翔んで品川
アホである。
関東ではバカ、関西ではアホ。その境は一昔前にナイトスクープが検証していた、私はアホでありたい。
Amazonで買ったモノを前住所の品川のアパートに送ってしまった。送り先にリストを残してた私のミスなのだが、あまりのポンコツぶりに笑うしかなかったが買ったモノがそこそこ良いお値段なので軽く焦る。
たまたま同じアパートに同僚が住んでいたので、連絡して廊下に放置されてるであろうモノを回収してもらった。置き配のメリットとデメリットのカオス。
そこの住人が気付く前に回収できたのは良かった。危うく令和のタイガーマスク運動として伊達直人を意図せず名乗る事になる所であった。
私は伊達直人を名乗るほど余裕のある人間ではないので、すぐさま自転車でコンクリートジャングルのベイエリアを颯爽と翔るアーバンライダーとなった。まとわりつく湿度と潮の香りを切り裂く都会の喧騒を駆け抜ける一陣の風となる。と言っても目的地は前に住んでいたアパートなので情けないったらありゃしない。
お陰で意に反してナイトライドが出来たのだから、それはそれで感謝するしかない、荷物が確保できているのだから私の心は果てしなく広く寛容である。
うっかり入った路地から出た先の景色が良かった、もう少しこの街のことを知りたいと思った。
だからなんだって?私にも分からない。
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