仮面アメリカ英文解釈 EP10 ②
ほとんど英語力のない私が「仮面アメリカ」の英文を解釈してみました。
元のWebコミックはこちらです。
Hey There! I'm Niro Lansky of Lansky and Shultz Media Relations!
「Hey There!」=「Hi」。
【やあ! 私は ランスキー アンド シュルツ メディア リレーションズ のランスキーだ】
We specialize in exploiting all sorts of talent, including the new hotness: PPCs
「including the new hotness」は分詞構文。
「specialize in~」:「~を専門としている」。
「exploiting」の前に前置詞、後ろに名詞句があるからこれは動名詞。「搾取する、悪用する」の意味もあるが「性能を十分に引き出す」の意味もある。
【我々は、PPCという新しい熱い奴らも含めた、全ての種類のタレントの能力を生かすことを専門としている】→【我が社は、今アツいPPCも含めたあらゆる種類のタレントの才能を引き出すことを専門としている】
"What's a PPC?" you ask?
【「PPCって何?」って聞いた?】
Can you conjure Sno-cones out of thin air? Or talk to rats or groundhogs or whatever this chick does?
「conjure」は「魔法で~を出す」
文が切れてはいるが、2文目の文頭の「Or」は、「talk」と「conjure」を並列にしていると解釈して、「Can you talk」。
次の「or」は単純に「rats」と「groundhogs」を並列にしているので、「talk to rats」と「talk to groundhogs」。
「whatever」は「does」の目的語。
「out of thin air」は熟語で「どこからともなく」。
「chick」は「ひよこ」だが、「魅力的な若い女性」の意味もある。
【君は、魔法でスノーコーンをどこからともく出せるか? 或いは、ネズミやウッドチャックと話せたり、このひよっこが何かしたりするとでも?】
Well, This makes you a PPC: Powered Public Citizen!
「make+人+名詞」だから第4文型で「you」を「PPC」にする。
【そう、これが君をPPC、すなわちパワード パブリック シチズン(力のある一般人)にする。】→【そう、これが君をPPC、すなわちパワード パブリック シチズン、逸般人にするのだ!】
There are thousands of PPC in the United States alone!
「There is / There are」構文であるから、「alone」が修飾すべき動詞がないので、ここでは形容詞になることに注意が必要。また、形容詞としても「thousands of PPC in the United States」=「alone」の関係にもならない。よって、「alone」の後置修飾と解釈すると「alone」が修飾しているのは、「the United States」。
【何千ものPPCが合衆国だけでも存在している!】→【合衆国だけでも、何千ものPPCが存在している!】
They're nothing special! you're nothing special!
「nothing special」は「something special」全体の否定で「not ~ anything special」と言い換えることができる。
同じ表現を繰り返しているときは、「too」があるとして、解釈した方が日本語として自然なものになる。
【彼らは特別なものではない! 君は特別なものではない!】→【彼らは特別なものじゃない! 君も特別なものじゃない!】
But you can be if you utilize the promotion and influence of Lansky and Shultz Media Relations!
「be」の直後にif節があるから、名詞か形容詞の省略を考えると、文脈から前文の「special」が省略されていると推定できる。
この「if」は条件節の「if」であり、仮定法ではない。
「promotion」が名詞だから「and」でつながる「influence」も名詞。
【しかし、ランスキー & シュルツ メディア リレーションズ のプロモーションと影響力を活用すれば、君は特別なものになれる!】
Non-Disclosure Agreements mandatory prior to consultation.
「mandatory」は形容詞、「必須の」。
「prior to」はラテン比較級で形容詞、「より前に」。
動詞がないが、名詞+形容詞+形容詞なので、名詞を主語としてbe動詞が省略されていると解釈する。
【秘密保持契約が相談の前に必須です】
Consultations $10 per minutes. Refunds prohibited.
「per」は前置詞なので、「per minutes」が「$10」を修飾するから、「名詞+名詞(前置詞+名詞)」で、be動詞の省略と読む。
「prohibited」は過去分詞で「Refunds」が名詞だから、これも動詞が無い。
【相談は10分10$。払い戻しは禁止されている】→【相談料10分10$。払戻はできません。】
Many PPCs take up a career in the rewarding field of "Super Heroics"
「rewarding」:「やりがいのある」
「take up a career」は「a career」が名詞だから、第4文型になるので「up」は名詞。
【多くの PPC は 「ヒーロー」というやり甲斐のある分野でキャリアを積んでいる。】
What's that, I hear?
