籠・諸国漫遊記21-22(49)(2022/4/3)
D500がようやく、本当にようやく帰ってきまして。約二ヶ月分、15試合程度溜まっている21-22シーズンの観戦記を復活させていきたいんですけども、ある程度枕的な
(すでに22-23シーズンの体制も確定。色々と動いていますけども(つか、ここまでD500のオーバーホールがかかるとは思っていませんでした(顛末はこの辺から)))アルティーリ千葉ににかかわるすべての皆様、B2昇格おめでとうございました!
どちらのホームでもないアリーナでギリギリの戦いを見るのもひさしぶりで、中立地とはいえど位置的に近い千葉ブースターさんが多く詰めかけているかなと思いきや、岡山からの遠征組に加え、勝手連的にやってきた皆さんなど多種多彩なみなさんがホーム側にと。
結果としてはアルティーリ千葉さんが勝ち上がりましたけども、魅せ方的にはトライフープ岡山さんのホームに一度は行きたいなと思わせてくれるようなそんなシーンがいっぱいでしたし、アルティーリ千葉さんは千葉さんであの陣容がB2にやってきて、生態系がとんでもないことになりそうだよねとか、来季に向けてのドキドキも一杯で。
B1ファイナルは宇都宮ブレックスさんの勝利で終わり、とにもかくにもこれでBリーグの21-22シーズンが終わり、22-23シーズンの始まり。来シーズンはどこでどんな風景を見ることになるのか……っと、まとめも含めてそこまで行かないように頑張っていきたいと思います(色々)。
■試合情報
第29節 GAME2
西宮ストークス 86-83 仙台89ERS
グリーンアリーナ神戸
※詳細スコア
■移動手段
この日は上町の宿から大阪梅田駅に向かい、そこから普段は殆ど乗らない阪急電鉄の神戸本線で神戸三宮まで。そこから神戸市交通局の西神・山手線に乗り換え、総合運動公園駅にというルートでした。
グリーンアリーナ神戸には初めてお邪魔する形でしたが、総合運動公園駅に行くのは7年ぶりぐらい。神戸の総合運動公園にはほっともっとフィールド神戸があるので、久々の来訪にちょっとしみじみしつつ、今シーズンは野球でもお邪魔したいなぁ……と、7月にお邪魔出来て良かったかなと。
戻りは三宮まで戻り、夕飯を食べたあとにJRで新大阪へ。新大阪からは地元に戻ることのできる東京行き最終のこだま752号に乗って関東に向かうんですが、いつもの鈍行列車感覚で新幹線に乗るとこだまでも夢の超特急だなぁと、夜景を見ながらぼんやりしていました。
■man of the match(西宮ストークス)
西宮ストークスのmonはデクアン・ジョーンズ選手。
後述しますけども、この日は筋肉芸人といっていいかなと思うんですけども、なかやまきんに君さんの登場があり、脳内のイメージ的にマッチョな感じの絵を残したいなぁと想定していていて、合致したのがデクアン・ジョーンズ選手。
外国籍の選手を撮るときに惹かれるパターンとして、笑顔がむっちゃラブリー(21-22越谷のクレイグ・ブラッキンズ選手など)だったり、むっちゃシュッとしてたり(熊本ヴォルターズのベンジャミン・ローソン選手など)だったりってのが多いんですけど、今回はもういかにマッスルを感じるか、その一点で見ていて、ジョーンズ選手の(筋肉の)キレや(筋肉の)大きさにぐっと来ていたのでという塩梅でした。
筋肉の色々を抜きにしても、この日トップのプレイタイム、トップの得点でMVPと文句なしの活躍だったので、ストレートな意味でもその活躍は印象に残っていました。
■man of the match(仙台89ERS)
仙台89ERSのmonは岡田泰希選手を。
20-21シーズンは愛媛オレンジバイキングスで特別指定選手としてして活動していた岡田選手ですが、21-22シーズンは12月から仙台89ERSに特別指定選手として所属しての活動。
西地区の選手を見る機会というのが私は少ないので、岡田選手を見たのは久々にお邪魔してたまたま来ていたキイロイトリと遊んでいたゼビオアリーナ仙台での試合が初めてで今回が二回目でした。
前回も同じカード、仙台89ERSと西宮ストークスの試合だったんですけど、そのときもずいぶん活きの良い、エグいポイントガードがいるなぁと言う印象があったんですよね。
