洗濯に再利用する送り仮名/栫伸太郎

シリーズ・現代川柳と短文NEO/133

 朝食にグリーンスムージーを飲みながら、洗濯機のふたを開け、渦巻く水流の中心に、粗く砕いた送り仮名をパラパラと入れる。洗濯物とこすれあって汚れがよく落ちるのだ。それだけでなく洗濯物がからむのも防げて一石二鳥、さらに洗濯物がずたずたにもなるから一石三鳥である。

【きょうの現代川柳】
洗濯に再利用する送り仮名
/栫伸太郎

▼出典


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