子宮頚癌に対する放射線治療

子宮頚癌は放射線治療医にとって非常に重要な疾患だ。特に扁平上皮癌なら全ステージで非常に診療に貢献できる。CCRTはI期からVI A期まで第一選択に位置付けられる重要な治療である。II 期までなら当然手術も第一選択になるが、II b期はもうCCRT でいいだろう。腺癌は手術できるならそれがいいと思うが。三期、IV A期は特に頑張らないといけない、小線源治療は特に頑張りどころだ。治療機器がありコメディカルが対応可能で症例に禁忌事項がなければ組織内照射併用が必要な腫瘍なら、CT basedでもいいのでもはやIC /ISBT をしないことは許されないだろう、今時。中央遮蔽が未だに悩ましいが、外照射もIMRT にしないといけないと思いつつ、まだ術後照射以外は限られた症例にしか導入できていないことには反省しきりではあるが。とにかく小線源治療は経膣アプローチに関しては、適当がある腫瘍は合併症が怖いだけが理由でやらないのは少なくとも許されない時代になっている。必要があればミダゾラムやオピオイドを使っての鎮静も症例によっては必要だ。治療中は副作用もでるわけであるし小線源治療は非常にデリケートな部位のやや侵襲的な治療でろあるので、患者さんにしっかり説明したりつらさを聞いていくことも大切であると思っているし、内容によっては特に医師じゃないと難しいこともあると思う、優れたAIドクター には無理だと思う。最低限の内科診療技術や知識はkeepしておく必要があるといつもこのようなときには感じる。子宮頚癌は患者さんのためにも放射線治療医がなんとか局所だけでも制御できるように日々頑張らないといけない。

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