Radio18s第13回『ヤクザと家族 The Family』
<概要>
綾野剛の演技!舘ひろしぃぃ!!!今回扱うのは『ヤクザと家族 The Family』です!ヤクザ映画と聞いて身構える人もいらっしゃるかもしれませんが、しかし、ご安心ください!劇中ではボコボコ殴り合いますが、ラジオの中は平和的対話しかありません。しかもすぐ手打ちになりました😊
<タイムテーブル>
0:00:00- オープニング
0:03:12- 本編
0:04:22- 感想(ネタバレなし)
0:14:00- 感想(ネタバレあり)
1:15:37- 次回扱う映画は!?
1:17:32- エンディング
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<参照作品>
・藤井道人監督の前作 radio18s 第4回でも扱いました。
・時代の変化について描いた作品
・『ヤクザと家族』と同じテーマの作品(未ソフト化)
・ギャングの栄枯盛衰についての映画
<収録後記>
角田です。収録後記なるものを初めて書いてみました。
この回は、僕たちの言葉で言うところの「喧嘩」ができた回だと思っています。もちろん本気の口論ではなくて、作品をめぐって意見が割れ互いに反論し合うラジオといった感じです。今作では、舘ひろしはヤクザの組長に見えるのかや、出所した元ヤクザの山本(綾野剛)が辿る末路についてはっきりと意見が分かれました。個人的には、「喧嘩」が起こるのは複数人でラジオをやる醍醐味であると思います。同じ映画でもその感想は当然十人十色であり、メンバーそれぞれが自分の色を一歩も引かずに放出して混じり合う時間の興奮は、ラジオを収録している時でしか味わえないものです。ヤクザ同士の繋がりが「家族の絆」と称される一方、それがカタギになっても自らを縛る「呪い」にもなってしまうと自分は解釈しましたが、それとは全く違う見方をしていた他メンバーとの議論は大変刺激的でした。
番組開始当初は、みんなが同じ意見になってしまい話が膨らまなかったり、各々が思うところがあっても上手く話の流れに繋げることができなかったりして、盛り上がりにかけるラジオになりがちで、そこを歯痒く思っていました。それに比べると、今回のラジオは随分とみんな激しく言葉を交わすようになったなと思います。時に血で血を洗うヤクザ同士の抗争のようにヒートアップした議論、、になることはできる限り避けたいですが。でもやはり、一人で見る分には面白い映画もつまらない映画もせいぜいfilmarksで少し長いレビューを書いて満足してしまうのですが、収録を通して自分と異なる意見をぶつけられ、では自分はどう感じるのかを考える作業というのは案外意義のあることだなと最近考えています。
それにしても次々とオリジナル脚本の企画を実現させる藤井道人監督は、今の日本映画界ではとても貴重な存在ではないでしょうか。どうしても人気漫画原作や人気ドラマ実写化など安全牌が優先される中、自分の作家性を追求する監督は、作品毎の好き嫌いは別として応援したくなります!
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