原爆

忘れもしない
今年の初めにみた衝撃を

一度は訪れてみたいと思っていた場所のひとつ

広島原爆ドーム

あの衝撃は今でも昨日のように思い出すような感覚
展示されていた展示一つ一つからあの当時の恐怖を思い起こさせる

負の惨劇で片付けてしまえば簡単かもしれない
もちろん落とした側はわるいかもしれない
非があるのは確かだろう

しかしなぜ原爆を落とさないといけなかったのか
それに至ってしまった経緯はなんなのか
始まりをたどれば始めた方が悪いのか

僕は決してそうではないと思う
どちらも被害者だし加害者だ
尊重しなければならないし、謝罪しなければならない
過ちを繰り返さないための、繋ぎを絶ってはいけない

僕は原爆の恐ろしさをわからない
確かに展示からはその恐ろしさは伝わったかもしれない
もうこんなことはしてはいけないと感じたかもしれない
それで終わるのが現実で
時が経てばその感覚はいずれ薄れていくだろう
今このようにして文字に起こしていることも
意味をなしているのかもわからない

けれど少しだって
微塵だって
思うことはできる
少なからず、何もしらない自分の時より
確実に今の方が考えることは増えただろう

今の情勢であのときよりはギリギリの世界線は乗り越えた
しかしそれは時間が先延ばしにしただけで
いずれはまたその時が訪れるだろう
そのときだけ
その瞬間を思うのではなくて
少しでもいいから
常に頭の片隅で考えられるようでいたい

哀悼の意と黙祷を

2020/08/06

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