両親との会食

両親との食事はあと何回出来るのだろうかと思うことがある。平均寿命より凡そざっくり10年前後程短い健康寿命をまず意識するわけだがもう数える程度しか難しいだろう。しかもこの沈み行く日本で安定的で良質の肉、魚、野菜がいつまで堪能できるかわからない国でもあるのに私たちのような一般庶民の懐事情で両親の好きな外食店での食事を楽しめる回数と考えるとなおさらだと思ったりする。
有名な「明日死ぬかもよ?」という本を思い出す、本当に不安定要素の多いこの世のなか、明日もう自分や周りの大切な人も死んでいなくなっているかもしれない、いつ死ぬか誰にも予測がつかない、そのような気持ちで日々過ごしたいし過ごさねばならぬと思う。そうすれば自ずと日々の仕事にも力が入るし仕事後の妻、子どもとの時間も大切に過ごしたいと思う。今の自分があるのも両親のお陰だと思うと残り少ないかもしれない両親との時間も大切にしたいと思う。そう思い先日夫婦双方の両親を含めて会食の場を設けた。皆で楽しみながら美味しい食事を囲む時間は貴重だと思った。両親に孫との時間も確保できるのも良いと思った。このような体験に使うお金は有意義だと思った。お金は投資を含めた貯蓄に偏りすぎるのは良くない、くだらない物に浪費するのではなく、健康なときに皆の楽しい体験にお金を使うことが本当に有意義だと思う。物ばかりにお金を使っても人はあまり幸せになれないと思う。


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