「〇〇が攻めてきたら」の問答に欠けている視点
こんにちは、フェミイさんなのだ!今日は政治的に思うこと書いていくのだ。
さて、フェミイさんは日本共産党員でもあるのだ。代々木派のね。そういうなかで色んな立場や組織の人と話したうえで「敵の出方論」について個人的に考えたことを書いていくのだ。あくまで個人としての意見だから党公式の見解ではないから暇つぶしにでもみてもらえると助かるのだ。
敵の出方論って?
まずそもそも「敵の出方論」ってなによ?という話からなのだ。
敵の出方論は「日本での革命方針は支配層の対応次第である」という方針なのだ。
具体的にいうと基本的には議会を通しての革命を行う
ただしこれは完全な平和革命論ではなく「敵(支配層)が反民主主義的で暴力的な政治運営を強行していたのなら暴力革命もありうる」という方針なのだ。
これを根拠に公安調査庁は「共産党は完全には赤色テロ方針を放棄していない」とみなし破防法調査団体として監視を行っているのだ。
「民主主義の敵」と言うけれど
ここから私見なのだ。
現在党中央委員会は敵の出方論という言葉は使ってないのだ。
敵の出方論の想定について当時所属していた地区委員会の書記長に聞いてみたのだ。
フェ「敵の出方論って具体的にはどんなことがあったら武器を取りうると思うのだ?」
書「そうだねえ。議会制民主主義がもはや機能しなくなった時かな。具体的にはナチスの全権委任法みたいなのができたらとか、あとはクーデターで軍事政権になったりとか」
ここで思ったのだ。
日本共産党員が武器を取るときには既に「守られるべき民主主義」は存在していないのだ。
〇〇が攻めてきたら?攻められたあとは?
よく憲法9条や安全保障に関する議論で右寄りの人はわれわれ左寄りにこういうのだ。
「中国が攻めてきたらどうするんだ!外交努力というが攻められたら終わりなんだぞ!」と。
この問いかけについては既にたくさん議論されているのだ。そこで別な視点から考えたいのだ。
外交努力を尽くしても万が一攻められてしまうことがあったら、というの悪いシナリオ想定した振る舞いに一理はあるのだ。
それなら悪いシナリオ対策を徹底すべきなのだ。
日本は再軍備して有事に備えるべし。ではその備えも破られて日本が降伏することになったら?植民地にされたり傀儡政権ができたりという想定は容易にできるはずなのだ。
そんな「民主主義が毀損された政体」にもなお従い抵抗をすべきでない、と右寄り諸君はいいたいのか問いたいのだ。「自由民主党革命委員会」とか作って中共のごますりを続けるのだ?それが愛国なのだ?
保守も革新も武器を取り祖国を取り戻したフランス
時は遡ること第二次世界大戦。フランスはナチス・ドイツに降伏。北部を占領地とされ南部にはヴィシー・フランスという傀儡政権ができたのだ。
この傀儡政権を認めずレジスタンスとなった人々もいたのだ。主な勢力はフランス共産党と保守主義者であるド・ゴールの私兵なのだ。
ドゴール将軍も共産党もヴィシー・フランスにしてみれば「テロリスト」なのだ。しかし祖国のために死力を尽くしたのがどちらかは明白なのだ。
他の政党はどうすんの?
話を「敵の出方論」に戻すのだ。これを公言し日本共産党は警察権力に敵視されるに至ったのだが、他の政党は「最悪を想定したら」どうするのだ?
最後までたたかう?傀儡政権に従う?それとも平和的抵抗だけにする?どちらにせよ「愛国」を他者に迫る勢力こそ我が身をどうするのか決めてもらいたいのだな。