ここまでの仙台89ERS戦で見た記憶がなかったこの選手は……とググって特別指定選手だというのに気づき、その特指らしからぬというか、他の選手達と比較しても遜色一切ない動きにグッと来ておりました。
■Cheer of the Match
西宮ストークスのチアさんは今回が初めてお見かけとなるストークスチアリーダーズさんたち。衣装の色味がここまで見てきたチームとはちょっと違うシックなグリーンで、その印象が今回はものすごく残りました。
そんなストークスチアリーダーズの皆さんの中でフックに引っかかったのはRinさん。
この辺はもう野良カメラのチョロさといいましょうか、応援練習で正面、お客さんの合間を抜ける位置にいらっしゃって、レスを頂いたという分かりやすい理由でフックにと。
このあたり初めてお邪魔したアリーナだとよくあるパターンではあるんですが、ベースとなるイメージが殆どない、はじめの一歩のときとかは最初のアクトとか応援練習で気になったチアさんを軸にする形でした。
とりあえず、流しの観戦者的には基本は一期一会といいましょうか、一発勝負になることが多いので、少ないタイミングでどう残すのかってのが求められるシーンが多いんですけど、そういう意味の即興性も磨いていきたいなと思いました。
■Character of the Match
西宮ストークスのマスコットはコウノトリのストーキーさん。兵庫県の県の鳥がコウノトリなので、そのあたりから来てるんだと思うんですが、そうなってくるとはばタンとは親戚関係なのかなとか、キャラから目線で見ていました。
このご時世というのもあるのか、グリーティングなどは行われず。なおかつ出現パターンがわからずだったので、ご挨拶してからのキメ、と言うのは頂けませんでしたけども、コート上で活躍するシーンはきっちりと残せたかなと。
この節はDNSでしたけども、マスコットハンター・川村卓也選手のホームアリーナで頑張るマスコットなので、その動きを気にしていたんですけども、色々な意味で鍛えられてたんだろうなと思うような動きがちらほらと。
21-22シーズンはプレーとともにお客さんへの魅せ方が本当に見事なマスコットハンターとともに活動できたストーキーさんですが、それを本当にいい意味で糧にして、やりすぎてから謝るぐらいの勢いで攻めて行ってほしいなぁと思う私でした。
■今日のゲストさん
マッチデースポンサー様のCMキャラクターでもあるなかやまきんに君さんがこの日はゲストでハーフタイムショーでネタを披露してくださるという流れでした。
個人的にはレギュラー放送時の視聴率的には散々だったものの、コアなファンがついていることでもおなじみでしょうか、平成の怪物・安田顕さんが企画・脚本を担当された「マッスルボディが傷つかない」で主人公、安原剛の先輩、中山きんに君役と今日のポージングを担当されたなかやまきんに君さんが見られるというので、当日は密かにテンションが上がっていました。
一線でやってらっしゃる芸能のみなさんがというのも、Bリーグの演出パターンとしてあるんですけど、実際にその動きを目の当たりにして、一線でやれるにはいろいろな理由があるんだろうなぁって思いますし、筋肉一つで場を盛り上げ、BON JOVIのIt's My Lifeのメロディが流れるだけで笑いに持っていけるのが凄いなぁと。
中々見事な筋肉を撮る機会ってのはないですし、ネタを楽しみながら肉体美を残させていただきました。
あと、ハーフタイムのネタが始まる前から終わったあとも真摯に観戦されていたり、帰りにお客さんのお手振りにしっかりと答えてらっしゃったりって姿が私が座った席からは見えていたんですけど、そういう姿って結構グッと来ますし、人柄が出ているんだろうねぇと、そんなことを思いました。
■フックに引っかかった演出曲
ストークスチアリーダーズさんたちが使う楽曲や場内演出曲は洋楽邦楽K-POPと混ざっていた印象。アンテナ広く張って、音楽に色々と触れてると、ちょっと楽しいかもなぁと、
