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籠・諸国漫遊記22-23(26)(2023/1/2)

 さて、ゴールデンウィークも終わり、22-23シーズンのBリーグ行脚の旅も現実のほうが締めくくられ、あとは粛々と溜まった宿題を片付けるような勢いで記憶だけを頼りにして書いていくだけだなと、そんな塩梅の昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 現状、かなりの自転車操業でデータをやりくりしていて、やむにやまれず二週に一回ペースで退避用のHDDを買って……とやっているんですけども、そもそもデータチェックがちゃんとしていればもう少し余裕があるはずで……と。

 正直、諸々心折れて「もう(やらんでも)いっか……」になりかけていたんですけども、現実世界で「更新楽しみにしてます」ってお言葉を頂いたら、そりゃあ頑張っていくしかないじゃんねと、色々とムチを入れながらやっていきますので生暖かく見守っていただけたら幸いです。

 とりあえず、BGVにボボボーボ・ボーボボを流すとそっちに引っ張られてしまうので、色々と自重しながら遊んでいきたいと思います。

■試合情報

 第15節 GAME2
 バンビシャス奈良 90-56 山形ワイヴァンズ
 ロートアリーナ奈良
 ※詳細スコア

■移動手段

 上田駅前から乗車した近鉄バスと千曲バスの共同運行、千曲川ライナーは年始の高速を順調に進み、目的の大阪OCATには予定の7:20より多少早着で到着。

 疲れもあったかなと思うんですが、自分で運転しなくていい、寝てていいという気楽さで一回目の休憩場所でおトイレを済ませた以降は、本当にぐっすりと寝ていまして、目が覚めたのは大阪駅到着のアナウンスがあったあたりでした。

 OCATからはそのままJR難波駅に向かい、宿のある新今宮へ。新今宮……と言うよりは動物園前駅に近い(旅慣れてる皆さん向けかなとは思うものの、昨今は昔ほど危険な空気は少なくなったあたりにある(大通りなのでそんなでもない(おさない比))宿に荷物を預け、夜行バスで大阪に向かったときのおなじみ、新世界ラジウム温泉でひとっ風呂浴びて諸々を整えて。

 新世界ラジウム温泉さんは朝早くからやっていて、駅からもそんなに遠くない、手ぶらセット完備に昔からの雰囲気も完璧と大衆浴場好きや夜行バスユーザーにはおすすめしたいところだったり。

 お風呂上がりで衣類をキャリーに、預けておいたカメラバッグを引き取り、新今宮から大和路線で奈良方面へという慣れたルートで移動していました。

 奈良駅からは奈良バスでというのがパターンなんですけども、行きこそ奈良バスを使ったものの、戻りは歩いてみようと急に思い立ってロートアリーナ奈良から徒歩でJR奈良駅を目指していました。

 古い町並み、商店街を抜けつつゆっくり歩いてざっくり30分ぐらいだったんですけど、途中、大佛鐵道記念公園という公園があり、検索したら明治の頃の関西鉄道線の駅跡地だったりと、歴史なんかも感じ筒の散策ができるんですよね。

 あとはまぁ、ロートアリーナ奈良の向かいは神奈川県人だとちょっとグッとくる人もいるかなと思うんですが、横浜ドリームランドの姉妹園、奈良ドリームランドの跡地だったり、調べると結構色々なネタが転がっているのが奈良来訪の楽しいところだったりします。

 奈良からは大和路快速で一気に新今宮。夜をまったりゆっくり酒を飲みながら街と宿で過ごし、翌日は青春18きっぷを使って関西から神奈川へゆるゆると戻っていくという、そんな年末年始の大移動(メイン)でありました。

■man of the match(バンビシャス奈良)

 バンビシャス奈良のmonは宇都直輝選手を。

 宇都選手を知ったのは富山グラウジーズ時代……というよりも、Bリーグを見始めた頃から宇都選手イコールで富山というイメージが完成されていたので、22-23シーズンに奈良で見ることになるとは思いませんでしたし、どんな感じでバンビシャス奈良での姿を見ることになるのかを楽しみにしていました。

 箱で色々なシーンを見てキャッキャしてるだけの人なので、目の前の事象をチーム成績抜きに見ることが出来るという利点があると言ったら怒られてしまうかもしれませんが、自分自身の中にある宇都選手のイメージと全く変わらない、所属チームは違えどイメージと全くブレない姿を残せたのは本当に楽しかったです。

 そんな宇都選手のプレイシーンですけども、一番は早々にTwitterでアップしましたけど、トーマス・ウェルシュ選手からボールをスティールして行ったシーンでしょうか。

