星のめぐりに見張りを増やす/暮田真名

シリーズ・現代川柳と短文NEO/293

 古くはコペルニクスやケプラーなどの天体物理学に携わる者、つまりガチ勢もいれば、市井の星空愛好家もいる。古今東西、多くの人間が星のめぐりを見張ってきた。理由はひとつ。おもしろいからだ。探究心だ。いくぞ人間たち。もっと見張ろう。たとえ星が見えなくとも。おれたちは流れ星が見えない夜にだって願いごとを口にする。

【きょうの現代川柳】
星のめぐりに見張りを増やす
/暮田真名

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