銭湯と「ラジオ」。

ラジオ同好会を結成してから、大変な事があったり、楽しいイベントがある時に5人で銭湯に行くことがあります。ただただ5人で話したり、言葉遊びをしたりしながら湯舟に浸かってるだけ。そんな日もありますが、僕たちは中学生と言う事もあり、常連さん達によく話しかけてもらいます。

コミュニケーションの場です。でも、その銭湯でしか遇わない関係性。僕たちは「銭湯のおっちゃん」と呼んでるし、銭湯のおっちゃんは「坊やたち」と声をかけてくれます。「ラジオは聞いてるか?」「ハガキは読まれたか?」と。コミュニケーションは苦手ですが銭湯では、うまく話せてしまいます。会えると嬉しいし、大人と話すと自分も大人になれた気分になる。親と先生意外の大人と話せる機会は僕にしたら銭湯ぐらい。年末には銭湯の大掃除の手伝いをしたり良い経験もさせてもらいました。大好きな場所です。

銭湯で仲良くなったおじさんがポケットラジオを買い換えるとのことで前に使っていたものをラジオ同好会に譲っていただいた事もありました。そのおじさんに、息子たちがお世話になっております。と親からの手紙を渡したこともあります。そのポケットラジオは災害があった時に避難していた人に使ってくださいと持って行った事もありました。ラジオから流れる音楽や人の声に気持ちが救われたとお礼の手紙を貰いました。その時、僕はラジオを誇りに思いました。

この一連の流れはラジオが作ってくれた繋がりだと思います。

おじさん、ラジオ同好会、避難所を渡り歩いたラジオの気持ちはわかりませんが「使ってくれてありがとう」と言ってるはず。これからも大切にしたいと思います。

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ラジオ同好会
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