 本当に一瞬の出来事ではあったんですけど、たまたまカメラを向けていたらホイッとボールを奪ってゴールに向かっていったんですけど、あまりに自然にスティールしていった姿が楽しくて、笑いながらシャッターを切っていました。

■man of the match(山形ワイヴァンズ)

 この日はコンディション不良やらなにやらでベンチ入りメンバーが8名。中々に厳しい戦いだろうなぁと思いつつ、いい塩梅に撮れたのは田原隆徳選手でした。

 22-23シーズンの山形ワイヴァンズを見るのが今回が初。この日の顔ぶれを見てて撮りたい選手は……と見た時に田原選手がいるのに気づいて、これはしっかりと撮っていきたいと。

 田原選手はバスケ見始めた頃、おともだちに注目してみるとわくわくできるよっとレバンガ所属時代に教えていただいて、以降も気にして見て撮っているんですけども、この日はほぼほぼ主戦でコートに立ち続け、闘志あふれる姿を見せ続けていました。

 目のギラギラ感に最初惹かれ、色々なチームで色々な環境の元で過ごして(北海道-栃木-大阪-宇都宮-群馬-山形)辿り着いた山形。22-23シーズンは昨シーズンと比較してプレイタイムも伸び、本当の意味で主力なんだろうなぁと躍動する姿を残しながら、こういう見続けていくことで感じる楽しさというのもあると思いました。

■Cheer of the Match

 例年、年に一度程度しか見られていないんですけども、魅せ方が好きだなぁと思うのがバンビーナスさんたち。22-23シーズンも何とか残すことが出来ました。

 そんな中でのCOMはRioさん。

 演者さんは「みんな違ってみんなすごい」という前提で見て撮ってと言うかたちなんですけども、Rioさんは最初にバンビシャス奈良さんのアリーナに行ってみよう、演出チームはどんな感じなんだろうって確認していた時に「撮ってみたいな」って思ったのが最初だったかなっていう。

 座席とフォーメーションで残せる残せないでてくるのは仕方がないですし、そういうのもひっくるめて流しの観戦の醍醐味だとは思っているんですが、この日はRioさんを残せる位置にいたので、じゃあもうあとはどうパンと残すかという、そのあたりで。

 個人的にツボったのはチアポンさんプレゼンツのシャカシャカダンスに向けたレクチャーの時間、アリーナMCのANNさんとDAIKIさんとシカッチェさんと共にRioさんが参加してというシーン。

これがよにんともなかなかのハジケっぷりを魅せていて、ANNさんやDAIKIさん、シカッチェさんはなんとなくらしいなって思いながらだったんですが、Rioさんはこれまでの印象がクールビューティーな感じだったので、撮ってて意表を突かれたというか、ちょっと楽しくなっていました。

■Character of the Match

 長野から夜行バスで関西入りしたのはシカッチェさんとANNさんとDAIKIさんの開場直前前説から見たいというのがありまして。

 長野から奈良に行くだけ、オープニングに合わせるだけであれば、中津川あたりまで普通列車で移動して一泊、そこから……でも良かったんですけども、前説を見ないとバンビシャス奈良さんの試合を見た気がしない、MC陣の声とシカッチェさんのグッズ売り込みを見ないと始まらないのでという、そんな考えで夜行バスで移動していました。

 そんなシカッチェさんですけども、前説のあとはグッズ2000円以上お買い上げの皆さま向け撮影会をバンビーナスさんたちとというのがありました。

 物販はあまり食指が動かない私なんですけども、今回の旅でインナー類の枚数を間違えまして、物販でそこそこのものがあったらと見ていたんですが、ちょうどセールのTシャツと靴下を買って2000円を越えたので……と、自分は映らずに皆さんだけで残せていただきました。

 以降、フリースローシュートチャレンジのアシスト、アニソンアリーナスペシャルでバンビーナスさんたちとのオープニング、アップ時のワチャワチャ等々、安定した登場をという流れ。

 地味に好きなシカッチェさんとシカ姐さん(アテンドさん)の連携を見て和みつつ、退場前にお会いできて良かったですと。神奈川から(東京新潟長野と経由しながら……でしたけど、そこは省きつつ)今年も奈良でシカッチェさんの活躍が見られて良かったですとご挨拶を。

 そんな遠くから……! とびっくりしたようなジェスチャーからよくきたねと飴ちゃん(グレープ味でした)をいただくという流れで最後まできっちり楽しませてくれるシカ様はさすがでしたし、また来シーズンも奈良にお邪魔したいなと思いました。