Los Lobosのヒット曲、La BambaをDragon Ashさんがカバーしたのがこの楽曲。検索していくとこの楽曲。2008年頃に京セラ製の携帯電話のCMソングとして使われていたと、そんな塩梅なので聞いたことがある人も親御さん世代にはあるのかなぁと思いながら聞いていました。
スポーツエンターテイメント系で聞いた記憶があるのは千葉ロッテマリーンズさんの正面ステージ。ヒップホップ系って中々チョイスされない印象があって、聞いた時はこういう選曲で攻めるのもありだなーなんて感じた記憶があったんですけども、巡り巡って神戸で聞くことになるとは思いませんでした。
あと、YouTubeに公式動画がなかったんでここではピックアップしませんでしたけども、古舘さんの実況世代な人なもんで、試合終了後のアリーナで流れていた「In This Country/Robin Zander」にはただただぐっと来ていた私。
オーラスの曲ってのもアリーナ毎で特徴があるんですけども、西宮ストークスの選曲担当の方とはとても仲良くできそうな気がしました。
■行き来の飲食
今回は夕飯を三宮で食べてから新幹線に乗ろうとしていたので、三宮地下街周辺で検索していまして、ここにしようと元々予定していたさんセンタープラザのお店(ご縁家さん。7月に野球の遠征でお邪魔できたんですけども大変美味しかったです)があったんですけど、この日は16時までの営業とのことで、あてが外れてしまったんです。
どうしましょうかとさんプラザをウロウロしながら惹かれるお店を探していたのですが、大昔にお邪魔したこともあるぼっかけ焼きそばのお店、長田本庄軒さん(丸亀製麺グループなのを先日知りました(笑))の向かいにちょっと惹かれるスタミナカレーの文字が。
スタミナカレーと言うと、勤務地が横浜駅周辺な私は「スタミナカレーの店 バーグ」(戸部店をメインにしています)がポンと頭に浮かぶのですが、関西でもスタミナカレーがあるんだねと、ここに決めいていました。
豚バラ炒めに卵が生か目玉焼きかで選べるというスタイルは同じですけど、神戸のは味付けが焼肉的なイメージで横浜と比較するとこってりしている感じ。このあたりはホルモン焼きなんかもあるので、そのあたりと統一しているのかなと。
画像はルーと肉が2倍の大盛りで目玉焼きのパターンのもの。乗っかっている卵は注文時の一つ、生卵か目玉焼きかを選んでいくのですが、それとは別に生卵を使いたい放題というちょっとグッとくる表示が。そうなると、注文時は焼いてもらって一つ、その後の味変用に生卵をというのがベターなのかなと。
あと、(目玉)焼きは横浜のしっかり焼いていあるパターンと比較すると生感があるタイプなので、これをご飯とカレーと絡めるというのもいい塩梅ですし、福神漬けやらっきょうなどの付け合せ、味変用のスパイスやソースなどがものすごく充実していて、一回だけでは味わい尽くせなさそうだなぁと、謎のスパイスを振りかけながら美味しく頂いていました。
■締めとして
西宮ストークスさんのホームゲームは元々未踏のホームゲームだったので、いずれお邪魔したいなとは思っていたんですけども、川村卓也選手が所属すると聞いた21-22シーズンはなんとか行かねばと計画を立て、若干の日程調整はありましたが、無事にお邪魔できたという塩梅で。
出来れば一番のメインである西宮市立中央体育館がいいなーとは思っていたんですけど、初めてのアリーナは前後の行程で時間が見えないとちょっと不安でどの節でお邪魔するか決めきれなかったのと、舞洲遠征を決めた節にちょうど試合があり、しかも時間が読める神戸市の総合運動公園内にあるアリーナでやるということで、この節に決めていました。
オリックス・バファローズさんの主催ゲームを観戦した2015年以来7年ぶりに総合運動公園駅にやってきましたけども、野球だけの頃はレフトスタンド後方に体育館があるのを知りませんでしたし、改めて球場や競技場、アリーナなんかの規模や市街地からの位置関係を見ると、この規模の施設が常設で使われないもったいなさをちょっと感じていたりと。