【え? 何ですか? 聞こえるよ。】→【おや? 何ですって?】
”But Mr. Lansky, what's rewarding about helping people?”
「what's」は「waht is」で単純な疑問文。
【でもランスキーさん、人助けすることのやり甲斐は何ですか?】→【でも、ランスキーさん、人助けのやり甲斐って何ですか?】
The answer is simple. Profit!
【その答えは、単純です。利益!】→【その答えは、単純さ。利益だよ!】
With a public identity, you can qualify to open a COMESAVEME account!
「With a public identity」は「With+名詞」で、文脈から手段を示していることがわかる。
「qualify」は動詞で「資格を得る」。
【公的身分証明書を使って、君はCOMESAVEMEの口座を開設することができる!】
Citizens can donate to this taxable account either in gratitude for your services, to support future heroic endeavors, or to reserve special perks and privileges!
「either $${A}$$, $${B}$$, or $${C}$$」は比較的新しい表現。平叙文で用いると「$${A}$$、$${B}$$、$${C}$$のどれでも」の意味。
「Citizens can donate」の第1文型。
「either」がつなぐのは、「in gratitude」、「to support」、「to reserve」
「gratitude」は名詞で前置詞がついて副詞句をつくるから、「to support」も「to reserve」もto不定詞の副詞的用法とわかるので、いずれも「donate」を修飾する。
「future heroic endeavors」は「support」の目的語で、「special perks and privileges」も「reserve」の目的語。
「future heroic endeavors」は「将来のヒーロー的な努力」では不自然な日本語だから、「今後のヒーロー活動」と読む。
「perk」は「perquisite」の口語で「特典」。「privileges」も「特典、特権」
【市民は、君のサービスに感謝して、或いは、今後のヒーロー活動を支援するためや特別な特典を予約するために、この課税口座に寄付することができる。】→【市民は、君の活躍に感謝して、或いは、今後のヒーロー活動に期待して、はたまた、スペシャルな特典を予約するために、この課税口座に寄付することができるのだ!】
Just ask the latest Lansky and Shultz sensation: Warhen!
「ask」:「尋ねる、聞く、頼む、求める、招待する」の動詞
「Just ask」:「ちょっと聞いて下さい」
「the latest」:「最新の」
「latest Lansky and Shultz sensation」は「固有名詞+名詞」だから、固有名詞が名詞を修飾する。
「sensation」は日本語になりにくいが、「大評判、大騒ぎ」または「話題になっていること」という意味だから、「とても流行していること」の意味で考える。
【最新の、ランスキー アンド シュルツ センセーション を聞いてくれ、ウォーヘン!】→【我が社の最新のアゲアゲはこれだ! ウォーヘン!】
That's right, Carly!
【その通りだ、カーリー!】→【カーリー、その通りだ!】
Every COMESAVEME donation to one of our firm's heroes comes with a free Warhen Sash! Made from 100% real polyradex!
「donation」の対象が「one of our firm's heroes」。
「comes with~」:「付いて、付属して」。
made from」は原料を示す。「made」は過去分詞だから、「Warhen Sash」を修飾する。
【我が社のヒーロー1人への、どのCOMESAVEME寄付には、ウォーヘンのサッシュが無料で付いてくる! 100%、本物のポリラデックス製だ!】→【我が社のヒーローの一人へでも、COMESAVEMEを通じて寄付すると、漏れなくウォーヘンのサッシュが付いてくる! 100%、本物のポリラデックス製だ!】
Sashes may be years late to deliver as is the professional norm.
「to deliver」が「late」なので、名詞的用法。
「as」の後に動詞「is」があり、主語になる語がみあたらないから、この「as」は関係代名詞。
「norm」は日本語のノルマでは意味が通じない。「規範、基準」の意味。
「deliver」は「配達する、届ける」
【サッシュは、プロフェッショナルの基準として、配達が何年も遅れることがあるかもしれません。】→【プロの職人の手作りのため、サッシュのお届けが何年も遅れる場合があります。】
No refunds.
「no+$${名詞}$$」:「$${名詞}$$はない」。
【払い戻し無し】→【返金不可】
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