仮面アメリカ英文解釈 EP01
ほとんど英語力のない私が「仮面アメリカ」の英文を解釈してみました。
元のWebコミックはこちらです。
My name is Carly Vanders, Aspiring fashion designer!
「Aspiring fashion designer!」は分詞構文。主文に意味を付け加えている。
【私の名前は、カーリー・ヴァンダース。ファッションデザイナー志望よ!】
But the world know me better as KAMEN AMERICA: Figting Fashionista!
「 : (コロン)」の後ろは「仮面アメリカ」の補足説明。
「better」は「good」の比較級だが「than」がないから、文脈から比較しているのは、「KAMEN AMERICA : Figting Fashionista!」と「 Carly Vanders, Aspiring fashion designer!」であると読み取る。
日本語の受動態にしたほうが訳しやすい意味が分かりやすい。
【でも、世間では、戦うファッショニスタ、仮面アメリカとしてのほうがよく知られているわ!】→【でも、世間じゃ、戦うファッショニスタ、仮面アメリカのほうが有名ね!】
Here's the story of my first day of action!
「Here」はこの話を指している。
「action」には行動、行為、活動、動作など広い意味がある。
【これが、私の最初に活動した日のお話です】→【活動初日のお話よ】
I did it!
【やってやった】→【やってやったわよ!】
I dumped my stupid agent, reject all corporate offers, and sacrificed my marketability!
「and」が繋ぐのは、「dumped my stupid agent」、「eject all corporate offers」、「sacrificed my marketability」。
「my stupid agent」:英語的表現として、一般名詞は限定される必要があるため「my」がつくが、日本語としてはいちいち表現しない。
「corporate offers」の「offers」を動詞と読むと目的語がないから、「名詞+名詞」で企業からの依頼。
「sacrificed」は「犠牲にする」だけでなく「断念する」の意味もある。
「marketability」は物としては「市場性」「販売価値性」。人としては「採用可能性」。「採用可能性を犠牲にした」では日本語として極めて不自然なので、意訳するしかない。
【私はバカな代理店を捨て、企業のオファーも断って、採用可能性を犠牲にもした】→【バカな事務所はこっちから捨ててやったわ! オファーも全部断ったし、キャリアも棒に振ってやったわよ!】
I can't believe I let them call me "Warhen"
「 I let them call me "Warhen"」が信じられない内容。一つの分に主語の「I」や動詞が2つあるので、関係代名詞の省略とみる。
「I let them call me "Warhen"」は「let+人+原形動詞」で、「人に~をさせる」。「I」が「them」に「me」を「"Warhen"」と「call」させた。
【私は、私が彼らに私をウォーヘンと呼ばせたことを信じられない】→【信じられないわ! ウォーヘンと呼ばせるなんて!】→【あり得ないわ! ウォーヘンなんて】
What a terrible name! But never again!
「What a terrible name!」には動詞がないから、疑問文ではない。「What a 形容詞+名詞」で「なんて”形容詞”な”名詞”でしょう」の意味。
「never again!」は「never」も「again」も副詞。「again」以下に完全な文が省略されていると読む。
【なんてひどい名前! でも、もう二度と呼ばせないわ!】
I'm flying free now. Baby!
現在進行形。今まさに「飛んで」いる。
「free」は副詞で進行形動詞の「be flying」を修飾。
語尾の「Baby!」には積極的な意味がない。
【私は、今自由に飛んでいる】→【私は、もう自由よ!】
Yessiree!
「Yes sir」の口語的変形。積極的な意味のないかけ声
【よ~っし】
Nothing to guide me now but my grit and gumption!
動詞がないので文頭の「it's」が省略されていると読む。
「Nothing but ~」:~以外は何も無い。
「to guide」は「Nothing」を修飾する不定詞。
「guide」:「案内する」「動かす」「指導する」
「grit」:「固い粒」だが口語的表現として「根性、ガッツ」。
「gumption」:度胸、常識
「my」は「gumption」にもかかるが、積極的に日本語に訳さないほうが自然。
【私を動かすものは、今、根性と度胸以外に何もない!】→【もう、根性と度胸で行くしかないわ!】
Nothing to fall back on but my raw talent and refined skill!
全文と同じ構造の文。
「my raw talent」と 「refined skill」以外に「fall back on」するものがないもない。
「fall back on」の目的語が「Nothing but ~」。
「raw talent」:「生の才能」では日本語として極めて不自然。
「my」は「 refined skill」にもかかる。
【頼れるのは、自分の才能と洗練された技術以外に何もない!】→【もう、私のこの腕だけが頼りよ!】
Nothing can stop me now!
【私を止められるものはもう何も無い】→【もう、何だって私を止められないわ!】