■フックに引っかかった演出曲

 この日はアニソンアリーナと題し、様々なシチュエーションで古今のアニメソングが使われていくという企画の日。

 知っている作品と曲から知らない作品で曲だけは知っているパターン、作品だけは知っていて曲は知らないパターン等々耳でも楽しむアリーナが底にありました……が、フックに引っかかったのは上にあるリスト内にはピックアップされていないものの、実は……という曲でした。

 VS/BLUE ENCOUNT

 この楽曲はバンビシャス奈良さんのタイムアウト明けに一部分を使われているという楽曲なんですけども、現地で聞いてて好きなフレーズだなぁと思いながら詳細を調べるところまでにはたどり着いてなかったんです。

 作業中、アマゾンプライムやHuluで配信のある作品を流して……ってことをよくやっているんですけども、アマプラで最初見ていて、配信終了後にHuluで二巡目を……とか言うぐらい、遅れて見るようになった銀魂を見ていてハッと。

 銀魂の終盤、ポロリ編のオープニングを見ていて、絶対何処かで聞いているんだけどどこだ……と、記憶を辿っていって、バンビシャス奈良さんの会場で聞いているんだと言う事実にたどり着いたときはいわゆるアハ体験といいましょうか、心のつかえがすっと取れていました。

 そんなつかえがとれた状態で、なおかつアニソンアリーナのロートアリーナ奈良でBLUE ENCOUNTさんのVSを聞いていたんですけど、誰かに「リスト乗ってないですけど、銀魂のポロリ編のオープニングっすよ、この曲」ってのを伝えたくて仕方がなかったです。

■行き来の飲食

 奈良では時間がとれず、大阪の泊地に戻ってから新世界方面でというのが今回。狙ってたお店(ホルモンのマルフク。ほんっっと美味しいんです)が新春休暇でやってなかったので、新今宮周辺やら新世界やらをほてほてと歩きながら、ビビッと来るお店を探すということをやっていました。

酒の穴

 年始営業でやってるところはほぼ観光向けでビビッと来ない感じ。かと言って有名な串カツ屋さんに並ぶのもなんかなぁとフラッフラしてたところ、新世界の小道に酒飲みのアイドル、吉田類さんの取材風景がハラれているお店を見つけまして。

 酒場放浪記でピックアップされてるなら間違いはないでしょうと、ぽっかり開いたカウンターへ。キモとミノを焼いたの、どて焼きとらしいのを頼みつつ、大衆酒場らしい、こっちの酒場らしさを堪能。

 さらに名物と出ていた八宝菜を頂いたんですけども、これがイメージにある八宝菜よりもシチューより、野菜をつまみに出来る系の八宝菜で大当たり。またちょっと食べたいなと、そんな塩梅でありました。

 飲む方はハイボールにレモン酎ハイ、日本酒(一級酒)というラインナップ。トータルで2000円越えてこなかったんですけども、大衆酒場の実力をまざまざと感じながら、てこやの新今宮駅前店でたこ焼きを買いつつ宿に戻っていました。

■締めとして

 なんとか今シーズンもバンビシャス奈良さんのホームゲームにお邪魔することが出来たんですけども、これはもう単純に行程的な問題がありましたけども、最終決定はキャラ派としての勢いといいましょうか、年に一度はシカッチェさん成分を浴びていきたいという趣味の方面を強く出してという形でして。

 まずはもう長岡から長野に抜けられるのを確認、ならばあと一つ1/2に試合はないかしら。ホームで試合があるのは仙台、福島、奈良、福岡、熊本というラインナップ。長野方面からどうつなげるかを考えたら、宿泊代を抑えられる大阪を経由して向かえる奈良一択ではあったんですけども、シカッチェさんの動きを生で見ておきたいというのも大きかったんですよね。

 そんなシカッチェさんですけども、上にも書いている通り、らしさ全開といいましょうか、グッズ類の構成とか魅せ方・売り方なんかを見ていて、シカだけども虎の子という扱い、しっかりと魅せていく、出していくというチームの考え方がしっかりと伝わってきていました。

 その意向にしっかりと応えているのがシカ様かなと言う印象のままに前説から撮影タイム、フリースローチャレンジやらオープニングにタイムアウトと、コート内は単独で動き、アシストが入ることが出来るところではシカ姐さんとのコンビで動いている姿を見ていたんですけども、改めて見てもシカッチェさんはしっかりとといいましょうか、雰囲気こそまったり系ですけけども、スポーツマスコットらしいガチさ、ハードコアさをを感じさせてくれていました。