全施設が一気に開催して、なんてなったら新幹線より高い位置を走る西神・山手線がパンクしてしまうような気もしますけど、現状で準フランチャイズのみという形なので……と、話はバスケから離れますが、この日にほっともっとフィールド神戸を見て、やっぱりここで野球がみたいなと7月に予定を組んでみたんですけども、ハイブリッドで遊んでいるとどこで何が刺激になるかわからないので、日々がほんとに楽しいですね。
演出面で言えば、光の使い方がよくある流れとはちょっと違うなって感じたところがチラホラと。
オープニングアクトで暗転がかかる、というのはよくあるパターンなんですけども、その暗転のあとに照明がしっかりと入る前から両チームの試合開始直前アップが始まっていくという流れがあり、これはちょっと新鮮でした。
像をしっかりと残したいという面で考えると、撮影条件は正直厳しいんですけども、こういう暗転時だから残せる絵が間違いなくあるので、その絵をどう残すのかっていうアドリブ力は磨いていきたいなと思いました。
オープニングや応援練習やスタンダードな流れかと思うんですけども、タイムアウトのシーンでコートにストークスチアリーダーズさんたちもストーキーさんたちも登場がないパターンがちょっと多く。
想定しているアクト数を超えてタイムアウトが入ったり、その次の展開に向けての準備のためにアリーナ自体にいなかったり、魅せる・聴かせるものが別にあったりって流れとかなら納得出来るんですけども、そのままベンチ向かい奥で応援を盛り上げているだけというのはなんかもったいないなと。
このあたりは各チームで色々と事情があったりと言うのはなんとなく理解しているんですが、それでもと言い続けていきたいのは、空いたスペースがあるなら、なにかしら魅せるものがあって欲しいなということで。
モッパーさんがコート上をきれいにするってのも大切ですし、コート整備がいいプレーにつながるとは思うんですけど、スポーツの興行として見た時に何もない時間があるというのはもったいなく感じてしまうんです。
クリーニング自体を演出につなげていくぐらいの流れがあればまた印象も違うのかなぁとか想像しつつ、だったらまぁ普通にキャラとかチアさんが魅せる演出、アリーナの応援をさらに盛り上げる演出につなげていったほうがいいんじゃないかな、なんて思いました。
このあたり、西宮ストークスさんに限らず、タイムアウトで何もないチームに感じてしまうんですが、皆さんのアクトの実力は申し分ないのになんでもっと前に出ないんだろうという、エンタメ班から目線になってしまうんですよね。
エンターテイメントという部分といいましょうか、魅せるという部分で見事だったのはやっぱりといいましょうか、何かしら魅せてくれると信じていた川村卓也選手でしょうか。
この日は試合出場こそなかったんですが、その代わりにエキシビションの時間からお客さんの前に登場してその存在感をしっかりと魅せていくという姿があったんですよ。
最初はなんでエキシビションの試合をしれっと観戦してるのかなと思いながらだったんですけど、アップに不参加だったり、ストーキーさんと一緒に魅せているシーンがあったり、ベンチでも体を休めている姿を細かいネタを含めつつ見せているのを撮って、試合には出ないなってのを把握しまして。
試合に出ない替わりじゃないですけど、自身の姿をブースターさんに見てもらおう、楽しんでもらおうっていうことに繋がっていたのかなって思い、川村卓也選手のエンターテイナーっぷりにグッと来ていました。
すでに21-22シーズンが終わり、22-23シーズンにむけてのリリース情報も出ていますけど、川村選手の色々はまだ情報として上がらず……。でも、その姿が輝き続ける限り、川村選手は撮っていきたいなと改めて思った西宮さんのホームゲームでの姿でした。
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Next Game
第30節 GAME1
千葉ジェッツふなばし vs レバンガ北海道
船橋アリーナ
さて次回は年に一度はジャンボくんの姿、STAR JETSさんのアクト、千葉ジェッツさんの演出を見ておきたいなと思いつつ、ようやくタイミングが合致したのは4月上旬。ももいろぞうさんの素敵空間を見てきたその辺のお話を次回はお届けしていきます。