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ラジオのネット化による副作用?(その2)クルマでの受信

前回の続きですが、まず中身を要約しますと・・・
ラジコの時代になって、何の苦労もなく高音質で遠くの局が簡単に聞こえちゃうのですが、便利になった分逆に失うものもあって、その一つが地理的なセンスだと考えている・・・ことでした。

その「地理的なセンス」ですが、もう一つの着眼点があると思っています。それは運転中にラジオを聞く時です。
カーリスナーはまだまだ一定数おられるでしょうし、自宅だけでなく外出時は「自分が移動している」ワケですから、その場所を中心とした新たな地理的認識が必要となります。
つまり、自宅とは違った、いわば地理脳というか空間認識力が不可欠ですね

ラジオを聞きながら走っていると、電波が強くなったり弱くなったりしますね。なぜでしょうか?
これは大きく分けると3つの条件に影響されると思います。

1.受信側の環境
受信機やアンテナの性能、受信地を中心とした周辺環境です
出しているスピードとか、例えば走っている道の周囲がビルが多い所なのか?何もない平らな田舎道なのか?によって変わってきます。
また、高圧送電線や線路の近くを通ると架線からノイズが入りますし、雷雲が発生している時もそうですね。

2。送信所から受信地までの環境
送信所から受信地までの間に、何か障害となる山間部やビルがあると電波が弱まります。
時期や時間帯、電離層などの条件が影響することもあります。

3.送信所の環境
送信アンテナの位置、高さ、出力、特定の方向に電波を飛ばす設定(指向性)などです。

これらの条件が絡み合って、強力に聞こえたり逆に雑音だけで聞こえなくなったり、といった状況になります。
良く走っている道路であれば「この辺なら〇〇局の方が良く入るだろう」とか「あそこだと〇〇なら大丈夫だな」とか、過去の経験値からの勘でパッと頭に浮かびますよね?

ラジコなら携帯網との通信だけなので、あまり周辺の環境は関係なくなりますし、気にするべきはスマホの電池容量(苦笑)になっちゃいます。

これでは私としてはちょっと残念ですし、特に自宅から遠い所を走っているなら、なおさら地元局を地上波で聞いて欲しなぁという気がしますね。
ですから、県外者にとっては交通情報とか天気予報も、分かりやすい補足説明があればなぁと思うのです。
ただ言っている(書いている)だけでは意味あまり意味がないので、提言・提案を考えて参ります。

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ラジオ(電波)と地理(地図)
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