籠・諸国漫遊記21-22(25)(2021/12/31)
ねんまつねんしのだいぼうけんの最中にもいくつか観戦記をアップしたいなぁって思っていたんですけど、旅先の飯と酒、観戦後の疲労感その他で全く進まず……。結果、普通に旅を終え、溜まった宿題(未チェックの写真たち)に戦々恐々とする昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
旅明けは綱渡りでチェックとテキスト書きをすすめていかなきゃなぁと思っていた矢先、悪いことに、本当に悪いことに、疫病の広がりが歯止めなくなってきてしまっているようで、観戦予定のところがいくつも中止や延期に……。
ピンチをチャンスに、じゃないですけども丸一日、作業日だという気持ちでしっかりとチェックとアップをしていかないと、各地からプレッシャーを受けるというあの頃の状況に戻ってしまいますからね。
何かしら頑張ってまいります。
■試合情報
第13節 GAME1
豊田合成スコーピオンズ 85-77 金沢武士団
豊田合成記念体育館(エントリオ)
※詳細スコア
■移動手段
試合開始が13時で開場が11時。宿のチェックアウト時間その他を考え、9時頃にチェックアウトしていたんですけど、駅についたぐらいの時間に関西本線から伊勢鉄道をバイパスに使い、紀勢本線に入り紀伊勝浦に向かうワイドビュー南紀3号や高山本線の高山に向かう臨時のワイドビューひだ81号の発車時間に当たりまして……。
関東ではなかなか気動車特急を見る機会がないので、キャッキャキャッキャとサブ機を取り出してパシャパシャ撮って遊んでいたため、予定していた駅ホームのきしめんを食べそびれ、エントリオのヤマザキデイリーストアで朝ごはんを買って済ませていました。
帰りは15時台前半に試合が終わったので、名駅で驛麺通りに向かい、昼食兼夕飯を。以降は地元駅を目指して大晦日の街を乗り継いでいました。
東海道線 特別快速 豊橋行き 5114F
名古屋 16:01 - 豊橋 16:56
東海道線 掛川行き 974M
豊橋 17:07 - 浜松 17:41
東海道線 熱海行き 462M
浜松 18:08 - 沼津 20:18
上野東京ライン 宇都宮行き 336M
沼津 20:38 - 茅ヶ崎 21:48
相模線 橋本行き 2177F
茅ヶ崎 21:51 - (地元駅着)
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2021冬青春18きっぷの旅
総乗車距離 2642.9km
毎度毎度のポイント、沼津に着いた時の終了感と函南から熱海までの丹南トンネルを超える時の睡魔は大晦日の紅白歌合戦、マツケンサンバタイムと大泉エバーに乗るというゴールデンタイムのおかげで、タイムラインを追っているだけで目が覚めてたおかげで無事でした。
ちなみに帰宅は23時前だったんですけども、そのままお洗濯をしないと次の旅に出られなかったため、諸々の作業が26時頃まで。翌日の試合が多少ゆっくりで良かったと心の底から思いました。
■man of the match(豊田合成スコーピオンズ)
豊田合成スコーピオンズ、この日のmonは柳内龍馬選手を。
B1B2B3といろいろと見ていて、特別指定選手は別にしてもトップカテゴリーから下に来ると兼業というか、Bリーマンの存在にグッと来ることが多いんですけど、柳内選手もBリーマンの一人……というより、企業チームも含まれている現状のB3なので、社業との両立を果たしてらっしゃるプレイヤーがとても多いんですな。
野球を例えにイメージすると、プロ選手とともに社会人野球のみなさんが混在していて遜色ないプレーを見せているという感じなんですけど、そんなバックボーンを知った上で試合を見る、撮るというのも楽しいんですよね。
あと、柳内選手は個人的に元広島東洋カープ・阪神タイガースで、元・阪神タイガース監督の金本知憲さんに似てらっしゃると思うんですけど、どうでしょう。
■man of the match(金沢武士団)
金沢武士団のmonは20-21シーズンの焼津でも気になった冨岡大地選手を。
焼津でのプレーで魅了されて、久々に金沢武士団の試合を観戦するってんで、前日共々楽しみにしていたんですけど、アップのときからプレータイム、全体的に絵が決まるなぁと撮りながら思いました。
