもうみなさん自身が楽しいってやってるのがファインダー越しに伝わってきてるってのもあるよねっていう実感も。
選手のアップ風景から撮ることが多い私なのですが、野良のおじさんカメラにもしっかりとファンサをいただけるってのにはちょっとキュンキュン来てしまうといいましょうか、油断してしまってただただ笑ってしまうという事象が。
ものすごくありがたいんですけど、慣れていなのでとてもどきどきしてしまい……でも、TUBCの選手たちのリアクションがしっかりとしているのは、ホント撮りたい残したい意欲に繋がってくるよなって、ひしひしと感じております。
あと、トップトレーナー、田村亜有さんがカメラに気づくとリアクションをくださるというか、ファンサしてくださるというのもTUBCさんの試合の見てて楽しいねって思うポイントで。
前所属時代もずいぶんとチャーミングなトレーナーさんだなぁーって思ってたんですけども、今シーズンはカメラに気づくとぽんと目線を入れてくださってと。
気づかれないように撮るのも(素がそのまま出てるという意味で)楽しいんですけど、ファンサいただくのは普通にキュンキュンするねと、そんな塩梅なんすけど、いろいろな思惑を交錯させながら遊ぶのも楽しいよね、なんてことを撮りながら思いました。
あと……1月の有明メイン開催の際にフォトコンテストがおこなれまして、この日のこの写真でりなぴー賞をいただきました。撮るだけ撮ってキャッキャしてるので、評価されたことがただただ嬉しかったですし、普段撮られるのも仕事の方の絵で賞をいただけたことが嬉しかったです。
関係者の皆様、ありがとうございました!
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Next Game
第7節 GAME2
アルバルク東京 - 茨城ロボッツ
代々木第一体育館
さて、次回は22-23シーズン開幕後2ヶ月が過ぎてようやく向かったB1のホームゲームのお話を。今シーズン最初のB1は立飛から代々木にホームが戻ったアルバルク東京さんの代々木第一体育館。大箱に戻ってどんな雰囲気になるのか楽しみにしながら大都会に足を踏み入れていました。