 このあたり、ハードコアだなぁって思うスポーツマスコットたちは、なにかこう気張りすぎてやってるわけでもなく、あくまでも自然体で。会場と競技とともにある姿がとても自然で、ものすごくしっくり来ているというのと、自身のキャラクターをしっかりと掴んで最大限を魅せている姿をスポーツとともに見るのが私は好きなんですよね。

 そんなシカ様の動きで個人的に大好きなのはバンビーナスさんたちと選手送り出しに参加している姿。

 座った位置的にジャスト対面という塩梅で、シカッチェさんとYuzukiさんが送り出ししているシーンが残せていたんですけども、キレとラブリーさがお互い互角の勢いだなと思いながら撮っていました。

 バンビーナスさんたちは「せっかくなんだからハーフタイムにアクトを魅せてほしい!」といういいチームにありがちな感想を今回も抱いた感じでしょうか。

 色々と時間の使い方とか全体的な魅せ方とかはあると思うんですけども、皆さんの勢いとかアクトが素敵なチームなので、だったらもう出られるところは全部出てほしいなと思うわけで。

 このあたりは「応援を後押しするチアとしてのスタンス」と「興行に必要なパフォーマーとしてのスタンス」のバランスの問題なのかなとはぼんやり考えたりするのですが、どっちかのウェイトに偏らせるんじゃなく、どっちもな方向になってくれたらなぁ、なんて感じたり。

 完全に諸々の都合を考えずに「空いているスペースがもったいない。みんなの動きを見せてほしい」というだけの話ではあるんですけども、タイムアウト時に行う応援の盛り上げもコート側でやったらいいのにと言うのは奈良さんだけではなく、どこでも空いたスペースがあるところでは感じるところだったりします。

 とまぁ、そんな塩梅に思うのも、皆さんのアクトとか魅せ方が美味かったというのもあって、単純にもっと残したかったというのがオチではあるんですけどね。

 とりあえず、例年と大きく登場シーンは変わらないものの、チアポンさんプレゼンツのシャカシャカダンスではお客さんもという流れが戻ってきていて、いつものというのも徐々に戻ってきているのかな、なんていうのを感じていました。

 あと、演出面でいうと、ANNさんとDAIKIさんの仕切りは安定というか、安心できるよねというのを書いておきたいなと。

 Bリーグの現場で女性MCを見る機会は結構あるんですけども、ANNさんの声の使い分け……ちゃけるところ、試合中、応援を盛り上げるところ等々のギャップが私は好きなんですよね。

 あとはDAIKIさんのハッスルに今回はグッと。アニソンアリーナということで、DAIKIさんがすごいよマサルさんの花中島マサルさんに扮し、両肩にチャームポイントをつけているというわかる人には刺さりまくる姿だったり、試合中のシーン以外でもしっかりと魅せていたのが印象に残りました。


 試合自体は今シーズンは中々調子が上がってこない奈良さんとこの日のベンチ入りメンバーが8名と限られてしまっていた山形さんの対戦。

 フルメンバーであれば、山形さんのが優勢かなと思っていたものの、アップの時間にメンバーが少ないことに気づき、確認していったところコンディション不良などで登録が8人と。

 前々日のシャンソンVマジックさんと同じような状況(あの状況は後に色々と根が深かったことが判るんですけども、眼の前で感じた事象だけを積み重ねていく観戦記では触れません)で、どうタイムシェアしていくのかとか、どう戦っていくのかを考えながら見ていましたけども、さすがに山形さんの分は相当悪かったようで、奈良さんが序盤から飛ばしていきました。

 いきいきってのもあれですけども、奈良さんのやりたいことが全体的に出来ていて、山形さんの方は防戦一方。1Qでついた20点差が中々埋まらず、それでもなんとか食らいついて……という形。

 勢いに乗る奈良さんサイドを撮るのも楽しかったですし、なんとか食らいついこうとしている山形さんサイドを撮るのも楽しく……と、勝敗は二の次になっている流しの観戦の人だからかもしれませんけど、異なる状況だった両チームを撮るのが面白かった、そんな一日でありました。

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 Next Game
 第16節 GAME1
 シーホース三河 vs 千葉ジェッツ
 ウィングアリーナ刈谷

 さて、次回は年始の青春18きっぷ旅の後半戦、気軽に行ける隣の隣の県こと愛知での2試合の様子をお届け。まずは比較的神奈川寄りの刈谷での一戦、今シーズン最初のタツヲさんの棲家訪問の様子を書いていきます。


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