あと、アップの時の佇まいとか動きを撮るのが好きで。この日は絵を見ていただいている通り、ホーム側のエンドから撮っていたんですけども、ちょうどビジター側のみなさんが荷物を置いてというのが背景に入っていたんですけど、これがいい味に……。
同時にいい味ではあるんですけど、ライゾウさんのビッゲストタオルの圧の強さに年明けの行程も楽しみになっていました。
■Character of the Match
この日もスコッピーさんとトラさんは元気いっぱいにお客様を迎えてらっしゃいましたけども、じっくりと見ていると、スコッピーさんとトラさんともにただものじゃない、スポーツマスコットらしさを感じるシーンが多数ありました。
Deliciousのみなさんとのアクトを見せてくれていたスコッピーさんですけども、アクトを横から、エンドの位置から見ていて、皆さんのアクトの導線と自身の導線の切り分けが凄いなって思っていたり、アクトに使ったフラッグの回収をDeliciousのお子さんがビシッと決めていたり、正面では気づきにくかったシーンとかを見て、スポーツマスコットのハードコアな部分を感じていました。
あとはスコッピーさんのお友達というトラさんですけども、事ある毎にスコッピーさんに走らされるというドMっぷりを見せつけていまして。
クライマックスはこの日も使ってたキントーンにスコッピーさんが乗車してトラさんの手を引っ張って強制的に走らせていた図。ビジター側から勢いよく疾走してきたんですけど、スコッピーさんが華麗に避けたモッパーさんの座席にトラさんが激突……。
事故です、これは(笑)。
とりあえず、トラさんに大きな怪我はなさそうでしたけど、ちょっとヒヤッとしたシーンだったのと、その後のスコッピーさんのいろいろな意味の強さにはちょっとグッと。
可愛い顔してエグいです、スコッピーさん(笑)。
■フックに引っかかった演出曲
前日同様、Deliciousさんたちの写真はありませんけども、フックに掛かった楽曲の紹介を。
湘南乃風の黄金魂はプロ野球選手の登場曲として結構使われていて、引退した選手だと東京ヤクルトスワローズ、畠山和洋さん(現・ファーム打撃コーチ)の印象が強いんですけど、昨年夭逝してしまった中日ドラゴンズ、木下雄介投手の印象も強くて……。
たまたまのチョイスだとは思うんですけど、スポーツの現場で黄金魂を聞けたことがなんとなく嬉しかった私でした。
■行き来の飲食
スガキヤさん発の限定系の激辛カップラーメンでおなじみの麺処井の庄さんですが、長期間ではあるようですけど、期間限定で名古屋駅の驛麺通りに出店されていて、年越しそばも食べなきゃなぁと、長い道のりをかけて帰る前にお夕飯がてら頂いていました。
チョイスは当然ながら辛辛魚のつけ麺で。
店員さんから注文前に「相当辛いですけど……」とちゃんと確認されるんだなぁと思いつつ、立川店で食べてますのでと返したところ、ちゃんと納得されている当たり流石でした。
名古屋の皆さんも味仙さんなどを代表する台湾ラーメンなどで辛いラーメン文化には触れられていると思うんですけど、井の庄さんの辛辛魚は魚介系の旨味も辛さにプラスされているので、新しい世界を開けるんじゃなかろうかしら、なんて思います。
■締めとして
二日間に渡って豊田合成スコーピオンズさんのホームゲームを見てきたわけですけども、見やすいアリーナにキッズチアさんのレベルを越えて魅せてくる演出、可愛い顔してエグいスコッピーさんの存在等、しっかりとBリーグの魅せ方のベーシックを踏襲されているなぁっていう印象を受けました。
スタッフさんの誘導やお迎えする空気感、MCさんの煽りもホームとビジターのバランスがいい塩梅だなぁって感じましたし、座席的にもサイドもエンドも見やすい状況に加え、壁面の黒と照明の強さで自分の腕が上がったかのような錯覚にさせてくれるアリーナ環境は本当に素晴らしいなぁと思います。
そんないい塩梅のところから敢えて気になったところをチョロチョロと書いていくとするならば以下の二点ぐらい。
・もうちょっと支払っても座席を指定したい
実際に前売りでチケットを買った方はご存知だと思うんですけど、前売りが1,000円というとんでもない破格の価格設定な豊田合成スコーピオンズさんのホームゲーム(当日は2,000円)。
