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余命26年

Twitterではさまざまな診断が流れてくる。面白系、おふざけ、創作系、診断系。それこそありとあらゆるものがあるから、タイムラインを見ているだけでも退屈しない。
そんな中、ここ数日トレンドにあがっていたのは、余命診断だった。
当てずっぽうのものではなく、なんだかかなりリアルみたいだな、と怖いもの見たさでやってみた。
お遊びの診断なら、せいぜいが名前を入れるくらいだが、こちらはちがった。
生年月日やふだんの食生活や運動についての質問や、持病と遺伝的な病気の有無などまであった。
さて、すべてを入力してはじき出されたわたしの余命は26年だった。
現在55才のわたし。プラス26年だと81。
妙にリアルだ。
平均寿命へは届いていないが、80越えれたならまずまずなのでは?
ちなみに、両親は健在。父88才、母81才だ。
余命年数、当たらずともと遠からず……じゃないかな?

小説を書くことを趣味にして早8年。
書き始めてから今日までの感じが、あと三回と2年か。
そう考えれば、あっという間に終わりそうだ。
第一、急な事故や病気または事件になど遭遇したなら、もっと短くなるだろうし、余命いっぱい健康でいられるか、神のみぞ知るだろう。

ああ、あかんな。
したいことや、やらなければならないことを先送りする余裕はあまりないのだ。
こんなご時世だから、行ける場所は限られているが、可能ならば行かねば。

それに、へっぽこではあるが書きかけの小説も、できるだけ終わらせたい。
プロになるほどの腕前も気概もないが、プロになれなかった人生は意味がなかった……などとはもう思わない。
書きたいものが書けたなら幸せなのだ。

焦りすぎることはないが、砂時計の残りの砂は確実に無くなるものと意識していきたい。

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