高崎市公設学童の存在意義
来年度の応募が始まり、連日見学や説明会などご連絡頂いております。
既に、15人以上の申し込みがあり、規模がかなり多くなることが予想されます。
radical放課後児童クラブでは、規模拡大に伴い安心・安全の強化はもちろん、
児童が増えることでの快適さの低下がないよう、来年度に向けて更なる環境整備を検討しております。
さて、本記事では、来年度の応募状況から感じる公設学童への不穏感を記述したいと思います。
通常、うちのような民間学童では、公設学童の審査に落ちてしまったご家庭が利用してくださるケースと、理念に共感頂いた方が利用してくださるケースがほとんどです。
しかし、来年度の利用希望者の雰囲気は少し違うのです。
見学に来て頂いたほとんどの方が新一年生で、
『学校内の学童の雰囲気では、子どもを預けられない。』
『体を動かすような遊びをしているのを、見たことがない。』
『夏休み期間などは、預かり開始時間が遅すぎて、送っていけない。』
『終わりの時間が早すぎて、迎えが間に合わない。』
『仕事があるから預けるのに、保護者の負担がまともに働いていられない。』
と、おっしゃいます。
1.2個目に関しては、その学童の考え方、気温によっては外遊びができないなど
致し方ない部分はあると思います。
しかし、3.4個目に関しては、確かにおかしいなと共感できます。
現場で働いている人間としては、システムが保護者のためになっていないことど一瞬で理解できます。
現にradicalでは、夏休みほぼ毎日10〜12時間児童と一緒に過ごします。
一般的に9時〜17時の仕事の保護者でも、通勤を合わせれば10時間仕事の時間です。
でも実際には、8時〜18時や、8時半〜18時半など職場も大いにあります。
にも関わらず、開所時間が8時〜18時半などと設定されている公設学童があります。
どういう考えでそう設定されるのでしょうか?
世論、賛否両論、どんな分野においても様々ありますが、
これは、一種の男女差別なのでしょうか?
「男の残業は仕方ないけど、女は9時〜17時の間しか仕事しかするな。」
みたいな感じでしょうか?
「女が長く働くなら、男が調整しろ」みたいなことですか?
今の世の中、男女の格差もなくなり、性別関係なく同じ仕事を同じ給料でできて、活躍の場も均等になってきていますよね?
だったら、両親ともに長時間の勤務、または残業もあり得ますし、
それだけ社会で活躍しているってことですよね?
別に、子どもを放っておいてるわけでは無いですし、
子どもの将来のために今頑張ってるんですよ。
それをサポートできる環境が学童では無いのですか?
お預かりしている時間内は、保護者に代わって児童の成長に尽力し、
家庭の負担をなるべく減らしていくことが、
その児童の将来に繋がると私は考えます。
高崎市の公設学童の見直しを検討するべきでは無いでしょうか?
これは現場に出ている先生ではなく、管理する側の責任だと思います。
本来必要とする保護者が利用できない環境になっていますよ。
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