会社の福利厚生的な部分も価格に含めているのかなぁと思うんですけど、1,000円は本当に破格でびっくりしてしまうんですけど、お安い反面、ブロック指定は出来ても座席指定が出来ないんですよね。
もう少しの課金で座席指定できるならホイホイ出したいぐらいなんですけど、このあたりのシステム利用料とか色々と大人の世界が広がっているんだろうなぁ、なんて塩梅でしょうか。
・WEBやSNSで情報をしっかり出してほしい
今回、ちょっと不安だったのが、チケット発売日にはあった各種試合情報が、あるときに下げられ、以降開場時間その他の情報が上がらなかったんです。
慣れているお客さんであれば問題ないんでしょうけども、初めてに近いお客さんやビジターのお客さんはない情報を探して……と、発券したチケットには開場時間が書かれていましたが、手元でタイムスケジュールを確認しながら動ければ嬉しいなぁと。
昨シーズンお邪魔して、あまりにもあまりにもだったところも、試合情報その他の情報リリースがものすごく遅くて、なんだかなぁって感じたりもしたので、せめて前日に開場時間と開始時間ぐらいはツイートしてほしいですよね。
もちろん、限られたマンパワーや資源・資材で頑張ってらっしゃるんだろうなぁってのは何となく伝わるんですけど、ツイートとかならそんなに時間はかからないでしょうし……と、そんな塩梅でした。
試合自体は前日の結果を踏まえ、豊田合成スコーピオンズさんが走るかなぁと思っていたんですけど、前半は13点差で終了とだいたいイメージしていた展開に近いかと思ったんですけど、後半の金沢武士団の攻めが本当に素晴らしくて。
第3Qが17-19で点差を少し埋めて11点差、第4Qも主導権は金沢武士団が握ったまま終始して、あと3点差というところまで詰めていったんですけど、最後の最後は豊田合成スコーピオンズさんが突き放してという展開でした。
最終局面とか、本当に金沢ブースターさんがチームの後押しを行っているんだなぁと感じる部分もあって、流しの人としてはそういう熱い気持ちを見るのが楽しいんですよね。
後半押せ押せだった金沢武士団の姿を見て、応援は本当に力になるんだなぁと言うのをホームのエンド側から感じていましたし、ホームでどんなシーンが見えるのか楽しみになっていました。
スコッピーさんの可愛さと黒さが同居している姿はちょっと癖になるなぁとその姿を撮っていたんですけど、嬉しかったのは前日の負傷でベンチ外だった竹村蓮選手と同じくベンチ外だった國分大輔選手にうざ絡みしていたシーン。
アップにも出ていないのを確認して、今日は竹村選手撮れないかなぁと思っていたところにガンガン絡みに行くスコッピーさんを見て、ある意味で豊田合成スコーピオンズの誇るマスコットの二台巨頭が並ぶシーンを残せて楽しかったです。
とりあえず、竹村選手と國分選手は試合に出られない分も、というわけではないかも知れませんし、そういう考えがあったのかも知れませんけども、スタンドのお客さんにサービスしまくりで、近くのお姉様方のご相伴を預からせていただく形でいいシーンを残せたかなぁと。
またいずれ、アリーナで躍動するシーンを残したいなぁと思いつつ、ファンサに厚い姿を残せたのは今回のラッキーポイントでした。
あと、むっちゃファンキーだったトラさんと大暴れのスコッピーさんというのを2日続けて見させていただいて、単騎で動くことの多いBマスコット界で複数の面々が動いているだけでなんか嬉しくなっていました。
他のアリーナではなかなか聞くことのない、謎の「おともだち」という立ち位置で頑張ってらしたトラさんですけども、明らかに出来る子でまたいつかスコッピーさんのおともだちであるトラさんに会えたらいいなぁって思います。
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第15節 GAME1
アースフレンズ東京Z - 福島ファイヤーボンズ
片柳アリーナ
2022年最初の観戦は最初の日、元日の片柳アリーナから。昨シーズンは疫病の影響で実際に見ることが、撮ることが叶わなかったZgirlsさんたちの和装を見られるとワクワクしながら、試合終了後から始まる旅の荷物を抱えつつ蒲田駅を目指していました。